オリンパス_OM-2
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オリンパス OM-2 Spot&Programボディ(レンズ:ZUIKO 35mm 1:2)

オリンパスOM-2(Olympus OM-2 )は、1975年11月オリンパスから発売されたOMシステム一眼レフカメラである。

オートで長時間露出撮影が可能となった機種[1]
概要

世界初のTTLダイレクト測光方式を採用。この測光方式は写真フィルムに現在まさに露光しているの量を直接測光するという新たな方式であった。それまではファインダー光路内にセンサーがある電子シャッター一眼レフカメラではミラーが上がると測光不可能となるために記憶装置にレリーズスイッチを押した時点の「古い光」を記憶させるしかなかったため、長時間露出を必要とする撮影で適正露出を得ることは至難の業とされていたが、これにより数10秒という長時間露出撮影すら自動露出で撮影できるようになった[1]

但しファインダーに表示されるシャッタースピード指針は既存の一眼レフカメラと同じくファインダー光路に設けられたセンサーによるものであるが、実際の露光はダイレクト測光のセンサーによって行われるため、ファインダー表示と実際の露出制御が異なるセンサーによって行われるため、ファインダー表示は「古い光による近似値」であるという欠点がある。

また、専用ストロボ装置と対応アクセサリーシュー[2]の使用により、カメラ本体で発光制御する「TTLダイレクト調光」をも可能にした。

さらにオプションのモータードライブ装着により秒5コマの高速連続撮影も自動露出で行える本格システムカメラの機能を備え、オート撮影のみならずマニュアル撮影も行える。13種のスクリーン、高速モータードライブはOM-1と完全共有のOMシステムを持つ[1]
仕様OM-2N(レンズ:ZUIKO 21mm 1:3.5)

型式:35mmフォーカルプレーン自動露出制御電子シャッター式一眼レフカメラ

大きさ

画面サイズ:24mmx36mm

重さ:690g(F1.8標準付)

感度連動範囲:

マウント:オリンパスOMマウント

フィルム巻上げ:レバー式

フィルム巻き戻し:クランク式

シャッター形式:電子制御式フォーカルプレーン

シャッタースピード:B,1,2,4,8,15,30,60,125,250,500,1000

モータードライブ使用可能

スクリーン交換可能

視野率97%

低音・低ショック機能

耐久性:10万回

[1]
価格

標準価格ボディ:76,000円、ブラックボディ:80,000円F1.8(50o)付:94,500円F1.4(50o)付:102,500円F1.2(55o)付:118,500円

[1]
脚注・出典[脚注の使い方]^ a b c d e 『アサヒカメラ』1977年6月号
^ 当初はクイックオート310及びアクセサリーシュー2、後にエレクトロニックフラッシュTシリーズ各機と直結の場合はアクセサリーシュー3、周辺機器を介して接続の場合はTTLオートコネクタータイプ3を使用。

参考文献

朝日新聞社アサヒカメラ』1977年6月号

外部リンク

オリンパスOMシリーズ


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