オーブンレンジ(和製英語: oven range)とは、オーブンと電子レンジを兼ねた調理器具[1][注釈 1]。コンビネーション(オーブン)レンジまたは電子レンジ機能付オーブンとも呼ばれる。電子レンジには出来ない「焼く」という調理を、電熱線やガス燃焼などの熱源でオーブンと同様に行う、オーブンと電子レンジの複合機。中には電子レンジ機能とオーブン機能を合わせた調理ができる製品もある[4][注釈 2]。この製品が現在では家電各社の電子レンジの主力となったが、価格の安さや簡素な使いやすさから、単機能の電子レンジおよびオーブンは今でもよく使われている。
オーブンレンジが普及しているのは、日本が中心である。欧米では、キッチンの電気コンロや電磁調理器などの下に、組み込み式のオーブンがある事が多い。このため、欧米では単機能な電子レンジが主流である。
オーブンレンジは、オーブンの同義語として使われることもある。また、オーブントースターとレンジを組み合わせた小型のものを「トースターレンジ」と呼ぶこともある。アイリスオーヤマの家庭用オーブンレンジで作るお菓子 日本では、1977年に三菱電機が業界初のオーブンレンジを発売している。
日本国内のオーブンレンジメーカー
パナソニック
シャープ
東芝ライフスタイル
日立グローバルライフソリューションズ
三菱電機
アイリスオーヤマ
象印マホービン
脚注[脚注の使い方]
注釈^ オーブンレンジは和製英語であり[1]、英語ではcombination microwave and (gas or electric bar) oven[2]。オーブンとして使用時にファンで熱風を強制対流させるタイプのものは、同じく英語でconvection microwave
^ 業務用にも同様の調理ができる製品があるが、電子レンジ単体での使用ができないものもある(例:フジマック「スーパージェット