オタスケマン
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タイムボカンシリーズ
通番題名放映期間
第3作ゼンダマン1979年2月
- 1980年1月
第4作タイムパトロール隊
オタスケマン1980年2月
- 1981年1月
第5作ヤットデタマン1981年2月
- 1982年2月

アニメ:タイムボカンシリーズ タイムパトロール隊オタスケマン
原作タツノコプロ企画室
監督笹川ひろし
脚本小山高男ほか
キャラクターデザイン天野嘉孝
メカニックデザイン大河原邦男
音楽神保正明山本正之
製作フジテレビ、タツノコプロ
放送局フジテレビ
放送期間1980年2月2日 - 1981年1月31日
話数全53話
テンプレート - ノート
プロジェクトアニメ
ポータルアニメ

『タイムボカンシリーズ タイムパトロール隊オタスケマン』(タイムパトロールたいオタスケマン、英語表記:Rescueman)は、1980年2月2日から1981年1月31日まで、フジテレビ系列で毎週土曜18:30 - 19:00(JST)に全53話が放映された、タツノコプロ制作のテレビアニメ
概要

タイムボカンシリーズ』第4作である本作品は、それまでのシリーズで踏襲されてきた「モノ探し」の要素ではなく、歴史を守る側と改竄を狙う側との戦いが主軸に据えられ、各回のストーリーも日本昔話や世界名作童話に代わって「歴史上の人物・出来事」がテーマとなっている[1]。この他にも敵と味方が同一の組織に所属している点や、各キャラクターの過去やその因縁などが描かれるようになったのも新しい試みである。悪玉側の新キャラクターの加入は前作より引き継がれ、本作品では人間キャラクターのゲキガスキーを加えて4人体制としている。

また、それまではずっこけた時の台詞は「アラー!」と平凡だったが、本作品では両手を上げて「ブレー!」と叫ぶ様となった。これが好評となり、後続の作品でも『ヤットデタマン』の「コケー!」や『逆転イッパツマン』の「シビビーン!」など、特徴ある台詞とポーズによるずっこけの描写が踏襲されることとなった[2]

登場するメカが動物スタイルなのは前作までと同様だが、従来シリーズのデザインと比べ本作品ではより細かなディテールが盛り込まれるようになった。また悪玉のメカも当初の顔メカから、物語中盤以降は合体アニマルメカ、巨大海洋生物メカ、そして世界の珍獣メカと、そのデザインコンセプトは多彩なものとなっている。
ストーリー

タイムパトロール隊は、世界から集められた隊員が日夜歴史の流れを監視している組織である。地球から数万km離れた宇宙空間にある巨大な宇宙ステーションに本拠を置き、擬似重力があり、地球にいるのと同じように生活できるようになっている。

タイムパトロール隊員の落ちこぼれ三人組は、自分たちが有名になり、歴史に名を残すことを夢見ていた。そんな時、彼らの前に現れたトンマノマントは彼らの夢をかなえることを約束し、彼ら三人組をオジャママンに仕立てて自分が作った歴史へと変えようと企む。その電波をキャッチした同じくタイムパトロール隊員のヒカルとナナはその野望を阻止するためにオタスケマンとなって戦うことを決意。時を超え、歴史を変えようとするオジャママンと、その野望を打ち砕くオタスケマンとの戦いが始まる。
登場キャラクター
タイムパトロール隊
オタスケマン(ヒカル班)

オジャママンが狙う時代の地球に向かう過程でタイムパトロール隊員からオタスケマンへと変身し、オジャママンたちから歴史を守っている。しかしこのことは周りには秘密にしているため、タイムパトロール隊のヒカル・ナナのコンビとしては「勤務態度は模範的だがいつも謎のヒーロー・オタスケマンに助けられている落ちこぼれ隊員」扱いであり(毎回アターシャたちの妨害を受けてからオタスケマンとなって現場に向かうため、ヒカル班としては現場にすら行けていないことになる)、日々東南長官から「愛の特訓」を受ける。なおこの愛の特訓はAコースとBコースの二つが用意されているがその内容の差は天国と地獄ほどもあり、しかもどちらになるかは選ぶまでわからない。ヒカルとナナはほとんどの場合楽なコースを選んでいるが、第32話では1度だけ厳しいコースを選んでいる。
星野 光(ほしの ひかる) / オタスケマン1号
- 水島裕本作品の主人公である15歳の少年。一人称は「僕」または「俺」。タイムパトロール隊ヒカル班班長。スポーツ大好きの熱血少年で、心優しく女性隊員の人気の的。ナナからは「ヒカル」と呼ばれている。父親は宇宙パイロットで、ひとみという妹がいる。タイムパトロール隊の養成機関を、史上最年少最優秀最短時間で卒業した記録を持っている。武器はワッパーガンとペッタンボー。寝相が悪い[3]
三日月 ナナ(みかづき ナナ) / オタスケマン2号
声 - 島津冴子本作品のヒロインである13歳の少女。一人称は「私」。タイムパトロール隊ヒカル班所属。ヒカルのガールフレンドで、ヒカルからは「ナナちゃん」と呼ばれている。エンジニアの父親がいる。乙女座[4]。武器はシャボンガンとクッシーラン。ヒカルとナナは相思相愛だが、険悪な仲になることもあった[5]。第48話ではヒカルとの仲に不安を感じ、無事にヒカルと結ばれるかを確かめるために本当は許されざるタイムトラベルを決行したこともあった。
ヒネボット
声 - 山ノ内真理子アシノモーフ博士が開発したヒカルとナナのサポートロボットで、トンマノマントの指令電波に反応してカイカイダンスを踊り、タイムパトロール隊にトンマノマントの企みを知らせる。地球にテレボット(声 - あきやまるな)という彼女がいる。一人称は「ボク」で、語尾は「?だボット」。食事はオイル。第10話より始まる「おまけ教室」では鐘を鳴らしながら、コーナーの始まりを担当する。それまでは善玉の一員だったマスコットロボットだが、本作品では善玉との関係が弱められている。これはヒカルとナナがオタスケマンであることは極秘事項であること、またヒネボットはあくまでもタイムパトロール隊の備品であるという事情によるものである。
オジャママン(アターシャ班)

いずれも名前はロシアの人名風となっている。ゲキガスキー以外は運動神経・勤務態度とも悪く、東南長官の頭痛の種である。シリーズ唯一世界を救った三悪でもある。愛の特訓では楽なコースを選ぼうと毎回あれこれ苦悩するのだが、どんなに悩んで考えようとも毎回厳しいコースを選んでしまうハメになる。例外として、第32話では1度だけ楽なコースを選んでいる。
アターシャ
声 - 小原乃梨子オジャママン1号の33歳。タイムパトロール隊アターシャ班班長。本名は、ヒステリーナ・アターシャ。夢は歴史にクレオパトラ楊貴妃以上の絶世の美女として名前を残すこと(美貌についてはナナも、「若さはともかく、美人の方かもね」と評している)。歴代女ボスの中では最高年齢であり、結婚願望が強く心の人を慕っている。嫌いなものは注射、トマト。ポテトチップスフライドポテトが好物。37話では、給料の前借りで高級ファッションの他、一日あたり2kgのフライドポテトを買っていた。子分のことはそれぞれ、「セコ」、「ドワル」、「ゲキガ」と名前を省略して呼ぶことが多い。オジャママンのメカ制作費は彼女の給料から捻出されていたという。オジャママンとしては最初は素顔だったが、ナナに正体がバレかけたので第4話以降は、目元を隠す仮面を装着するようになる。同じく意地っ張りな母・グターシャ(声 - 此島愛子)を持つ。アターシャ自身、母親の記憶がなく捨て子だと思っていたが、実際は幼い頃に地球のターミナルでベルトコンベアに乗って遊んでいた所、スペースコロニーに付いてしまい、迷子になっていたところをタイムパトロール隊に保護され、その後同じく母親を名乗り出た女性ヨターシャ(声 - 矢野洋子)との大岡裁きを模した引っ張り合いを経て、再会した[6]。名前の由来は一人称の「あたしゃ(あたしは)」から[7]
セコビッチ
声 - 八奈見乗児オジャママン2号の29歳。タイムパトロール隊アターシャ班所属。本名は、ペレストロイカ・セコビッチ。夢はエジソンアインシュタインを上回る世界一の科学者になって世界勲章を貰うこと。シリーズ全キャラクター中、最高の学歴を持ち、非常に教育熱心な母親に育てられ、幼稚園に入る前から早期英才教育を受け、以後はアカデミー学園都市のラサール大付属小、中、高と全寮制の一貫教育を受け、その後、ラサール大学応用物理学科を優秀な成績で卒業した。しかし、性格は実際のところ名前の通りセコい。私生活ではミリタリー趣味があり、給料の前借りで充実させていた。一人称は主に「ボクちゃん」でアターシャが好き。ボタンを押す際には「セコッと!」と言う。時折、目や舌を伸ばして押すなどしてアターシャから「奇人変人」と言われることも。キャラクター担当の北条昌子をネタにした「練馬区の北条さん」も多用している。オープニングラストの台詞は「ええカッコするなよなー!」。最終回ラストでは、後述のゲキガスキーにより、自分たちを犠牲にしてアンドロメダマ号と共にオオボラー大彗星に特攻する羽目になりみんなで嘆いていたが、彼が何かを思いついてアターシャに耳打ちしたことをきっかけにして、3人は急に「決心がついた」ことをゲキガスキーに伝え、大彗星への特攻を承知した。


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