オルクス
90482 Orcus
ハッブル宇宙望遠鏡が撮影したオルクスと衛星ヴァンスの画像
仮符号・別名2004 DW[1][2]
見かけの等級 (mv)19.1(衝の位置にあるとき)[3]
分類太陽系外縁天体[1]
冥王星型天体候補[4]
軌道の種類冥王星族[5][6]
発見
発見日2004年2月17日[1][2]
発見者M. ブラウン[1][2]
C. トルヒージョ[1][2]
D. ラビノウィッツ[1][2]
軌道要素と性質
元期:2020年5月31.0日(JD 2,459,000.5)[1]
軌道長半径 (a)39.174 au[1]
近日点距離 (q)30.281 au[1]
遠日点距離 (Q)48.067 au[1]
離心率 (e)0.227[1]
公転周期 (P)245.19 年[1]
(89,557.237 日[1])
軌道傾斜角 (i)20.592°[1]
近日点引数 (ω)72.31°[1]
昇交点黄経 (Ω)268.799°[1]
平均近点角 (M)181.734°[1]
前回近日点通過1896年頃
次回近日点通過JD 2503347.642[1]
(2141年10月31日)
衛星の数1
物理的性質
直径910+50
−40 km[7]
917 ± 25 km[8]
質量(6.348 ± 0.019)×1020 kg[9]
(ヴァンスの質量を含む)
平均密度1.53+0.15
−0.13 g/cm3[8]
表面重力~0.2 m/s2
脱出速度~0.43 km/s
スペクトル分類中間的(Neutral)[10]
絶対等級 (H)2.31 ± 0.03[8]
2.41 ± 0.05[11]
アルベド(反射能)0.231+0.018
−0.011[8]
表面温度< 44 K[10](< -229 ℃)
色指数 (B-V)0.68[12]
色指数 (V-R)0.37[12]
■Template (■ノート ■解説) ■Project
オルクス[13](英語: 90482 Orcus)またはオーカス[14]は、エッジワース・カイパーベルトの中を公転する太陽系外縁天体である。約910 kmの直径を持ち、準惑星(冥王星型天体)に分類される可能性がある天体の一つである[7]。ヴァンスという大型の衛星を持っている。オルクスの表面は比較的明るく、そのアルベド(反射能)は約23%に達しており、表面の色は灰青色で水の氷が豊富に存在しているとされている。氷は主に結晶形で存在しており、これは過去の氷火山活動に関連している可能性がある。また、メタンやアンモニアなどの他の化合物も表面に存在する可能性がある。オルクスは2004年2月17日にアメリカの天文学者であるマイケル・ブラウン、チャドウィック・トルヒージョ、デイヴィッド・ラビノウィッツによって発見された[1][2]。