オスナブリュック
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紋章地図

基本情報
連邦州:ニーダーザクセン州
郡:郡独立市
緯度経度:.mw-parser-output .geo-default,.mw-parser-output .geo-dms,.mw-parser-output .geo-dec{display:inline}.mw-parser-output .geo-nondefault,.mw-parser-output .geo-multi-punct,.mw-parser-output .geo-inline-hidden{display:none}.mw-parser-output .longitude,.mw-parser-output .latitude{white-space:nowrap}北緯52度16分44秒 東経08度02分35秒 / 北緯52.27889度 東経8.04306度 / 52.27889; 8.04306座標: 北緯52度16分44秒 東経08度02分35秒 / 北緯52.27889度 東経8.04306度 / 52.27889; 8.04306
標高:海抜 63 m
面積:119.8 km2
人口:

165,034人(2021年12月31日現在)[1]
人口密度:1,378 人/km2
郵便番号:49074?49090
市外局番:0541, 05402, 05406, 05407
ナンバープレート:OS, BSB, MEL, WTL
自治体コード:

03 4 04 000
行政庁舎の住所:Natruper-Tor-Wall 2
49076 Osnabruck
ウェブサイト:www.osnabrueck.de
首長:カタリーナ・ペッター (Katharina Potter)
州内の位置

地図

ヴェストファーレン条約が締結されたオスナブリュック市庁舎オスナブリュック市庁舎の平和の間オスナブリュック聖ペーター聖堂オスナブリュック内市街

オスナブリュック (ドイツ語: Osnabruck, [?sna?br?k] ( 音声ファイル)[2], ヴェストファーレン方言: Ossenbrugge, 古低ドイツ語: Osenbrugge[3], ラテン語: Ansibarium) は、ドイツ連邦共和国ニーダーザクセン州の郡独立市で、同時にオスナブリュック郡の郡庁所在地である。この大都市はニーダーザクセン州の上級中心都市の1つであり、オスナブリュッカーラントの中心である[4]。人口16万人を超えるこの街[5]は、ハノーファーブラウンシュヴァイク、同規模のオルデンブルクに次ぐニーダーザクセン州第4の都市である。全人口の約 14 % にあたる約25,000人は大学生が占める。歴史に富んだこの街の創設には古い交易路が交わる地点に面していたことが寄与している。中世には、オスナブリュックはハンザのヴェストファーレン地域の中心都市となった。

オスナブリュックは、約 50 km 離れたミュンスターとともに1648年のヴェストファーレン条約締結の地として知られている[6]。オスナブリュックでは、ヴェストファーレン条約の原則である「使命としての平和 - 平和に対して責任を持つこと」がこの街の文化・行政活動に今も息づいていると言われる。それはこの街のスローガン「オスナブリュック - 平和都市」にも表れており[7]、たとえば、オスナブリュック市のコーポレート・デザインにも用いられている。

ウィーン会議の後、オスナブリュックとその周辺で「脱ヴェストファーレン化」が図られた。しかしオスナブリュックに刻まれたヴェストファーレンの刻印は現在も標準ドイツ語を話す地元住民、オスナブリュックおよびその周辺の建築物、郷土料理に色濃く残っている。本市は、780年に創設されたオスナブリュック司教区(ドイツ語版、英語版)の司教座都市でもある。

オスナブリュックは、ヨーロッパの重要な経済軸の交わる点でもある。このため、この街は流通拠点に発展した。さらに重要な自動車産業、金属産業、製紙業の企業が立地している[8]
地理
位置

本市はノルトライン=ヴェストファーレン州との州境に面しており、ヨーロッパの重要な経済軸の交点にあたる。このためこの街は、重要な流通拠点に発展してきた。

近隣の大都市は、北から時計回りにオルデンブルクブレーメンハノーファービーレフェルトドルトムントミュンスターエンスヘデーオランダ)がある。

オスナブリュックは、ドイツで唯一の自然公園内にある大都市である。この街は自然・ジオパーク TERRA.vita に囲まれており、一部は市内にまで広がっている。オスナブリュックは、北をヴィーエン山地(ドイツ語版、英語版)、南をトイトブルクの森に挟まれたオスナブリュック丘陵地に位置している。その支脈は市内に直接伸びており、このためオスナブリュックには多くの起伏が見られる。最も高い丘陵が 188 m のピースベルクで、かつての炭坑と鉱業博物館で知られている。オスナブリュックはおおむね、北ドイツ低地に接するニーダーザクセン山地に位置する。ノイマルク(内市街)の高度は海抜 64 m、最低地点はピエのハーゼ川(ドイツ語版、英語版)沿いの海抜 54 m 地点である。市境の総距離は 79.5 km である[9]

ヴィーエン山地の北から、北ドイツ低地が始まる。オスナブリュックの北部は、末端堆石と大規模な泥炭地方および砂地の土地で占められている。オスナブリュック市内のハーゼ川の堰
水域

オスナブリュックの主要な水域は、ハーゼ川とその支流のデューテ川である。ハーゼ川は東から市内リュストリンゲン市区に流れ込み、中心部を通って、北西の市境にあたるピエ市区から市の外へ流れ出している。ハーゼ川は水利経済的重要度区分では2級河川にあたる。2010年の春に豪雨と雪解け水によりオスナブリュックの大きな川で水位上昇が起こった。いくつかの市区と隣接する市町村で氾濫が起こるほど増水した。ハーゼ川と平行に設けられたオスナブリュック・シュティヒ運河は、全長約 14.5 km の人工の連邦水路で、オスナブリュックのハーフェン市区の港でミッテルラント運河と接続している。2つの重要な湖が、エーファーブルク市区のルベンブルーフ湖とアッター市区のアッター湖である。ルベンブルーフ湖は散策やジョギングに利用され、夏には釣りや青少年活動に人々が訪れる。アッター湖はキャンプ場やレジャースポットとなっている。また、市内唯一の水浴可能な湖である。小さな湖としては、ヴュステ市区のパッペル湖やヴュステン湖、グレテシュ市区のボルンハイデ湖がある[10]
市の構成

オスナブリュック市の面積は 119.8 km2 である[11]。公式な人口は 165,034人で、人口密度は 1,378 人/km2(2021年12月31日現在)である[1]

オスナブリュックの市域は23市区 (ドイツ語: Stadtteil) に分けられ、通し番号がつけられている。市区の名称は、歴史的な地名や地理的条件に基づいて命名されている。一部では、古くは多くの集落に分かれていた範囲が1つの市区にまとめられている箇所もある。各市区は、統計上の管区 (ドイツ語: Statistischer Bezirk) をなしており、3桁の番号を与えられている。

23市区とその公式の番号を以下に示す。

01 インネンシュタット(内市街)

02 ヴェストシュタット

03 ヴェスターベルク

04 エーファースブルク

05 ハーフェン

06 ゾンネンヒューゲル

07 ハステ

08 ドーデスハイデ

09 ガルトラーゲ

10 シンケル

11 ヴィドゥキントラント

12 シンケル=オスト


13 フレッダー

14 シェーラーベルク

15 カルクヒューゲル

16 ヴュステ

17 ズットハウゼン

18 ヘレルン

19 アッター

20 ピエ

21 ダルム/グレテシュ/リュストリンゲン

22 ヴォックストルプ

23 ナーネ
オスナブリュック市区図

それぞれの市区は、歴史の中で固有のキャラクターを発展させてきた。たとえば、内市街、ハーフェン、フレッダーでは小売業、商業、工業が定着しているが、ヘレンやヴィドゥキントラントは大部分が核家族の古典的な住宅街となっている。内市街の西部は建て込んだ住宅地で古い建物やアパートが多い。ヴェスターベルク方面には中産階級のクライアントが住み、ヴュステやヴェストシュタットには学生、若い家族、独居者が住んでいる。市境付近は一部田舎の風情であるが、シンケル、シンケル=オスト、エーファースブルクは労働者地区として歴史に関与している。
隣接する市町村

オスナブリュックは、ノルトライン=ヴェストファーレン州との州境に位置している。隣接する市町村の大部分はニーダーザクセン州オスナブリュック郡に属すが、ノルトライン=ヴェストファーレン州テックレンブルガー・ラント(ドイツ語版)(シュタインフルト郡)のロッテとも境を接している。


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