オンボード
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この項目では、コンピュータ用語について説明しています。モータースポーツなどのオンボードカメラについては「車載動画」をご覧ください。

オンボードは、特にパーソナルコンピュータ (PC) においてマザーボード基板上に直接接続された形態で提供されるデバイス、またはそのデバイスによって提供される機能のことである。俗にオンボなどと略称される場合もある。
概要

PCシステムにおいて、マザーボード基板上に直接接続されたデバイスにより提供される機能をオンボードと呼称する。ただしマザーボード上に搭載されるシステムチップセットにより実現される機能のうち、ごく標準的になっている機能は特にオンボード機能とは呼ばれない場合も多い。(例:シリアルポートコントローラやUSBコントローラなど)
歴史初期のPC/AT互換マザーボードの例。

PC/AT互換システムの普及当初、システムの中核を成すマザーボードはシステムチップセット以外にCPUおよびメモリを搭載するためのソケットと、拡張カードを接続するためのISAスロット程度を搭載した、ごく簡単な構成のものであった。これは当時のPC/AT互換システムが可能な限り機能をコンポーネント化し、拡張カード上に分離していたためである。このため、当時は必須の各種レガシーI/OコントローラやIDEコントローラまでが拡張カードにより実装される状況であった。

しかしPCの普及に伴う低価格需要の高まりと半導体製造技術の進歩により、まず基本的な機能からシステムチップセットへの統合が進められた。これにより、拡張カードを必要とせずマザーボード上に実装されたデバイスのみで使用可能な機能オンボード機能が誕生した。またデバイス自体の小型化から、単体のコントローラチップをマザーボード上に搭載することで追加機能を付与する手法も誕生した。

以降、PCシステム自体の低価格化や省スペース需要の高まりにより、オンボード機能は積極的に用いられるようになっている[要出典]。
オンボード機能のメリットとデメリット.mw-parser-output .ambox{border:1px solid #a2a9b1;border-left:10px solid #36c;background-color:#fbfbfb;box-sizing:border-box}.mw-parser-output .ambox+link+.ambox,.mw-parser-output .ambox+link+style+.ambox,.mw-parser-output .ambox+link+link+.ambox,.mw-parser-output .ambox+.mw-empty-elt+link+.ambox,.mw-parser-output .ambox+.mw-empty-elt+link+style+.ambox,.mw-parser-output .ambox+.mw-empty-elt+link+link+.ambox{margin-top:-1px}html body.mediawiki .mw-parser-output .ambox.mbox-small-left{margin:4px 1em 4px 0;overflow:hidden;width:238px;border-collapse:collapse;font-size:88%;line-height:1.25em}.mw-parser-output .ambox-speedy{border-left:10px solid #b32424;background-color:#fee7e6}.mw-parser-output .ambox-delete{border-left:10px solid #b32424}.mw-parser-output .ambox-content{border-left:10px solid #f28500}.mw-parser-output .ambox-style{border-left:10px solid #fc3}.mw-parser-output .ambox-move{border-left:10px solid #9932cc}.mw-parser-output .ambox-protection{border-left:10px solid #a2a9b1}.mw-parser-output .ambox .mbox-text{border:none;padding:0.25em 0.5em;width:100%;font-size:90%}.mw-parser-output .ambox .mbox-image{border:none;padding:2px 0 2px 0.5em;text-align:center}.mw-parser-output .ambox .mbox-imageright{border:none;padding:2px 0.5em 2px 0;text-align:center}.mw-parser-output .ambox .mbox-empty-cell{border:none;padding:0;width:1px}.mw-parser-output .ambox .mbox-image-div{width:52px}html.client-js body.skin-minerva .mw-parser-output .mbox-text-span{margin-left:23px!important}@media(min-width:720px){.mw-parser-output .ambox{margin:0 10%}}

この節には独自研究が含まれているおそれがあります。問題箇所を検証出典を追加して、記事の改善にご協力ください。議論はノートを参照してください。(2013年3月)


メリット

部品点数の減少および製造工程の簡略化による低価格化

実装面積および体積の小ささによる省スペース化

拡張カードの接触不良による動作不良の減少

マザーボードとデバイスの相性問題の減少(基板設計時に相性が検討される)

PCIなどの標準仕様に従わない接続による高性能化。


デメリット

故障率の増大(当該部品の故障がボード全体の故障となりうる)

故障時の修理コストの増大(部品点数が増えるため)

拡張性の低下(バスの占有、オンボードデバイスと拡張デバイスの競合など)


オンボードで提供される主な機能
グラフィック「オンボードグラフィック」を参照
サウンドHD Audio対応コーデックチップの例

サウンド機能は比較的早くからオンボード化が進められた非必須機能のひとつであり、現在ではほとんど全てのシステムでオンボードのサウンド機能を搭載している。

単体コントローラチップを用いる手法と、チップセットに統合された機能を用いる手法が主に存在するが、特殊な例としてサウンド機能をCPUに統合したサイリックスMediaGXやグラフィックチップに統合したNeoMagicのMagicMedia 256AVなども存在する。
チップセット統合機能によるオンボードサウンド機能


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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