エースコンバット6_解放への戦火
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エースコンバット6 解放への戦火
ACE COMBAT 6 Fires of Liberation

ジャンルフライトシューティング
対応機種Xbox 360
Xbox One(下位互換機能の提供で対応[1]
開発元バンダイナムコゲームス
発売元バンダイナムコゲームス
シリーズエースコンバットシリーズ
メディアDVD-ROM1枚
発売日

2007年11月1日
2007年10月23日
2007年11月23日
2007年12月13日
2008年11月6日(プラチナコレクション 2019年1月17日(エースコンバット7早期購入特典DLC)
対象年齢 CERO:A(全年齢対象)
ESRB: T(対象年齢13歳以上)
PEGI: 12+
USK: (12歳未満禁止)
売上本数70万本[2]
その他Xbox Liveによる体験版配布およびオンライン対戦に対応
対応映像出力
720p(D4)まで
対応音声出力
ドルビーデジタル5.1ch
対応周辺機器
フライトスティックEX
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『エースコンバット6 解放への戦火』(エースコンバット6 かいほうへのせんか、ACE COMBAT 6 解放への戦火、通称"エースコンバット6")は、バンダイナムコゲームス(後のバンダイナムコエンターテインメント)より2007年10月23日に発売されたXbox 360フライトシューティングゲーム。オンライン対戦にも対応する。
概要

エースコンバットシリーズ国内第8作。シリーズとしては初のXbox 360用作品。日本ゲーム大賞 2007では "フューチャー部門"で、OXM Awards 2008では "Best Strategy Or Sim"を受賞している。

発売から12年後の2019年1月17日には、エースコンバット7が発売され、早期購入特典(ダウンロードコンテンツ)としてXbox One対応の本作が提供された。これはXbox Oneの下位互換機能を利用したもので、従来からあるパッケージ版をXbox Oneで起動した場合と内容は同一である。Xbox OneのHeutchy Methodの適用により、本作はXbox 360の9倍のレンダリング解像度かつ拡張された色表現で遊ぶことができるようになった。
ストーリー

1999年の小惑星ユリシーズ(『大陸戦争』参照)の落下から16年後の2015年、アネア大陸では隕石の被害による経済破綻で内戦状態に陥っていたエストバキア連邦軍事政権によって再統一され、被害の少なさから復興を遂げ繁栄を謳歌していた隣国エメリア共和国と共に、大陸は平和への道を歩み始めたかに見えた。しかし同年8月30日、突如としてエストバキアはエメリアに対して侵攻を開始。首都に飛来する敵機の迎撃任務を受け、エメリア空軍部隊が緊急出撃する中、TACネーム「タリズマン」が所属する戦闘機部隊「ガルーダ隊」にも首都防空任務が発令される。後に『エメリア・エストバキア戦争』と呼ばれる戦いの始まりであった。
舞台背景

アネア大陸(2015年?2016年)。世界観の一部は過去のシリーズと関連があり(時間軸としては
ZERO2・3D045→6→7X)、アネア大陸はユークトバニア連邦共和国の存在するベルーサ大陸の北に位置しており、アネア大陸の更に北側には、「5」の舞台にもなったラーズグリーズ海峡が存在する[3]

ゲームコンセプトは "The Next Generation of Aces"(意訳:エース達の次世代)。

ムービーパートは7人の登場人物の視点からエメリア共和国とエストバキア連邦の戦いを描く。

システム

僚機への指示は攻撃・援護の2つだけになり、分散・特殊兵装切り替えの命令はできなくなった。特殊兵装は僚機のパイロットが前方の敵数に応じて自己判断の上選択、攻撃する。

新たに「支援要請」という概念が登場。これを行うことで、同じステージで作戦行動中の味方勢力が総力を結集した援護攻撃を行ってくれる。これには前方目標への攻撃指示を与えた場合の「攻撃要請」と、自分を狙う敵を攻撃させる「援護要請」がある。双方とも前方、または後方の目標を標的とした上での一斉支援射撃が行われ、空中戦に向かない低推力の攻撃機使用時など有効な助けとなる。また、この時の点数加算は通常通りに行われるため、自機での撃墜に拘らないプレイヤーには便利。

新規の攻撃手段として、敵機の軌道を先読みして機首を向ける事でターゲッティングが可能となり、ミサイルを敵機のその後の到達座標へ向けて射撃できるミサイルによる「偏差射撃」が可能となっている。このシステムを実装したため、通常時のミサイルの誘導性能は他作品に比べてやや悪い。

ミサイルが敵機に接近するだけで爆発してダメージを与える「近接信管」が追加。自機も近接信管の作動を元とした敵炸薬の爆発によるダメージを受けるが、この時のダメージはミサイルの直撃には劣る為、最高難易度のACEモードでも無傷であれば、1発での撃墜は避けられる。

通常より急角度で旋回・ヨーが可能となる「ハイGターン」という要素が追加された。敵の攻撃や墜落を回避する際には非常に有効だが、通常の旋回・ヨーよりも急激に方向転換し、それによる減速が発生するため、用いすぎた場合などは回避力・旋回力の低下、更に
失速が発生するというデメリットもある一方、使いこなせれば非常に有効な空中戦機動が可能となる技術。

今作では味方にも撃墜判定が有り味方の戦闘機や戦車も撃墜可能になっている(ポイントは入らず、またミッションによって撃墜できない場合もある。戦闘機など小型の味方航空機は撃墜判定はあっても接触判定はなく、通り抜けるだけとなっている)。

前作の『X』までは攻撃したい目標に近づくだけでそこが攻撃対象になっていたが、今作ではこの機能は削除されている。

1つのステージで最大6つの作戦が同時に進行し、その中からステージ毎に決められた数の作戦をクリアすることでステージの進行が後半に進むという形式である。どの作戦を遂行するかはプレイヤーが選択可能。初心者でも難易度の低い作戦を選ぶことでゲームを進めることが可能。優先する作戦の順序次第では以後の作戦や後半ステージの難易度が大幅に変化する場合がある(支援効果が高い味方の水上艦隊規模が大きいステージなど)。

『ACE COMBAT 5』以来となるチュートリアルモードを収録。また、シリーズ初の機能として撃墜された場合でも「途中からやり直し」が可能となっている。

オンラインコンテンツ

Xbox LiveおよびXbox 360マーケットプレイスにより以下の要素が提供されている。

4種類のオンラインプレイ

チームバトル - 16人までのプレイヤーが2チームに分かれて対戦、相手チームの戦闘機を落として獲得するスコアを競う。

バトルロイヤル - 16人までのプレイヤー全員が敵同士となり、他プレイヤーの戦闘機を落として獲得するスコアを競う。

シージバトル - 8人までのプレイヤーが2チームに分かれて攻撃・防御を交代で行い、標的の破壊と制圧完了までの時間によるスコアを競う。

コープバトル - 4人までのプレイヤー全員で協力してミッションをクリアする。


オンラインランキング

オフラインモードでは、難易度別・ミッション別のスコア、難易度別の合計スコア、そして総撃墜数が対象。

オンラインモードでは、モード別・ステージ別の総取得スコアが対象。オンラインモードのランキング上位者には「称号」が与えられ、その中には世界で唯一のものも含まれている。


ダウンロードコンテンツとして追加機体カラーやオンラインモードの追加ステージを配信。詳細は後述。

サウンド

シリーズ恒例となったオーケストラサウンドをベースに、新しい試みとして一部楽曲に少年合唱団によるボーイソプラノを取り入れている。合唱は英国のトリニティ少年合唱団が担当し、トリニティ少年合唱団の担当した楽曲は最終ステージ挿入歌の『CHANDELIER/シャンデリア』と『To All Things/トゥ・オール・シングス』およびエンディングテーマの『A BRAND NEW DAY/ブラン・ニューデイ』。オーケストラ演奏はブルガリア国立放送オーケストラで、担当楽曲は予告編でも使用された『Liberation of Gracemeria/グレースメリアの解放』とプロローグで流れる『Ace Combat 6 Main Theme/メインテーマ』など。また、BGMや音声を含むサウンドエフェクト、イベントムービーといった全ての音源で、ドルビーデジタルによる5.1chサラウンドに対応している。


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