オスカル・フランソワ・ド・ジャルジェ
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オスカル・フランソワ・ド・ジャルジェ
ベルサイユのばらのキャラクター
作者池田理代子
プロフィール
別名レディ・オスカル
性別女性
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オスカル・フランソワ・ド・ジャルジェ(Oscar Francois de Jarjayes、1755年12月25日 - 1789年7月14日)は、池田理代子著の漫画『ベルサイユのばら』に登場する架空の人物で、マリー・アントワネットと並ぶもう一人の同作品の主人公。『ベルばらKids』にも登場している。
概要.mw-parser-output .ambox{border:1px solid #a2a9b1;border-left:10px solid #36c;background-color:#fbfbfb;box-sizing:border-box}.mw-parser-output .ambox+link+.ambox,.mw-parser-output .ambox+link+style+.ambox,.mw-parser-output .ambox+link+link+.ambox,.mw-parser-output .ambox+.mw-empty-elt+link+.ambox,.mw-parser-output .ambox+.mw-empty-elt+link+style+.ambox,.mw-parser-output .ambox+.mw-empty-elt+link+link+.ambox{margin-top:-1px}html body.mediawiki .mw-parser-output .ambox.mbox-small-left{margin:4px 1em 4px 0;overflow:hidden;width:238px;border-collapse:collapse;font-size:88%;line-height:1.25em}.mw-parser-output .ambox-speedy{border-left:10px solid #b32424;background-color:#fee7e6}.mw-parser-output .ambox-delete{border-left:10px solid #b32424}.mw-parser-output .ambox-content{border-left:10px solid #f28500}.mw-parser-output .ambox-style{border-left:10px solid #fc3}.mw-parser-output .ambox-move{border-left:10px solid #9932cc}.mw-parser-output .ambox-protection{border-left:10px solid #a2a9b1}.mw-parser-output .ambox .mbox-text{border:none;padding:0.25em 0.5em;width:100%;font-size:90%}.mw-parser-output .ambox .mbox-image{border:none;padding:2px 0 2px 0.5em;text-align:center}.mw-parser-output .ambox .mbox-imageright{border:none;padding:2px 0.5em 2px 0;text-align:center}.mw-parser-output .ambox .mbox-empty-cell{border:none;padding:0;width:1px}.mw-parser-output .ambox .mbox-image-div{width:52px}html.client-js body.skin-minerva .mw-parser-output .mbox-text-span{margin-left:23px!important}@media(min-width:720px){.mw-parser-output .ambox{margin:0 10%}}

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独自研究が含まれているおそれがあります。(2018年8月)


言葉を濁した曖昧な記述になっています。(2018年8月)


幼い頃から男性として育られた男装の麗人。海外では"Lady Oscar"という呼称が一般的である。近衛連隊長としてマリー・アントワネットの護衛を務めていたが、フランス衛兵隊に異動した後、フランス革命に際し民衆側に就く。バスティーユ襲撃に参加し、戦死する。

作中でその死が描かれた後、実際に葬儀が催された。漫画の登場人物の葬儀としては『あしたのジョー』の力石徹についで2例目になる。オスカルの葬儀では参列者の中からすすり泣きも聞こえるなど、神妙な雰囲気のうちに進行したといわれている。

@media screen{.mw-parser-output .fix-domain{border-bottom:dashed 1px}}現在の漫画やアニメでもパターンとなっている、「男のような凛々しい喋り方をする美しい女性」の先駆け的な存在であり、[要出典]後の漫画のキャラクターに多大な影響を与えたが、同時に社会現象にもなり、「オスカル様のため」という理由で恋人を振ったり婚約破棄をするなどの一方的な愚挙をしでかした女性が続出したほどだったという[1]

劇中では「オスカル(Oscar)はヘブライ語で『神と剣』という意味」という台詞が登場するが、現実ではゲール語のoscara( deer loverまたはdeer friendで「鹿の友」)、または古英語のOsgar( god spear「神の槍」)が正しい由来と見られている。[2]

オスカルを男装の麗人として描いた理由は、作者である池田理代子本人が、連載当時24?25歳と若く、男性心理が理解できないのに、革命時に市民の側に立った衛兵隊の隊長を描くための苦肉の策だったと語っている[3]
容姿

身長:178cm[4] 体重:58kg B87・W63・H90[5] 靴:25cm。血液型はA型[6]

ウェーブのかかった豊かな金髪とダークブルーの瞳を持ち、颯爽とした美しさで同性と知りつつ女性の恋慕の対象となる。そんな誰もが羨む見事なブロンドだが、黒い騎士の偽者を強制されたアンドレに「放ったらかしの好き勝手な方向に向いている髪」と言われて激怒して自分自身でもそう思い気にしている様子が明らかとなり、毎朝苦労してセットしているとアンドレに言い返した。
人物

代々フランス王家の軍隊を統率してきたジャルジェ伯爵家の令嬢。レニエ・ド・ジャルジェ(フランス語版)将軍と、ルイ13世の時代に宮廷画家を務めるも忘れ去られたロレーヌ公国の画家ジョルジュ・ド・ラ・トゥール曾孫である貧乏貴族の令嬢ジョルジェットとの六女(末娘)。ジャルジェ将軍が男児に恵まれなかったため、男の子のように元気な産声をあげたオスカルは後継者になるべく男性として育てられた。

聡明で判断力に優れ、普段は冷静沈着に振る舞うが、父レニエに似て沸騰しやすい性格で正義感が強いあまりに激情に流されやすく、思わぬところで暴走することがある。また負けん気がかなり強く、気に入らない相手に唾を吐き捨てるなど下品な行為を見せる場面もある。見かねたアンドレに制止されることが多いが、衛兵隊に移ってからは感情も露わに激怒したアンドレを逆に制止することもあった。そうした面がある一方、作中では度々バイオリンや鍵盤楽器の演奏を披露するなどしており、基本的には名門貴族の名に恥じぬ文武両道を兼ね備えた人物である。

軍人として、「男」として凛々しく振る舞いながらも女性の心は保っており、普通の女として育てられた伯爵令嬢たる5人の姉が、当然のように得たモノを自分は諦めて生きなければならない事に苦しんでいる様子が窺える。フェルゼンの「寂しくはないのか」という問いに対し「女性としての人生を捨てて男性として生きていることに何の疑問も感じない」と答えたが、知らずに心の奥底に衝撃を受けていた。

将軍家の後継者として厳しく育てられた一方で、歴代の名門貴族に生まれ育ったためか世間知らずな部分もある。民衆に寄り添いたいとフランス衛兵隊に移った際は、それまで手柄を立てれば出世して当然と思い込んでいたため「4代以上続いた大貴族でなければ昇進できない」という規則を知らずアランに嘲笑された。また、黒い騎士事件で負傷してロザリーに介抱された際は、野菜の切れ端が浮かんだスープしか出せない彼女の生活状況に、今まで贅沢な食生活を送って民衆の暮らしを何も知らずにいたことを思い知る。

「黒い騎士」事件では、アンドレを囮に「黒い騎士」をおびき寄せようと考えつくが、デュ・バリー伯夫人と争うアントワネットを止めようとせずに見物した時の面白がる悪癖は治っておらず、鞭で左眼を打たれて失明の危機に陥ったアンドレを見て深く後悔することになった。

アントワネットの寵愛を受け、若くして近衛士官となり准将[7]にまで進級して王妃に誠実に仕える。しかし民衆の苦しみを目の当たりにした事をきっかけに自らのなすべき道を模索した結果、その信念に基づいて近衛隊を辞し、フランス衛兵隊のベルサイユ常駐部隊長に就任した。そこで当時確執が残っていたアランらに見つかったフェルゼンを助けるが、その際王家に生を受けた者の義務として政略結婚で嫁ぎ、世継ぎの王子を産むことを定められたアントワネットの運命を想い、自身だったら耐えられぬと心を痛める。そしてその直後、オスカルを辱しめて追い出そうと企むアランらに拉致されるも、窮地を知ったアンドレに救われた(そして家族の生活を顧みない暴言を繰り返すアランらを、最終的には黙らせた)。

フランス革命の勃発に際しては、爵位を捨て一市民としてバスティーユ襲撃に参加。その際被弾し、要塞の陥落を見届け、「フランスばんざい」と言って戦死した。死後は、アンドレと共にアラスに葬られた様子。

革命の少し前から軽症の結核だったが周囲に知らせることはなかった。しかし、アンドレは口づけを交わした際にシャツに付着した血をメイドに尋ねられたことで薄々気づいていた。
対人関係
アントワネットとの関係

最初からマリー・アントワネットに尽くしているかのように映るが、彼女が嫁いできた当初は特に肩入れしておらず、宮廷で自由に振る舞う彼女を見てその行く末に不安を感じていた。また、ルイ15世の娘たちに唆されたアントワネットがデュ・バリー伯夫人と激しく対立した際は、同盟の破綻による戦争の危機というフランスの一大事の元凶になる可能性があったにもかかわらず、どちらにも味方せず他人事として捉えていた。しかし、オスカルの人気に目を付けたデュ・バリー伯夫人と、彼女に対抗心を抱くアントワネットが、同時にオスカルの母・ジョルジェットを侍女にと願い出たことで、2人の諍いに自身と家族が巻き込まれてしまう。

しかし、フランスとオーストリアの同盟破綻を防ぐためデュ・バリー伯夫人に声をかけざるを得なくなったアントワネットが、フランス王室は娼婦に敗北したと涙を流す姿を見て、彼女の誇り高い心に感動し生涯の忠誠を誓った。母親が巻き込まれる形でアントワネットに深く関わったことで、初めて真の意味でアントワネットをフランスの女王だと認識する。終生の忠誠を誓うが、国家と国民のために有益であるか否かがオスカルの価値基準の根本であったため、民衆の苦しみを知ろうとしないアントワネットと袂を分かつことになる。
父・レニエとの関係


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