オープンアプリプレイヤーはKDDIが提供するBREWプラットフォームに対応したau携帯電話の一部に搭載されるJavaアプリケーション再生用EZアプリ(BREW)の名称である。 技術的な詳細仕様が ⇒KDDIのEZファクトリーにて公開されている。 (2014年12月現在)※同キャリア向けの2007年春モデルから一部の機種にOAPが搭載されている。
概要
オープンアプリプレイヤー(以下OAP)とはJavaアプリ管理を行えるApplication Management Software(AMS)とJava仮想マシンを組み合わせたものとなっている。
Java Platform, Micro Edition(Java ME)準拠、コンフィギュレーションはConnected Limited Device Configuration(CLDC) 1.1、プロファイルはMIDP(Mobile Information Device Profile)を採用している。
KDDIが言うオープンアプリとは、実態としては、CLDC1.1/MIDP2.0に対応したJavaアプリのことである。
CLDC1.1/MIDP2.0の仕様の忠実な再現を目指しており、特別な拡張などは行っていない。
Untrustedアプリしか対応していない。
MIDlet-<n>には対応しておらず、Jarに含める事が可能なアプリはひとつだけである。
通信については現在のところ1日3MBまでに制限されており、この制限を越えると、翌日の1時まで通信できなくなる。また、この制限にはJad/Jarファイルのダウンロードも含まれるため、注意が必要である。また、接続前に必ずユーザーに確認を行うのも特徴である。
2010年8月31日、通信制限の撤廃、コンテンツプロバイダーへの開放等が予定されていると発表された。[1]
EZアプリ (J)
EZアプリ(J)とはオープンアプリプレイヤーをベースとしており、アプリックスのJBlendで構築したJava VMを挟むことで、BREWプラットフォーム上でJavaアプリを動作させる。そして新たに3Dグラフィックの描画機能やアプリデータをSDカードに書き込む機能を追加したほか、メモリ容量やアプリのサイズを増やしている。また、従来のBREW版EZアプリ及びオープンアプリプレイヤーは1日最大6Mバイトまでの通信制限があったが、EZアプリ (J)に通信制限はない。2011年春モデルのT006より順次搭載された。
対応機種
カシオ計算機(CA)
W51CA・W52CA・EXILIMケータイ W53CA・W61CA・G'zOne W62CA・EXILIMケータイ W63CA
CA001・G'zOne CA002・EXILIMケータイ CA003・EXILIMケータイ CA004・CA007[2]
富士通東芝モバイルコミュニケーションズ(現・富士通モバイルコミュニケーションズ) Fujitsuブランド(F)
E09F・F001[2]
日立コンシューマエレクトロニクス(2009年6月以前は日立製作所)(H)
W51H・W52H・Woooケータイ W53H・W61H・Woooケータイ W62H・Woooケータイ W63H
Woooケータイ H001・Mobile Hi-Vision CAM Wooo(HIY01)
京セラ(K)
W53K・W61K・W64K・W65K
K002・K007・K009[2]・K011(K011 Zを含む)[2]
パナソニック モバイルコミュニケーションズ(P)
W52P・W61P・W62P(島耕作ケータイを含む)
P001
パンテック&キュリテル(パンテックワイヤレスジャパン)(PT)
W61PT
ソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズ(現:ソニー・モバイルコミュニケーションズ)(S)
W51S・ウォークマンケータイ W52S・W53S・W54S・Cyber-shotケータイ W61S・W62S・フルチェンケータイ re(W63S)・W64S・Walkman Phone, Xmini(W65S)
Walkman Phone, Premier3(SOY01)・Cyber-shotケータイ S001・G9(SOX01)・S002 ・BRAVIA Phone U1(SOY02)・URBANO BARONE(SOY03)・S007[2]・URBANO AFFARE(SOY05)[2]
三洋電機(大阪、現:京セラ SANYOブランド) / 鳥取三洋電機(現:三洋電機コンシューマエレクトロニクス)(SA)
W51SA・W52SA・W53SA・W54SA・INFOBAR2 (W55SA)・W61SA・W62SA・W63SA・W64SA