エージェント:ライアン
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エージェント:ライアン
Jack Ryan: Shadow Recruit
監督
ケネス・ブラナー
脚本アダム・コーザッド
デヴィッド・コープ
原作キャラクター創造
トム・クランシー
製作ロレンツォ・ディ・ボナヴェンチュラ
メイス・ニューフェルド
デヴィッド・バロン
マーク・ヴァーラディアン
製作総指揮ダナ・ゴールドバーグ
トミー・ハーパー
出演者クリス・パイン
ケビン・コスナー
ケネス・ブラナー
キーラ・ナイトレイ
音楽パトリック・ドイル
撮影ハリス・ザンバーラウコス
編集マーティン・ウォルシュ
製作会社パラマウント映画
スカイダンス・プロダクションズ
配給パラマウント映画
公開 2014年1月17日
2014年2月15日
上映時間105分
製作国 アメリカ合衆国
言語英語
製作費 $60,000,000 [1]
興行収入$135,511,030 [1]
5億2000万円[2]
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『エージェント:ライアン』(原題: Jack Ryan: Shadow Recruit)は、トム・クランシーが創造したキャラクターであるジャック・ライアンを主人公としたケネス・ブラナー監督による2014年アメリカ合衆国アクションスリラー映画

本作はジャック・ライアンの映画作品(英語版)としては5作目である。本作は「ジャック・ライアン」シリーズをリブート[3]した作品。これまでの映画とは違ってクランシーの特定の小説を原作としておらず、ホセイン・アミニによるコンセプトを基にしたオリジナルストーリーとなっている。ライアンを演じるのはクリス・パインであり、アレック・ボールドウィンハリソン・フォードベン・アフレックに続いて4代目となる。

日本公開版は池上彰が字幕監修を担当した[4]
あらすじ

アメリカ同時多発テロ事件の後、ロンドン・スクール・オブ・エコノミクスに在学していたジャック・ライアンはアメリカ海兵隊に入隊し、アフガニスタンで戦うが、ヘリコプターが撃墜されて脊椎を損傷する。療養中に、ライアンは医学生キャシー・ミュラーと親しくなり、自分をリクルートしようとするCIAのトマス・ハーパーに会う。

10年後、ライアンは表向きウォール街の会社で働きながら、密かにCIAのためにテロリストの資金の流れを追い、キャシーを婚約者としている。ロシアが国連の投票で敗北した時、ライアンは不自然なドル相場の動きに気付く。ロシアの億万長者のヴィクトル・チェレヴィンが運営する組織の口座にアクセスできないことを知る。

ライアンの会社がチェレヴィンと取引をしていたため、ライアンは監査のためにモスクワに行く。モスクワに着いた途端、ライアンはボディガードを装う暗殺者に命を狙われる。ライアンはSOSを送り、バックアップがハーパーであることに驚く。ライアンは、チェレヴィンが密かにドルの価値を吊りあげており、テロの直後に大量の米国債を売って市場の暴落とアメリカ経済の崩壊を計画していると説明する。脱出せずに調査を継続するようハーパーは求める。

翌日ライアンはチェレヴィンと面会するが、監査対象の会社は既に売却したと言われる。一方、キャシーは浮気を疑ってモスクワにやって来る。規則に反してライアンは自分がCIAのために働いているとキャシーに教える。ライアンはキャシーを伴い、レストランでチェレヴィンに会う。ライアンは酔ったふりをしてキャシーを侮辱し、席を立ってチェレヴィンのオフィスに忍び込み機密情報を盗む。翌朝にテロを起こし、大量の売り注文で市場の暴落が計画されていることを知る。チェレヴィンはキャシーを誘拐させるが、ライアンが救い出す。

ライアンは、チェレヴィンが息子アレクサンドルを密かに合衆国に潜入させていた事を知る。合衆国に戻る飛行機の中で、ライアンはアレクサンドルの潜伏場所とウォール街が攻撃対象であることを突き止める。ライアンは、アレクサンドルの乗る偽の警察車両を見つけてウォール街の地下に追いつめ、車両に搭載された大量の爆弾に気付く。ライアンは車を川に落下させ、爆発直前に飛び降りてアレクサンドルは死ぬ。チェレヴィンは陰謀仲間に処刑され、ライアンとハーパーはホワイトハウスに呼ばれて大統領に説明する。
キャスト

※括弧内は日本語吹替

ジャック・ライアン - クリス・パイン阪口周平
CIAアナリスト。表向きは投資銀行コンプライアンス担当。

キャシー・ミュラー - キーラ・ナイトレイ渋谷はるか
ジャックの婚約者。医師。

トマス・ハーパー - ケビン・コスナー中村秀利
ジャックのCIAでの上司。

ヴィクトル・チェレヴィン - ケネス・ブラナー高瀬右光
ロシアの大実業家。

アレクサンドル・ボロフスキー - アウレック・アットゴフ
アメリカに潜伏しているロシアの工作員。

ディミトリ・レムコフ - ペーター・アンデション(英語版)
チェレヴィンの警備主任。

エムビー・デン - ノンソー・アノジー
チェレヴィンのボディガード。空港でジャックを迎える。

ロブ・ベリンガー - コルム・フィオール仲野裕
ジャックの投資銀行での上司。

エイミー・チャン - ジェンマ・チャン岡寛恵
CIAの女性エージェント。

ディクソン・ルイス - デヴィッド・ペイマー(仲野裕)
アメリカの外交官[5]

FBI捜査長官 - カレン・デヴィッド(英語版)

ソローキン内務大臣 - ミハイル・バリシニコフ(クレジットなし)

製作
企画

2002年に『トータル・フィアーズ』が商業的に成功した後、シリーズの継続が検討されたが、実現には至らなかった[6]。2008年にサム・ライミが映画『ジャック・ライアン』シリーズ(英語版)を復活させるために参加したが[7]、後に彼は映画『スパイダーマン』シリーズに集中するために降板した[8]

2009年10月、パラマウント映画と共同出資のスカイダンス・プロダクションズはオリジナルの映画シリーズからリブートしたジャック・ライアン役としてクリス・パインと交渉していることを発表した。同時にプロデューサーのロレンツォ・ディ・ボナヴェンチュラメイス・ニューフェルドホセイン・アミニが草案を書いたオリジナル・コンセプトに基づいて企画を進めた[9]


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