オーストラリア英語
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「豪語」はこの項目へ転送されています。一般名詞については「wikt:豪語」をご覧ください。

オーストラリア英語

Australian English
話される国オーストラリア
創案時期2012
話者数1650万人
言語系統インド・ヨーロッパ語族

ゲルマン語派

西ゲルマン語群

北海ゲルマン

アングロ・フリジア語群

英語

オーストラリア英語






表記体系ラテン (英語アルファベット)
統一英語点字[1]
言語コード
ISO 639-3?
Glottologなし
 

注意: この表にはユニコードで記述されたIPA発音記号が含まれているかもしれません。

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オーストラリア英語(オーストラリアえいご、英語: Australian English)、またはオーズィー英語 (Aussie English) は、オーストラリアで話される英語である。イギリス英語単語つづりを基本とする。米語(アメリカ英語)などに倣って豪語とも書かれる。
由来

オーストラリア英語の発音は、初期のオーストラリア移民の多くが話していたコックニーロンドンの下町訛り)の継承と考えられているが、英国領であったアイルランドの影響も含まれる。第二次世界大戦後、テレビ番組やソフトウェアによってアメリカ英語からの影響も現れ始めた。TOEICでもオーストラリア英語を含むリスニング試験が実施されている。方言は地方によって分類されるより、階級や学歴で分類されることが多い。Cultivated(RPに近いという)、General、Broadとよばれる発音が確認されているが、シドニー地方の若年層ではGeneralのみが広まっているといわれている。
準拠

オーストラリア英語の綴りは、マックワーリー辞書(Macqarie Dictionary)、オックスフォード英語辞典オーストラリア版(Australian Oxford Dictionary)などに準拠して大学、政府関係部署、裁判所などでは行われている。
単語

イギリス英語単語を基本とする。例:lift(アメリカ英語ではelevator)、takeaway(同to go、もしくはtakeout)、flat(同apartment)、petrol station もしくは service station (同gas station)など。
つづり

イギリス英語つづりを基本とする。例:centre(アメリカ英語ではcenter)、colour(同color)、realise(同realize)など。ただし例外として、jailのように、アメリカ英語のつづりと一致するものもある(英:gaol)。
発音

オーストラリア英語の会話スピードは比較的遅く、米英豪新4か国の話者の中では最も遅いという研究結果もある[2]

オーストラリア英語の発音には大きく分けて3つのタイプがあり、以下に述べる特徴も、Broadでは強く、Generalでは薄く、Cultivatedは非常に薄くなる。

アルファベットのA(エイ)の発音には個人差があり、アメリカ英語のような「エイ」から、「エイ」と「アイ」の中間、「アイ」に近いもの、「エイ」と「アイ」の区別がほとんど分からないものまである。

発音としてのA【"e?"(エイ)】が"a?ないしa?" [「アイ」もしくは「エァイ」]となる傾向があり、アルファベットのI、もしくは【"a?"(アイ)】の発音は「オイ」[オの発音は鼻にかかる]に近い傾向があり、アルファベットのE、もしくは【"j?"(イー)】の発音は「ェイー」に近い。

アルファベットのH(エイチ)は「ヘイチ」に近い発音で呼ばれる。「イア(例えばhereに含まれる)」の音は(二重母音ではあるが)日本語の発音に近い。

母音のあとに続く"r"は、イギリス英語と同じく、日本語の伸ばす音と似たようなものと化し、アメリカ英語のような"r"を発音する言い方をしない(Rドロッピング)。([英]k??/k??(r) [米]k??r)

"car is"のときに "k?? ?z"ではなく、"k??r?z"となるようなRリンキングはしばしば話され、よく耳にする。

母音と母音の間に[存在しない"r"]の挿入が行われることがある(America is→America-ris)。

語彙・言い回し

挨拶では"Hello"の他に"G'day"(なまりの強いBroad発音では「グダイ」に近い。Good dayの極端な省略)もよく使われる。

"No worries"は"Thank you"や"Sorry"に対する返事としてよく使われる。

上記の表現の後に、"Mate"(発音は「マイト」に近い)がつくことが多い("G'day, mate", "No worries, mate"など)。“朋輩” “ご同輩”程度の意味で、主に男性がよく使う。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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