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統括団体世界野球ソフトボール連盟 (略称: WBSC)
種目数1 (男子)
大会
1896
1900
1904
1908
1912
1920
1924
1928
1932
1936
1948
1952
1956
1960
1964
1968
1972
1976
1980
1984
1988
1992
1996
2000
2004
2008
2012
2016
2020
2024
※斜体文字は公開競技またはエキシビション
メダリスト一覧
オリンピックの野球競技(オリンピックのやきゅうきょうぎ)は、夏季オリンピックにおける野球競技について述べる。 予選の上位チームが出場する。1996年アトランタオリンピックまではアマチュア選手の参加しか認められていなかったが、2000年シドニーオリンピックからプロ野球選手の参加が可能となった。野球を国技と位置づけるアメリカ合衆国やキューバの活躍が目覚しい。ただし、メジャーリーグベースボール(MLB)の各球団契約選手40人(40-manロースター)のうち、公式戦に出場できる25人(アクティブ・ロースター)は参加することはできなかった。 オリンピックでの野球は8カ国の総当たり戦から始まる。延長戦の上限は無いが、2008年の北京五輪では、IBAF国際大会ルールにより延長11回からのタイブレークが導入された。上位4カ国が決勝トーナメントに進出して予選1位と予選4位、予選2位と予選3位がそれぞれ対戦。勝者が決勝へ。敗者は3位決定戦に進む。尚、予選で敗退した4カ国はその順位が最終順位となる。 上記にあるようにオリンピックにはMLB選手(アクティブ・ロースター)は参加できなかった。出場しない理由として、開催時期が基本的にレギュラーシーズンの終盤に差し掛かり、プレーオフ進出チームの決定を左右する大事な時期であるために、試合の質を落とすことができないなどの問題がある。そのため、マイナーリーグ(40-manロースター含む)や独立リーグ所属選手、MLB入りが期待される大学生などがアメリカ代表として出場していた。なお、2021年に野球がオリンピックに復帰した場合には、準決勝および決勝に限りMLB選手(アクティブ・ロースター)を参加させる案を示していたものの、実現しなかった[1]。また2028年のオリンピックでの野球競技復帰決定に際して、MLBは「トップ選手の参加」を確約する文書を世界野球ソフトボール連盟(WBSC)に送っており、MLB選手会もこれに同意しているとした[2]。 オリンピックにおける野球競技は、1904年セントルイス大会で公開種目として実施されたのが初めてである。その後1912年ストックホルム大会、1936年ベルリン大会、1956年メルボルン大会、1964年東京大会、1984年ロサンゼルス大会、1988年ソウル大会で公開種目として実施されている。なお、1952年ヘルシンキ大会では、野球が開催国・フィンランドで発展した競技であるペサパッロが公開種目として実施されている。 1992年バルセロナ大会では正式種目として採用され、以後2008年北京大会まで5大会連続で実施された。しかし、2012年ロンドン大会では、野球の世界的な普及率が低いこと、女性の同一競技がないことなどを理由としてソフトボールとともに正式種目から除外され[3](後述)、同様の理由で2016年リオデジャネイロ大会でも実施されなかった。2021年東京大会では正式種目にならないことはIOC理事会で決定したものの、開催都市が追加できる追加種目として実施されることがIOC総会で決定した。2024年パリ大会では再び除外されることが決定した一方[4][5][6]、2028年ロサンゼルス大会では、開催都市提案の追加種目として開催が決まっている[7][8]。 夏季オリンピックの肥大化という現状にIOCは危機感を募らせ、2002年にオリンピックプログラム委員会が、近代五種競技とあわせ、環太平洋地域の特定地域以外では盛んに行われていない競技であるという理由で野球・ソフトボールに対して正式種目からの除外を勧告、その動きを受けた日本野球機構はIOCのジャック・ロゲ会長宛てに嘆願書をIOCに送付した[9]。
概要
大会方式
対戦方式
MLB選手不参加問題
歴史
正式種目除外
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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