オリエント急行殺人事件_(2015年のテレビドラマ)
[Wikipedia|▼Menu]

フジテレビ開局55周年特別企画
オリエント急行殺人事件
撮影に使用されたSL銀河蒸気機関車C58 239
ジャンルテレビドラマ
原作アガサ・クリスティー
オリエント急行の殺人
脚本三谷幸喜
監督河野圭太
出演者野村萬斎
松嶋菜々子
二宮和也

玉木宏
沢村一樹
吉瀬美智子
石丸幹二
池松壮亮
黒木華
八木亜希子
青木さやか
藤本隆宏
小林隆
高橋克実
笹野高史
富司純子
草笛光子
西田敏行
佐藤浩市
時代設定昭和8年(1933年[1]
製作
プロデューサー重岡由美子
橋本芙美
元村次宏
制作フジテレビ

放送
放送国・地域 日本
オリエント急行殺人事件 - フジテレビ

第1夜
放送期間2015年1月11日
放送時間日曜日 21:04 - 23:54
放送分170分
回数1

第2夜
放送期間2015年1月12日
放送時間月曜日 21:04 - 23:47
放送分163分
回数1

番組年表
次作黒井戸殺し2018年
特記事項:
第1夜には21:00 - 21:04に事前枠『世紀の話題作 三谷幸喜のオリエント急行殺人事件 今夜スタート!』を、第2夜には21:00 - 21:04に事前枠『世界初!犯人の視点から描くオリエント急行殺人事件 今夜完結!』を、それぞれ別途放送。
テンプレートを表示

『オリエント急行殺人事件』(オリエントきゅうこうさつじんじけん)は、フジテレビ開局55周年特別企画として2015年1月11日1月12日の2夜連続で放送されたテレビドラマである。主演は野村萬斎[2]

アガサ・クリスティーの『オリエント急行の殺人』を原作とし、三谷幸喜の脚本により昭和初期の日本を舞台とした作品として制作された[3]。第1夜は原作に則して描き、第2夜は犯人の視点から犯行の流れを描いたオリジナル構成となる。視聴率は第1夜が16.1%、第2夜が15.9%[4][5][6]。放送時のタイトルロゴには「WHODUNIT?」が併記されていた。

東京ドラマアウォード2015の単発ドラマ部門でグランプリを受賞した[7][8]
企画・制作

2010年に放送されたフジテレビ開局50周年ドラマ『わが家の歴史』で三谷と組んだ重岡由美子によるプロデュースで、6年越しの企画である。演出は三谷と長年の付き合いである河野圭太が担当した。制作にあたって、ロンドンのクリスティー社(クリスティ財団)に許諾を得ており、野村萬斎のポアロ役キャスティングについては先方に喜ばれたという[3][9]

原作は三谷が小学生時代に読み、中学生時代には映画版を見た「憧れの作品」である[2]。また三谷がテレビでミステリー作品を手がけるのは『古畑任三郎』以来9年ぶりであり、原作物を映像化するのは初めてのことである[10]。三谷は原作本を読んだ中学生時代以来「あの事件の裏にどんなことがあったのかずっと考えてきて」、それに対する自分なりの答えをこの作品に込めたという[11]

本作は舞台を昭和初期の日本に置き換えた翻案作品であり、列車名も架空の豪華寝台列車「特急東洋」(とっきゅうとうよう)と設定され昭和モダンの世界が描かれる[3][2]。また、2夜連続の構成のうち、第1夜は原作に忠実に描き、第2夜は犯人側からの視点で描くオリジナルの内容となる[3]

撮影は2014年9月初旬より行われた[2]。キャスティングについては、第一報の段階で豪華なオールスター・キャストになると発表しており[10]、同年9月14日にキャスト発表記者会見が行われた[12]。重岡は『わが家の歴史』でのスケールの大きさと豪華キャストに対し映画として製作してほしかったという意見があったことを明かしつつ、本作もあえてテレビドラマとして放送し「テレビの底力」を見せたいと抱負を語った[2]

本作はシリーズ化され、2018年に『黒井戸殺し』(原作は「アクロイド殺し」)、2021年に『死との約束』がそれぞれ放送された。
ロケ地

ロケーションは博物館明治村[13][14]熊本県宇城市などで行われた。


次ページ
記事の検索
おまかせリスト
▼オプションを表示
ブックマーク登録
mixiチェック!
Twitterに投稿
オプション/リンク一覧
話題のニュース
列車運行情報
暇つぶしWikipedia

Size:87 KB
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:undef