オルヌ川
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オルヌ川
上の地図:ノルマンディーにおけるオルヌ川の位置
下:ラボダンジュ(フランス語版)で
延長170 km
平均の流量27.5 m³/s
流域面積2,932 km²
水源オルヌ県
水源の標高190 m
河口・合流先大西洋イギリス海峡
流域 フランス
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オルヌ川 (Orne)は、フランス北西部を流れる川。ノルマンディーにおいては、その長さと流れからセーヌ川に次いで重要な河川である。

オルヌはアルジャンタンの平野部を流れ、アティスにおいては花崗岩の険しい渓谷を行き、スイス・ノルマン(フランス語版)地方では頁岩砂岩の美しい渓谷を刻む[1]カーンのまちを流れ、暗渠化され、大きく豊かな生態系のある河口でイギリス海峡に注ぐ。

カーンの上流からアルジャンタンまでのオルヌ川を水路とする計画は、18世紀から19世紀初頭に提唱されていた。しかし、曳舟道を引くには大きな困難があった。川はところどころ浅いこと、巨大な岩の間を垂直に流れること、アンシャン・レジーム期から多くの技術者を落胆させてきたためである。フランス革命の混乱が収まった後に、ロワール川流域へ運河を掘削する計画が再び持ち出されるが、1850年代の鉄道到来で、河川をつなぐ野心的な計画は立ち消えとなった。

オルヌ川河口は、その多くの面積が1984年と2003年に沿岸保護庁によって買収された。優れた自然環境は常に自然の力で再生されるが、それは同時に人間の活動によって脅かされるものだからである。河口では、 Allium oleraceum、ムスカリの一種 Leopoldia comosa、キジカクシ科のOrnithogalum umbellatumなど、280種の植物が確認されている。
流域のコミューン

オルヌ県 -
セーアルジャンタン、エクシェ、ピュタンジュ=ポンテクルパン

カルヴァドス県 - ポン=ドゥイイー、クレシー、トゥリー=アルクール、カーン、ウイストラム

脚注^ Article de Max-Andre Brier, Guide des merveilles naturelles de la France, Selection du Reader's Digest, 1973, p. 366.

関連項目

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更新日時:2018年6月28日(木)10:01
取得日時:2019/01/05 06:15


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