オオアリクイ
オオアリクイ Myrmecophaga tridactyla
保全状況評価[1][2][3]
VULNERABLE
(IUCN Red List Ver.3.1 (2001))
ワシントン条約附属書II
分類
オオアリクイ(大蟻食、Myrmecophaga tridactyla)は、有毛目アリクイ科オオアリクイ属に分類されるアリクイ。本種のみでオオアリクイ属を構成する(単型)。オオアリクイ属はアリクイ科の模式属。 アルゼンチン、エクアドル、ガイアナ、コロンビア、スリナム、ニカラグア、パナマ、パラグアイ、ペルー、ブラジル、仏領ギアナ、ベネズエラ、ボリビア、ホンジュラス[3] アルゼンチンの一部(エントレ・リオス州、コルドバ州)、ウルグアイ、エルサルバドル、グアテマラ、ブラジルの一部(エスピリトサント州、サンタカタリーナ州、リオグランデ・ド・スル州、リオデジャネイロ州)、ベリーズでは絶滅したと考えられている[3] 体長100 - 120センチメートル[8][9]。尾長65-90センチメートル[8][9]。体重18 - 39キログラム[8][9]。吻端を除いた全身が粗く長い体毛で被われる。尾の体毛は30センチメートルに達する[8]。体毛のほとんどは黒または暗褐色で、尾は褐色[5]。喉や胸部から肩にかけて白く縁取られた黒い斑紋が入る[8][9]。前肢は白く、端に黒い帯模様がある[5]。頭と尾を似た形にすることで後述の天敵を惑わして身を守っているとされる[10]。
分布
形態