オクシデンタル・ペトロリウム
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オクシデンタル・ペトロリウム(Occidental Petroleum Corporation、略称:オクシー、OXY, NYSE: ⇒OXY)は、アメリカ石油ガス及び化学関係企業。
目次

1 概要

2 歴史

3 事故

4 食品メーカーという側面

5 脚注

6 関連項目

7 外部リンク

概要

1920年に創業され、その後大富豪政商として知られるアーマンド・ハマーが、ソビエト連邦との貿易で得た莫大な資産を元に経営権を握った。「石油メジャー」と呼ばれる7大石油会社に次ぐ規模の独立系石油会社である。本社はカリフォルニア州ロサンゼルス市に所在する。
歴史

当初は化学製品の処理などを行っていたが、第二次世界大戦後にアーマンド・ハマーが経営権を握ると、当時すでに世界有数の産油量を誇っていたイランや、イドリース1世国王の下で積極的に油田開発を進めていたリビアとの石油開発・取引や、北海油田の開発などにも手を伸ばし、莫大な資産を得て、いわゆる「セブン・シスターズ」に次ぐ規模にまで拡大した。

しかしその後、1969年9月にイスラム社会主義革命を起こしたリビアのカダフィ大佐がリビア以外に有力油田を持たなかったオクシデンタルと交渉してこれは史上初の産油国側からの原油価格改定となるもリビアとアメリカは断交し、アメリカは経済制裁を発動し、渡航禁止措置を行ったことで、リビアにあった同社の資産はすべて接収・国有化され大打撃を受けて北海油田地を中心とした収益モデルへと移行を進めた。

しかし、2004年にアメリカ政府による渡航禁止措置が解除され、2005年1月に行われたリビアの石油・ガス権益入札でオクシデンタルとアラブ首長国連邦のアブダビ国営石油会社の連合がその多くを制してリビアへの本格的な復帰が期待されたが、2011年6月からリビア政府との癒着で追及を受け[1][2]、10月にはアラブの春でのカダフィ政権の崩壊による混乱から撤退を決定した。
事故

1988年7月6日に、同社がイギリスの北部海上で運営する北海油田の海上油田プラットフォームである「パイパー・アルファ」がガス漏れにより爆発、大破し167人が死亡するという大惨事になった。
食品メーカーという側面

Fortune87年4月27日号・全米メーカー・トップ500では、食品メーカーの売上高で153億ドルを記録して首位に君臨した。2位のクラフトフーヅは87億ドルであった。カーギル、コンチネンタルグレイン(英語版)、ルイ・ドレフュス(英語版)という三大穀物商社とのコネクションに物を言わせた結果として論じられる[3]
脚注^ Ruffel, Benjamin. "Internal Report Shows Even Before War, Libya's SWF Was in Chaos". Asset International. Retrieved 2011-11-29.
^ Vasan, Paula. "UK Prosecutors Team Up With SEC to Investigate Bribery Among SWFs". Asset International. Retrieved 2011-11-29.
^ 広瀬隆 『ジキル博士のハイドを探せ データベース全地球取材報告』 1988年4月 (ダイヤモンド社) 図13 食品メーカー・トップ10相関図

関連項目

アル・ゴア

外部リンク

公式ウェブサイト(英語)










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