オーバルトラック
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デイトナ・インターナショナル・スピードウェイ

オーバルトラック (oval track) とは、モータースポーツで使用されるサーキットの一種。楕円に近い形で、ストレートと傾斜角(バンク)がついたコーナーで構成される左廻りの周回路を指す。単に「オーバル」とも呼ばれる。
概要.mw-parser-output .ambox{border:1px solid #a2a9b1;border-left:10px solid #36c;background-color:#fbfbfb;box-sizing:border-box}.mw-parser-output .ambox+link+.ambox,.mw-parser-output .ambox+link+style+.ambox,.mw-parser-output .ambox+link+link+.ambox,.mw-parser-output .ambox+.mw-empty-elt+link+.ambox,.mw-parser-output .ambox+.mw-empty-elt+link+style+.ambox,.mw-parser-output .ambox+.mw-empty-elt+link+link+.ambox{margin-top:-1px}html body.mediawiki .mw-parser-output .ambox.mbox-small-left{margin:4px 1em 4px 0;overflow:hidden;width:238px;border-collapse:collapse;font-size:88%;line-height:1.25em}.mw-parser-output .ambox-speedy{border-left:10px solid #b32424;background-color:#fee7e6}.mw-parser-output .ambox-delete{border-left:10px solid #b32424}.mw-parser-output .ambox-content{border-left:10px solid #f28500}.mw-parser-output .ambox-style{border-left:10px solid #fc3}.mw-parser-output .ambox-move{border-left:10px solid #9932cc}.mw-parser-output .ambox-protection{border-left:10px solid #a2a9b1}.mw-parser-output .ambox .mbox-text{border:none;padding:0.25em 0.5em;width:100%;font-size:90%}.mw-parser-output .ambox .mbox-image{border:none;padding:2px 0 2px 0.5em;text-align:center}.mw-parser-output .ambox .mbox-imageright{border:none;padding:2px 0.5em 2px 0;text-align:center}.mw-parser-output .ambox .mbox-empty-cell{border:none;padding:0;width:1px}.mw-parser-output .ambox .mbox-image-div{width:52px}html.client-js body.skin-minerva .mw-parser-output .mbox-text-span{margin-left:23px!important}@media(min-width:720px){.mw-parser-output .ambox{margin:0 10%}}

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オーバルの走路は「サーキット」ではなく、陸上競技自転車競技の施設のように「トラック[要曖昧さ回避]」と呼ばれる。施設の多くはアメリカ合衆国(以下アメリカと略)に存在し、現地では主に「?スピードウェイ[1]」「?レースウェイ」といった名称がつけられている。基本的に左回り(反時計回り)に走行するが、これはアメリカの競馬場の多くが左回りであり、かつてアメリカでは競馬場を利用したモータースポーツが盛んに行われていたためである。

アメリカのモータースポーツは広大な平地にオーバルトラックを作り、スピードとスリルを味わうエンターテインメントとして発達した[2]。ヨーロピアンタイプのロードコースが(加減速などの)コーナリング技術を要求するのに対し、オーバルトラックは基本的にブレーキギアチェンジのような操作を行わず、ガスペダルの強弱と僅かなステアリング操作のみで、いかに平均速度を高く維持したまま走行できるかを競い合う場となっている。

基本的にストレートを高速コーナーで結んだ単純なレイアウトであるため、「同じ所をぐるぐる回っているだけで面白いのか」という印象を持たれがちであるが、オーバルを高速で走り続けるためには独特のテクニックや作戦、駆け引きが必要とされ、その奥深さがオーバルレースの魅力を生んでいる。
用語

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以下は、オーバルトラックについて説明する上で使われる用語である。
ターン
ロードコースでいうコーナーのこと。△番目のターンであれば"ターン△"と表現する。コースに4つのターンがある場合、多くのオーバルではターン1とターン2、ターン3とターン4がひと続きになっている。(例外は後述する)
シュート
短いストレートのこと。オーバルトラックは、コース形状によって複数のシュートをもつ場合がある。
バンク
各ターンに設けられた傾斜のこと。オーバルトラックの場合、10度未満から30度を超えるものまで角度は様々だが、これにより車両は遠心力に抗してスピードを大きく落とすことなく走行できる。中でもコース内側から外側にかけて角度が高くなるものを「プログレッシブバンク」と呼ぶ。バンクが低いトラックは、走るラインが限定されることから「ロードコースライク」と言われる。コース内側と外側に高低差があるため、ロードコースにおける「イン」は「ロー (low) 」、「アウト」は「ハイ (high) 」と表現される。
インフィールド・セクション
オーバル部分の内側に設けられるロードコース。オーバルの一部と接続して使用する。デイトナ24時間レースを行うデイトナ・インターナショナル・スピードウェイが有名。
SAFERバリア
SAFERウォールとも。SAFERは Steel And Form Energy Reduction の略称で、鉄と強化発泡スチロールで構成されるエネルギー吸収剤をコースの壁面に設置して使われる。1998年にネブラスカ大学リンカーン校IndyCar(当時のIRL)が開発し、2002年のインディ500より運用が開始された。
キャッチフェンス
SAFERバリアの上に設けられるフェンス。マシンがクラッシュした際、車体や破損した部品が観客席に侵入しないようにするためのもの。
ワイド
複数のマシンが横並びでターンを旋回すること。2台の場合はツーワイド、3台の場合はスリーワイド。
タイト/ルーズ
タイトはフロントのグリップ不足、ルーズはリアのグリップ不足を意味する。これらの問題が出たとき、後述にあるようなレーシングカーはエアロパーツや足回りの微調整をピット作業中に行える仕様になっている。なお、ルーズはダウンフォースの不足や前後バランスの不調に起因するオーバーステアを表す意味でも用いられ、この場合は対義語のアンダーステアはプッシュとも呼ばれる。
フルコースコーション
コース全域で追い越し禁止の状態。各車はペースカーの後ろで隊列を組み、コーション解除まで低速走行を行う。オーバルではこのときにピットに入ることが、レースを有利に進めるうえで重要である。「クラッシュによってマシンの破片や燃料がコース上に散乱する」「大きい又は鋭利なゴミがコースに落ちている」などの危険時に発動されるが、レース展開が単調なときに盛り上げの意味で使われる場合もある。フルコースコーションの間はメインポストでイエローフラッグが振動され、レース再開の際にはグリーンフラッグが振られる。
分類

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路面による分類ダートトラックボードトラック
ダートオーバル
ダートトラックレース」も参照ダート(土や砂)を敷き詰めたトラック。草レースレベルのものからアメリカ各地に存在する。コーナーではカウンターステアを当てながらマシンを横滑りさせて走行するテクニックが必要。
ボードトラック
詳細は「en:Board track racing」を参照木材で組んだ梁の上に木板を敷き詰めたトラック。1910年代から1920年代にかけて盛んに建築され、52度のバンクがある高速トラックもあった[2]。しかし、路面の腐食や火災による焼失などのリスクがあり、大恐慌と前後して姿を消していった。
舗装路
インディカーNASCARなどのハイスピードレースを行うコースは、路面がアスファルト舗装されている。当記事では主にこの類のトラックについて説明している。かつてのインディアナポリス・モーター・スピードウェイのように煉瓦敷きというトラックもあった。インディアナポリスの「ブリックヤード」という通称は当時の名残りである。
コース長による分類
ショートトラック
全長が1
マイル(約1.6km)以下のオーバルトラック。中でもブリストル・モーター・スピードウェイマーティンズビル・スピードウェイのような0.5マイル程度のものは「ハーフマイル」と呼ばれる。
ワンマイル・オーバル
ショートトラックの中でも全長1マイルのもの。その多くは低いバンク角を持つ。
インターミディエイトトラック
全長1マイルから2マイル程度のオーバルトラック。多くは1.5マイルと切りの良い長さで作られており、アメリカ国内にあるオーバルの半数弱がこの類に属する。


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