オブリビオン
Oblivion
監督ジョセフ・コシンスキー
脚本.mw-parser-output .plainlist--only-child>ol,.mw-parser-output .plainlist--only-child>ul{line-height:inherit;list-style:none none;margin:0;padding-left:0}.mw-parser-output .plainlist--only-child>ol li,.mw-parser-output .plainlist--only-child>ul li{margin-bottom:0}
ウィリアム・モナハン(ノンクレジット)
カール・ガイダシェク
『オブリビオン』(英語: Oblivion 直訳: 忘却、忘我、無意識状態)は、2013年のアメリカ合衆国の映画。ジョセフ・コシンスキーとアルヴィド・ネルソン(英語版)による未公開の同名の漫画(アメリカン・コミック、グラフィック・ノベル)に基づき、ウィリアム・モナハンとカール・ガイダシェク(英語版)、マイケル・アーントによる脚本の執筆で脚色し、コシンスキーが監督と共同製作を務め制作されたSF作品である[5][6]。
地球外生命「スカヴ」に侵略を受けその戦いの影響から人類が宇宙へ移住した世界を舞台に、任務のため記憶を消され地球で警備とドローンの管理を行う主人公ジャック・ハーパーが、素性不明の女性ジュリア・ルサコーヴァと出会い真相を求める物語。
出演はトム・クルーズ、オルガ・キュリレンコ、アンドレア・ライズボロー、モーガン・フリーマン、メリッサ・レオ、ゾーイ・ベル、ニコライ・コスター=ワルドーらである[7][8]。 ※括弧内は日本語吹替(翻訳:平田勝茂)
ストーリー
プロローグ
西暦2077年。60年前に起きた異星人スカヴからの侵略を食い止めたものの、核兵器によって荒廃してしまった地球。人類の大半は、土星の衛星であるタイタンへの移住を余儀なくされていた。そんな中、元海兵隊司令官コードネーム「Tech49」ジャック・ハーパーはヴィクトリア・オルセンと共にたった二人で地球に残され、スカヴの残党を始末するため、高度1,000メートルの上空から地上を監視する役目を担っていた。
序盤
ある日、ジャックは地上パトロールの途中で墜落した宇宙船を発見。その残骸から謎の女性ジュリア・ルサコーヴァを助け出す。目覚めた彼女は何故か会った事も無いジャックの名前を口にする。ジャックも断片的な記憶の中に彼女を見る。だが、そんな中で彼は突然スカヴに捕えられ、連行された先でマルコム・ビーチと名乗る謎の男と出会う。彼にスカヴがエイリアンではなく人類の生き残りであること、タイタンに移民者などいないこと、移民前の一時的な避難先である宇宙ステーションと教えられていた「テット」という物体こそが人類の敵であることを告げられる。
中盤
マルコムに送り出されて「汚染地区」へと向かったジャックは、自分と全く同じ容姿の「Tech52」のジャックと遭遇する。そしてジャックは自分とヴィクトリアが量産されたクローンであり、テットの手先として人類を抹殺する任務をこなしていることを知る。その後、かつてジャックとジュリアが『共に終の住処にしようと語った湖畔の家』で二人は結ばれ、戦いが終わったらここに戻ると誓う。スカヴの基地へと戻ったジャックは、マルコム達の計画に従い、殺人マシンであるドローンを再プログラミングし、テットへ核爆弾として送り込む準備をする。しかし実行しようとした矢先にテット側のドローンの襲撃を受け、確保したドローンも再起不能になってしまう。そこでジャックとジュリアは、宇宙船の生存者を連行するよう求めていたテットの指示を利用し、自分たち自身でテット内部に特攻する計画を考えつく。
終盤
テットへ進入する際、交信で「嘘をついている声」であることを解析されたジャックは、「ジュリアを死なせず、人類を存続させたい」と"真実"を言ってテットの警戒を解き、おびただしい数のクローンが眠る中枢に乗り込む。ジャックがテットの前でコールドスリープ装置を開けると、中にいたのはマルコムだった。テットはドローンを差し向けるが、ジャックとマルコムは爆弾のスイッチを押す。テットは爆発、崩壊し、地上のドローンは活動を停止。ジュリアはジャックとの約束の地で目覚め、空に輝くテットの爆発時の光を目にする。
エピローグ
3年後、湖畔で娘と暮らすジュリアの元に、スカヴ達とジャックが現れる。彼は汚染地区で出会ったTech52だったが、「"彼"は"自分"だからこの場所を探し出せた」とモノローグ調のナレーションが流れる。
キャスト
ジャック・ハーパー/Tech 49 - トム・クルーズ[9](森川智之)
主人公。その正体は複数存在するジャック・ハーパーのクローンの一人。素体は地球上のドローンを修理するために働く技術者。元々はタイタンへのミッションの司令官であったが、その後テットに捕らえられ、人類と戦うためにクローン化された。トムはテットに忠誠を誓うクローンであるジャック・ハーパー(テック52)も演じる。
マルコム・ビーチ - モーガン・フリーマン[10](坂口芳貞)