オレってピヨリタン
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『オレってピヨリタン』は、高崎隆漫画作品。『月刊少年チャンピオン』で連載された。
あらすじ

この物語の主人公は私立武双学園中学の生徒、池田順。彼は覗き痴漢常習犯である。しかし不思議なことに女子からの苦情はほとんどなく、むしろ彼を支持する声の方が多い。その理由は彼が「ピヨリタン」という特殊な能力を持っているからであった。
用語
ピヨリタン
池田順が持っている特殊能力。その効果は、彼に身体を触られた女性は頭の中がピヨピヨといった感じの状態になり快感を覚える。また、それを受けた女性は色気が増して魅力的になる。そのためこれが病みつきになる女性は少なくない。彼が体調不良の時にはその効果を発揮しない。花粉症の薬を大量に飲んだ時には力が暴走し、手に触れただけで女性の服がばらばらに裂けてピヨピヨになってしまう威力を発揮した。またピヨリタンは全ての女性に効果があるわけではなく、稀に効かない女性もいる。名前の由来は
ピューリタン(清教徒)。ピューリタンが訛ってピヨリタンになった。ピューリタンのごとく汚れのない清らかな心でこの特殊能力を使うことからこの名前がつけられた。尻尾のような後ろ髪を掴まれると力を失うのが弱点。
ピヨリタンをする
池田順が女性の身体を触り、その女性をいい気持ちにさせること。
ピヨリタン日記
池田順がつける日記。彼が今までにピヨリタンをした女性のスリーサイズ、体形、身体の各部分の詳細説明などのデータが記載されている。彼のクラスの女子のデータはほとんど載せられている。またこの日記に自分のデータを載せてほしいがために自分からピヨリタンされようとする女性もいる。もともとはピューリタン日記という名前だったが、ピヨリタン日記に変更された。
登場人物
メインキャラクター
池田順(いけだ じゅん)
この物語の主人公。私立武双学園中学の2年3組の生徒。女性の身体を触ることでその女性をいい気持ちにさせる「ピヨリタン」という特殊能力を持つ。趣味は覗きと痴漢であり、女子更衣室を覗いたり女子の身体を触ったりする(ピヨリタンをする)。その後に彼が今までにピヨリタンをした女性のデータを「ピヨリタン日記」に書き込んでいる。彼に身体を触られてもいい気持ちになり快感を味わわせられるため女子からの苦情はなく、大半の女子から支持されている。しかし彼は決して下心は持っておらず、ピューリタンのごとく純粋な気持ちでピヨリタンをして楽しむ。そして女性ならば誰にでもピヨリタンをするわけではなく、魅力的な女性にしかピヨリタンをしない。そして彼が本当に好きな女性には決してピヨリタンをしない。そのため彼の幼馴染の工藤美衣にはピヨリタンをしない。覗きをするときも彼女の裸だけは見ないようにしている。覗きをしているのが先生や女子にばれたときに逃げることで鍛えられたため、俊敏な動きと軽快なフットワークを持つ。得意なスポーツは
サッカー。趣味はテレビゲーム、虫取り、釣りだが、釣りの腕はイマイチ。尊敬する人物は池田亀太郎(デバガメ)。下着デザイナーの母を持つ。
工藤美衣(くどう みい)
この物語のヒロイン。順の幼馴染でクラスメート。順が唯一ピヨリタンをすることができない女子で、順にとってピヨリタンのブレーキ的な存在でもある。プロポーションは抜群で水泳のときには男子に注目されるほど。順にはひそかに思いをよせている。しかし順は彼女にだけはピヨリタンをしないため、自分は順に嫌われているのかもしれないと誤解をしてしまうこともあった。自分が本当に好きな女性にはピヨリタンをしないという順のポリシーに気づいていないがための誤解だった。やがて順の告白によってその誤解も解けた。剣道部に所属していて剣の腕前は男を上回る。相手の刀を瞬時に奪い取る柳生秘伝「無刀取り」を習得している。また護身術にも長けている。家は剣道場で父親は道場の師範。真衣という5歳の妹を持つ。スリーサイズは不明。
エドワード兵庫助(エドワード ひょうごのすけ)
アメリカ人の父と日本人の母の間に生まれたハーフのような格好と言葉遣いをし、常に竹刀と日本刀を持ち歩いている。これは彼の父親が侍のファンで彼を侍のように育てたためだった。そのため日本の文化を少々誤解しているところもある。剣の修行が目的でアメリカから来日し、順の通う私立武双学園中学に転校してきた。剣道三段の腕前を持ち、敵の身体を斬らずに服だけを斬り捨てるのが得意。体育の先生と間違えられるような体格と容姿をしているが順たちと同じ中学2年生。ハレンチな男が嫌いではじめ順といがみ合ったが、しだいに慣れ親しんでいくようになる。女性が苦手で女性の裸体を見ると鼻血をふいて気絶してしまう。美衣の柳生秘伝「無刀取り」の前に敗れて以来、彼女を師として慕うようになるがその本人は迷惑している。
霧島百合子(きりしま ゆりこ)
私立武双学園中学に通う3年5組の女子生徒。中学生とは思えないほどの大人顔負けの色気を放って男を誘惑する。そのため「男殺しの霧島」という異名を持つ。またプロポーションも抜群で惚れる男も多く、今までにラブレターを貰った回数は数知れない。しかし好みのタイプは自分より年下の男なので全て断っている。格闘技にはまっていて得意技は「かかと落とし」。他の女子がピヨリタン日記に載っているにもかかわらず、自分のデータが載っていないことをひがみ、自分のデータをピヨリタン日記に書いてもらおうとするために得意の色気を使って順を落とそうとする。しかし順にとって美衣よりも魅力的な女性はいなく、大人びた色気も順には通用しなかった。それ以来、何かと順に近づいてくる。順のことを「ピヨリタン」と呼ぶ。はじめは一人称が「私」だったが、単行本4巻から「オレ」に変わる。スリーサイズはB88W61H87。
小暮雪(こぐれ ゆき)
私立武双学園中学に通う1年4組の女子生徒。みんなからは「ユキちゃん」と呼ばれている。その正体はネコ娘であり、初登場は普通の人間の姿だったが話が進むごとに顔は人間で身体は猫という二頭身の体型をした姿が多くなる。特技は超能力であり変身したり人や物を自由に操ったりすることができる。猫のごとく動きが機敏かつ相手に気配を感じさせないように行動するのが得意でよくスパイの役割もする。水泳が得意で泳ぎにかなり自信がある人でもなかなか追いつけないほど。順には気があるようでよく大胆な行動をして迫ってくる。順の幼馴染である美衣をライバル視し、色気で張り合ったりすることもある。ピヨリタンが効かず順も扱いには困っている。スリーサイズはB81W57H82。
大杉久美(おおすぎ くみ)
順のクラスの委員長。真面目かつガリ勉で典型的な秀才タイプの女子生徒。そのため周りからは近寄りがたい存在であり、順もはじめは彼女にピヨリタンをすることを拒んでいた。両親の離婚以来人間不信に陥り心を閉ざしてしまうが、順には他の人とは違う何かを感じ心を開く。学校での姿は仮の姿で本当は軽い性格で眼鏡を取ると美人。両親の離婚後、彼女は父と母のどちらと一緒に暮らすかを決められずアパートで一人暮らしをする道を選ぶ。しかし父の悪だくみによりアパートを追い出されて以後順の家に居候することになる。そしてそれが順やその母に迷惑になのではないかと感じ順の家を出て行き、美衣の家に引き取られる。最初は順の前でのみ本当の姿を見せるが、しだいに心を開いていき美衣たちの前でもその姿をあらわにするようになる。スリーサイズはB86W54H88。
相沢恵子(あいざわ けいこ)
美衣の友達。順には好意をもっていてことあるごとに色目を使って近寄ってくる。順にピヨリタンをされてピヨリタン日記にデータを書かれたあとにそのデータが少しでも間違っていたら自分から煽ってピヨリタンをさせてデータを書き直させるなど積極的なところがある。スリーサイズはB81W57H76。
泉田早苗(いずみだ さなえ)
美衣と恵子の友達。美衣と恵子と一緒に行動することが多い。順が職員会議にかけられそうになればかばったりするなどピヨリタンを内心支援している一面がある。夏に身体が急成長する可能性を秘めていた。スリーサイズはB79W56H82。
及川真理子(おいかわ まりこ)
順のクラスの担任教師。独身で彼氏イナイ歴○十年。外見どおり年はそこそことっているはずだが本人はその現実が認められず、自分は魅力的な女性であると思い込んで満足している。そのせいか年甲斐もなく派手な格好や露出度の高い格好をして周りから気味悪がられることも多々ある。順にはついで程度にピヨリタンされ、ピヨリタン日記には自分で書き込んだため一応載っている。美衣の父親である研吉には惚れていて、彼が夫婦喧嘩をして妻が実家に帰ったときを狙ってアタックするが失敗に終わった。順たちがどこかに遊びに行くときも一緒に混じって行動することも多く、誘われなかったときにはすねるなど子供っぽい行動を取ることもある。担当科目は英語。趣味は釣り。スリーサイズはB90W58H86(ただし本人が自分で書いたもの)。
池田香織(いけだ かおり)


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