オニコディクティオン
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オニコディクティオン
生息年代: Cambrian Stage 3?Cambrian Stage 4
[1][2] Pre??OSDCPTJKPgN
Onychodictyon ferox の復元図
保全状況評価
絶滅(化石
地質時代
古生代カンブリア紀第三期 - 第四期[1][2]
分類

:動物界 Animalia
上門:脱皮動物上門 Ecdysozoa
階級なし:汎節足動物 Panarthropoda
葉足動物 "Lobopodia"
:†(和訳なし)Xenusia
:† オニコディクティオン属 Onychodictyon

学名
Onychodictyon
Hou, Ramskold, & Bergstrom, 1991 [3]
タイプ種
Onychodictyon ferox
Hou, Ramskold, & Bergstrom, 1991 [3]
シノニム
オニコミクロディクティオン
Onychomicrodictyon
Demidenko, 2006 [1][2]



Onychodictyon ferox
Hou, Ramskold, & Bergstrom, 1991 [3]

=Onychomicrodictyon spiniferum
Demidenko, 2006 [1][2]


Onychodictyon gracilis
Liu et al. 2008 [4]

オニコディクティオン (Onychodictyon[3]) は、約5億年前のカンブリア紀に生息していた葉足動物の一。体は棘のある甲皮と柔らかい突起に覆われる[3][5][4][6]中国澄江動物群で見つかった2が正式に命名される[4]
名称

学名「Onychodictyon」はギリシャ語の「onyx」()と「dictyon」(網)の合成語である[3]中国語は「爪網蟲」と呼ぶ[7]
形態オニコディクティオンの化石標本

Onychodictyon ferox の全身復元図

同種の頭部と胴部前端の構造

体長5-7 cm[4]、棘のある甲皮と、数多くの柔らかい突起が特徴的な葉足動物である[5][3][4][6]

頭部の先頭は丸みを帯びた(proboscis)が突出し、口がその正面に開いている[6]。O. ferox の場合、吻の直後は左右に1対の単眼と、両背側に1対の羽毛状の触角をもつことが分かる[6]

胴部は丈夫な円柱状で、甲皮と葉足(後述)以外の部分の表皮は環形の筋(annulation)に分かれている[5][3][4][8]、環形の筋の間は数多くの柔らかい乳頭突起(papillae)が生えており、腹面の乳頭突起が特に発達している[5][3][6]。胴部の両背側には10対の甲皮、両腹側には12対の脚(葉足)をもち、甲皮は2-11番目の葉足の位置に対応する[5][3][4][6]。甲皮は番目によって形がやや異なる(1番目はより縦長く、10番目はより丸い[9])が、いずれも縁が特化し、表面は網目状で[2]、背側近くに1本の棘がある[5][3][4][6]。このような甲皮は、エオコンカリウム類ミクロディクティオンなど)の葉足動物によく似ている[1][2]。葉足は長い円錐状で胴部より細かい環形の筋に分かれ、縁には数多くの突起物(appendicules)[8]、先端には1対の頑丈な鉤爪をもつ[5][3][9]


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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