オルヌ川
[Wikipedia|▼Menu]

オルヌ川
上の地図:ノルマンディーにおけるオルヌ川の位置
下:ラボダンジュ(フランス語版)で
延長170 km
平均流量27.5 m³/s
流域面積2,932 km²
水源オルヌ県
水源の標高190 m
河口・合流先大西洋イギリス海峡
流域 フランス
テンプレートを表示

オルヌ川 (オルヌがわ、Orne)は、フランス北西部を流れる川。ノルマンディーにおいては、その長さと流れからセーヌ川に次いで重要な河川である。

オルヌはアルジャンタンの平野部を流れ、アティスにおいては花崗岩の険しい渓谷を行き、スイス・ノルマン(フランス語版)地方では頁岩砂岩の美しい渓谷を刻む[1]カーンのまちを流れ、暗渠化され、大きく豊かな生態系のある河口でイギリス海峡に注ぐ。

カーンの上流からアルジャンタンまでのオルヌ川を水路とする計画は、18世紀から19世紀初頭に提唱されていた。しかし、曳舟道を引くには大きな困難があった。川はところどころ浅いこと、巨大な岩の間を垂直に流れること、アンシャン・レジーム期から多くの技術者を落胆させてきたためである。フランス革命の混乱が収まった後に、ロワール川流域へ運河を掘削する計画が再び持ち出されるが、1850年代の鉄道到来で、河川をつなぐ野心的な計画は立ち消えとなった。

オルヌ川河口は、その多くの面積が1984年と2003年に沿岸保護庁によって買収された。優れた自然環境は常に自然の力で再生されるが、それは同時に人間の活動によって脅かされるものだからである。河口では、 Allium oleraceum、ムスカリの一種 Leopoldia comosa、キジカクシ科のOrnithogalum umbellatumなど、280種の植物が確認されている。
流域のコミューン

オルヌ県 -
セーアルジャンタン、エクシェ、ピュタンジュ=ポンテクルパン

カルヴァドス県 - ポン=ドゥイイー、クレシー、トゥリー=アルクール、カーン、ウイストラム

脚注^ Article de Max-Andre Brier, Guide des merveilles naturelles de la France, Selection du Reader's Digest, 1973, p. 366.

関連項目

ウィキメディア・コモンズには、オルヌ川
に関するカテゴリがあります。

典拠管理データベース
全般

VIAF

国立図書館

フランス

BnF data

ドイツ

その他

IdRef


記事の検索
おまかせリスト
▼オプションを表示
ブックマーク登録
mixiチェック!
Twitterに投稿
オプション/リンク一覧
話題のニュース
列車運行情報
暇つぶしWikipedia

Size:5310 Bytes
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:undef