アルフレッド・リードの『オセロ』(Othello)は、ウィリアム・シェイクスピアの『オセロ』のために作曲された劇付随音楽、およびそれを基にした演奏会用組曲である。 マイアミ大学音楽学校 (Frost School of Music
目次
1 概要
2 組曲版
2.1 金管アンサンブル版
2.2 吹奏楽版
3 編成
4 構成
4.1 劇付随音楽
4.2 組曲
5 楽章ごとの物語
6 脚注
7 参考文献
概要
現在、劇場版の自筆譜の所在は不明である[1]。 リードは劇音楽から5曲を選んで組曲にまとめた。最初に作られた組曲は、劇場版に近いものと見られ、個々の楽章の長さや終わり方など展開が後述する吹奏楽版とは異なる[1]。この古い組曲は、演奏された記録はあるものの出版には至っておらず、自筆譜の所在も不明である[1]。 2001年に『オセロ?金管アンサンブルのための5つの場面による交響的描写』(Othello, A Symphonic Portrait in Five Scenes for Brass Ensemble after Shakespeare)が新たに書かれ、2002年に、アメリカのマスターズ・ミュージック (Masters Music Publications 1973年に亡くなったウォルター・ビーラー(Walter Beeler)を記念するウォルター・ビーラー記念委嘱シリーズの1曲として、上述の古い組曲と同じ曲目からなる吹奏楽組曲に改編され、『オセロ?5つの場面によるコンサートバンドまたはウィンドアンサンブルのための交響的描写』(Othello, A Symphonic Portrait for Concert Band / Wind Ensemble in Five Scenes (after Shakespeare))として、1977年10月12日にリードの指揮、イサカ大学
組曲版
金管アンサンブル版
吹奏楽版
楽譜は1977年にアメリカのピードモント(Piedmont Music Company)から出版され、エドワード・マークス (Edward B. Marks Music Corporation) から販売された。 編成表木管金管弦・打 編成表木管金管弦・打 編成表木管金管弦・打 前奏曲、幕間音楽、エピローグ、幕引きの音楽からファンファーレまで、大小の計14曲からなる。 5曲からなる。演奏時間はスコアの記載で18分45秒(以下の各曲の演奏時間も同様)。楽譜には各曲にタイトルの他に台本から台詞が引用され、具体的な場面や情景が示されている。 この節は検証可能な参考文献や出典が全く示されていないか、不十分です。出典を追加して記事の信頼性向上にご協力ください。(2019年3月)
編成
金管アンサンブル版(劇場版)
Fl.Tp.4Cb.
Ob.Hr.4Timp.
Fg.Tbn.4他3 players
Cl.Bar.2
Sax. Tub.2
吹奏楽版(組曲)
Fl.2, Picc. (Fl.持ち替え)Crnt.2, Tp. 4Cb.●
Ob.2, C.A.Hr.4Timp.●
Fg.2, Cfg. (opt.)Tbn.4他S.D., T.D., B.D., Cym., Gong, Glocken., Xylo., Vib., Chime, Tri.
Cl.3, E♭, Alto, Bass, C-BassBar.●
Sax. Alt. 2 Ten. 1 Bar. 1 Bass 1 (opt.)Tub.●
金管アンサンブル版(出版譜)
Fl.Crnt.2, Tp. 4Cb.
Ob.Hr.4Timp.●
Fg.Tbn.4他S.D., T.D., B.D., Cym., Gong, Glocken., Xylo., Vib., Chime, Tri.
Cl.Bar.2
Sax. Tub.2
構成
劇付随音楽
組曲
前奏曲(ヴェニス) - Prelude (Venice)3分
朝の音楽(キプロス) - Aubade (Cyprus)1分40秒
オセロとデズデモナ - Othello and Desdemona5分40秒
廷臣たちの入場 - Entrance of the Court3分25秒
デズデモナの死、終曲 - The Death of Desdemona, Epilogue5分
楽章ごとの物語
第1楽章 前奏曲(ヴェニス)オセロの名演説、「石を枕に戦ってきた私には、戦場こそ羽毛のベッドなのです!」
第2楽章(キプロス)明け方、副官キャシオーが、オセロの寝床に楽隊を連れて来て目覚めの音楽を演奏させる。楽隊に向かって「?おはようございます、将軍”とちゃんとご挨拶するのだぞ。
Size:18 KB
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
担当:undef