エーベルージュ
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エーベルージュ
ジャンル恋愛シミュレーション
ゲーム
対応機種
Windows 3.1/95
Windows 95/98(Win廉価版)
Classic Mac OS
PlayStation(PS)
セガサターン(SS)
開発元富士通
発売元富士通 (販売元:富士通パレックス)
タカラ(PS、SS)
サイバーフロント(Win廉価版)
プロデューサー六川洋一
メディアCD-ROM
プレイ人数1人
発売日1996年7月12日
1997年5月30日(PS、SS)
2000年8月25日(Win廉価版)
レイティング全年齢対象
キャラクター名設定可
キャラクターボイスあり(PS、SSはフルボイス)
その他品番:HMH-720
SLPS-00844/5(PS)
T-10309G(SS)
cFUJITSU 1996 /
REPROGRAM cTAKARA 1997
ゲーム:エーベルージュ スペシャル
?恋と魔法の学園生活?
対応機種Windows 3.1/95
PlayStation(PS)
セガサターン(SS)
開発元富士通
発売元富士通 (販売元:富士通パレックス)
タカラ(PS、SS)
メディアCD-ROM
プレイ人数1人
発売日1997年9月5日
1998年6月11日(PS、SS)
レイティング全年齢対象
キャラクター名設定可
キャラクターボイスなし
あり(PS、SS)
その他品番:HMI-316
SLPS-01412(PS)
T-10315G(SS)
cFUJITSU 1997 / REPROGRAM-
MED cTAKARA CO.,LTD.1998
ゲーム:エーベルージュ2
対応機種Windows 95
PlayStation(PS)
開発元富士通
発売元富士通 (販売元:富士通パレックス)
タカラ(PS)
メディアCD-ROM
プレイ人数1人
発売日1998年3月6日
1999年2月25日(PS)
キャラクター名設定可
キャラクターボイスあり
その他品番:SLPS-01905(PS)
cFUJITSU 1998 / REPROGRAM-
MED cTAKARA CO.,LTD.1999
ゲーム:対戦恋愛シミュレーション
トリフェルズ魔法学園
対応機種PlayStation
開発元アスキー
発売元アスキー
メディアCD-ROM
プレイ人数1人 / 2人
発売日2000年4月20日
2001年10月4日(廉価版)
キャラクター名設定不可
キャラクターボイスあり(女性のみ・一部シーンのみ)
その他品番:SLPS-02672
SLPS-03304(廉価版)
c2000 ASCII / FUJITSU / JCM /
Nippon Cultural Broadcasting Inc
テンプレート - ノート

『エーベルージュ』(英題:Eberouge)は、富士通より発売された恋愛シミュレーションゲームのシリーズ。富士通から、科学と魔法が混在する異世界を共通背景として[1]「ワーランドシリーズ(WORLAND Series)」というシリーズ名が付けられている。
概要

富士通初のオリジナル恋愛シミュレーションゲーム。惑星ワーランドにあるカダローラ王国を舞台に、カダローラ魔法学園 トリフェルズ校(通称:トリフェルズ魔法学園)に入学した主人公が、友達との交流を通して自らの能力を高め、クラスメートから告白を受けること、さらに「創造魔法」を習得してワーランドを危機から救うことを目的とする。

キャラクターデザインに北爪宏幸、シナリオにはイタバシマサヒロを起用。声優はメディアやプラットフォームが変わる際に変更されることが多く、例えばカレナック(主人公)役は3人の声優が担当した。販売本数は、PC版が『エーベルージュ』『エーベルージュ スペシャル ?恋と魔法の学園生活?』合計で約3.5万本、コンシューマ版『エーベルージュ』が約10万本[2]。なお、人名・地名の多くはドイツ語から採られている。

1998年1月には富士通、タカラ(現タカラトミー)、アスキー(現KADOKAWA)、ユーメックス文化放送セントラルミュージック角川書店(現KADOKAWA)の7社により、『エーベルージュ』を核としたメディアミックスプロジェクト「ワーランド・プロジェクト」が発足[2]。ゲーム『エーベルージュ2』『トリフェルズ魔法学園』のほか、ラジオ番組(ラジオドラマ)、ドラマCD、漫画の各企画が展開された。また2001年8月には、iアプリネットワークゲーム『エーベルージュi 恋と魔法の学園生活』のサービスが開始された(同年9月末まで)。
エーベルージュ

シリーズ第1作。トリフェルズ校初等部入学からスタートし、5年間(初等部2年、高等部3年)の学園生活を送る。魔法学園トリフェルズには、各地から才能ある子どもたちが集められ、未来の魔法使いを目指しながら日夜勉強や魔法の修行に励んでいる[3]

少年期の間は学園で平和に日々を過ごしてきた。思春期の3年間は少年期で培ってきた学力を活かす事になる。何気ない出来事の中から王国の異変を感じていく。それは後に王国の存亡に関わる危機へと発展する。主人公は王国を救う重要な存在となる[4]

本編は前後編の2部構成となっている。前編は主人公が9?10歳、後編は14?16歳の学園生活を送ることになる。前編では主人公と仲間たちとの友達関係を育むことと、魔法使いになるための勉強が中心となる。少年期の行動は、思春期になってからの友人関係にも影響する。後編は、学園外での冒険と[1]少年期で友達関係にあった女の子たちとの友情を恋愛に発展させることが目的となる[5]。プレイヤーの選んだ選択肢によって、ストーリー展開が変化するマルチシナリオを採用している。[1]

使い手のイメージを実体化する「創造魔法」の術師を育成する全寮制の学校の生徒として5年間を過ごす育成型シミュレーション[6]

1996年7月にWindows版およびClassic Mac OS版が発売。初回特典としてマウスパッドが付属した。同年11月にはPlayStation(PS)への移植が発表され[7]、1997年5月にタカラよりPS版およびセガサターン(SS)版が発売された。その際にフルボイス化されている。また2000年8月には、サイバーフロントよりWindows版の廉価版(PCゲームBESTシリーズ Vol.31)が発売された。このほかに、中国語版と韓国語版が発売されている。
エーベルージュ スペシャル ?恋と魔法の学園生活?

シリーズ第2作。前作は期間が5年と長く、イベント密度が低くなってしまったことから、主人公が高等部に編入する形を取ることにより、プレイ時間の短縮とイベントの高密度化を図った。

1997年9月にWindows版が、1998年6月にタカラよりコンシューマ版(PS、SS)が発売。前作のCD-ROM(Win版)またはセーブデータ(コンシューマ版)を使用することで特殊イベントが発生する。また、コンシューマ版には新規イベントが追加され、『エーベルージュ2』のヒロイン、マールも登場する。Windows版の初回特典はノイシュ・デフォルメキャラ人形。
エーベルージュ2

シリーズ第3作。『エーベルージュ』の3年後を舞台に、前作主人公の弟を育て、同級生7人と共にカダローラ王国の危機を救う。期間は高等部入学時からの約3年間で、前作までのキャラクターの一部が教員などになって登場する。

1998年3月にWindows版が、1999年2月にタカラよりPS版が発売。デザインワークスはスタジオOXが手がけた。Windows版の予約特典は「三石琴乃描き下ろしオリジナルグッズ」。
対戦恋愛シミュレーション トリフェルズ魔法学園

前述の「ワーランド・プロジェクト」の一環でアスキーより発売された対戦型恋愛シミュレーションゲーム。7人の女性キャラクターの好感度をライバルと奪いあい、セントバレントデーに多くのチョコレートをもらった方が勝ちとなる。プレイヤーキャラクターは、カレナック・スタンベルク・ネルト・バイケルの4人から選択する。

プロジェクト発足時には1998年9月発売予定とされていたが[2]、発売は2000年4月となった。初回特典は、コーの等身大リバーシブルポスター。2001年10月に廉価版『ASCII CASUAL COLLECTION 対戦恋愛シミュレーション トリフェルズ魔法学園』が発売された。
ストーリー

時空を超えた遙か彼方の宇宙に存在する世界、ワーランド。この世界はかつて一人の女神によって滅亡の危機を救われたが、永い時を経て平和な世界に再び悪い兆しが訪れようとしている。それを感じた貴族で考古学者のザクセン・リースリングは魔法学園を創設し、神話「エーベルージュ」に語り継がれる「創造魔法」の使い手の育成に乗り出す。

ゲームの舞台である世界「ワーランド」は、現在惑星規模の温暖化による、緩やかな危機にさらされていた。はるかな太古にも「ワーランド」では、同じように世界が危機に瀕したときがあり、伝説の女神「エーベ」の力、「創造魔法」以外にはないという考えのもと、各地で魔法学園が開設された。しかし「創造魔法」は修得が難しく、動作が不安定で効果が長時間持続しないため、過去に極めた者はいなかった[8]
登場人物

※出演作品の略号は次の通り。A:PC版『エーベルージュ』(1996年7月)、B:ドラマCD『エーベルージュ伝説』(1996年10月)、C:ドラマCD『エーベルージュ伝説 Vol.2 - 5』(1997年3 - 6月)、D:コンシューマ版『エーベルージュ』(1997年5月)、E:PC版『エーベルージュ2』(1998年3月)、F:ドラマCD『トリフェルズ魔法学園物語 ?エーベル騎士団篇? Vol.1 - 3』(1998年5 - 7月)、G:コンシューマ版『エーベルージュ スペシャル』(1998年6月)、H:『エーベルージュ スペシャル ヴォイスコレクション』(1998年9月)、I:PS版『エーベルージュ2』(1999年2月)、J:PS『トリフェルズ魔法学園』(2000年4月)。
カレナック・ルシヨン (Qualenac=Russiyong)
声 -
瀧本富士子(A,B) / 緒方恵美(C,F,G) / 渡辺久美子(D)主人公。名前は変更可能。愛称はナック。創造魔法の素質があるらしく、学園長の元教え子である父親に連れられて[9]トリフェルズ校に入学することとなった。誰にでも優しく皆から好かれる人気者で、困った人は見捨てておけない。優柔不断で頼まれたら嫌とは言えない性格がたまにキズ。
ノイシュ・アマルフィ (Noische=Amolphy)
声 - 椎名へきる(A) / 今井由香(C,E,F,G,H,I,J) / 白鳥由里(D(女性)) / 大谷育江(D(男性))誕生日:12月26日、血液型:A型、身長:152cm、体重:41kg主人公の初等部でのルームメイト。


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