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を翻訳することにより充実させることができます。(2023年8月)翻訳前に重要な指示を読むには右にある[表示]をクリックしてください。オーストラリア大陸(オーストラリアたいりく)は、地球の南半球のオセアニアに位置する大陸である。その面積は6つの大陸のなかで最小である。全土がオーストラリア領であり、東は太平洋、西と南はインド洋、北はアラフラ海に面している。「豪州大陸」や「豪大陸」と略されることがある[1][2]。 現在のオーストラリア大陸の位置は中緯度高圧帯の付近にあり、特に冬季(7月頃)はほぼ直下に当たるため、常に乾燥した気候となっている。さらに、大陸の最東部に大分水嶺山脈があり、太平洋から水分を含んだ空気はここで大量の雨を降らして水分を失うため、その西には乾いた風を吹き降ろすこととなり、大陸中央部はさらに乾燥している。この結果、砂漠気候(BW)が約3割、ステップ気候(BS)も含めた乾燥地帯は5割を超える。しかし、大分水嶺山脈に降った雨は地下水となって山脈西部へも流れ下っているので、気候は乾燥しているものの、地下水を汲み上げることで牧畜などを行うことも可能である。なお、大陸の西部は大半が乾燥した砂漠や荒野で、人口のほとんどは比較的降雨のある海岸部の都市周辺に分布している。オーストラリア大陸には大分水嶺山脈のような山地も見られるものの、全体として浸食の進んだ平坦な大陸であり、オーストラリア大陸の最高峰は、大分水嶺山脈(古期造山帯)に存在する、標高2228mのコジオスコである。そして中部からは西部には極めて古く安定したオーストラリア楯状地が位置する。さらにごく一部ながらピルバラクラトンのような20億年以上も前に形成された岩石が残っている部分も存在する。太平洋沿岸のサンゴ礁「グレートバリアリーフ」や、浸食によって形成されたウルル(別名、エアーズロック)など、世界的な観光名所も多い。 オーストラリア大陸は、ゴンドワナ大陸から分離してできたと言われている。ゴンドワナ大陸は、まず西ゴンドワナ大陸と東ゴンドワナ大陸とに分裂し、このうちの東ゴンドワナ大陸がさらに分裂して、現在の南極大陸、オーストラリア大陸、インド亜大陸などができたとされている。ところで、西ゴンドワナ大陸が分裂してできたとされている現在のアフリカ大陸はユーラシア大陸と、現在の南アメリカ大陸は北アメリカ大陸と陸続きになってしまった。これに対してオーストラリア大陸の場合は、氷期にはニューギニア島と地続きであった期間などがあるものの、長らく孤立して存在していた。このため、他の大陸とは全く異なった進化の過程を経た動植物が多く存在する(詳細はオーストラリアの動物相並びにオーストラリアの植物相を参照のこと)。 ヒトは4万年以上前にスンダランドより移住してきたと言われ、その子孫がアボリジニ(先住民)である。
概要
面積 - 約759万4700平方km
海岸線の長さ - 約19500km
肢節量(大陸面積と同面積の円の円周の長さに対する、海岸線の長さの比) - 2.01
沙漠の面積 - 約137万平方km
平均標高 - 約340m
歴史
形成史
ヒトとの関わり
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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