エーザイ
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「HHC」はこの項目へ転送されています。指定薬物については「ヘキサヒドロカンナビノール(英語版)」をご覧ください。

エーザイ株式会社
Eisai Co., Ltd.
エーザイ本社
種類株式会社
機関設計指名委員会等設置会社[1]
市場情報東証プライム 4523
1961年9月上場
本社所在地 日本
112-8088
東京都文京区小石川四丁目6番10号
設立1941年(昭和16年)12月6日
(日本衛材株式会社)(創業:1936年(昭和10年))
業種医薬品
法人番号6010001000001
事業内容医薬品、医薬部外品、製薬用機械等の製造販売
代表者内藤晴夫取締役代表執行役CEO
林秀樹(代表執行役兼日本事業担当兼CIO
岡田安史(代表執行役兼CTO兼業界担当兼中国事業担当)
資本金449億86百万円
発行済株式総数296,567千株
売上高連結:6956億2100万円
(2020年3月期)
営業利益連結:1255億200万円
(2020年3月期)
純利益連結:1217億6,700万円
(2020年3月期)
総資産連結:1兆621億4000万円
(2020年3月期)
従業員数連結:11,076名
単独:3,043名
(2023年3月31日現在)
決算期3月31日
主要株主日本カストディ銀行(株)(信託口) 7.01%
日本マスタートラスト信託銀行(株)(信託口) 6.79%
日本生命保険相互会社 4.84%
JP MORGAN CHASE BANK 385147 3.01%
(2015年3月31日現在)
主要子会社EAファーマ
関係する人物内藤豊次(創業者)
外部リンクエーザイ株式会社
特記事項:国際会計基準適用のため連結売上高は売上収益を記載。
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エーザイ株式会社(Eisai Co., Ltd.)は、東京都文京区小石川に本社を置く日本の大手製薬会社である。日経平均株価およびTOPIX Large70の構成銘柄の一つ[2][3]

コーポレート・スローガンは「ヒューマン・ヘルスケア (Human・Health Care)」で、ロゴ中に筆記体で記されたhhcはナイチンゲールの直筆サインから取り出したものである(会社ロゴの、赤は動脈を、青は静脈を意味する)。
概要

2012年の世界の医薬品メーカーの売上高における順位は25位で、武田薬品工業(世界14位)・アステラス製薬(同18位)・第一三共(同19位)・大塚ホールディングス(同20位)に次ぎ国内5位に位置する[4]メインバンク埼玉りそな銀行である。

現在の主力商品は1990年代に発売した自社開発製品のアリセプトパリエット/アシフェックスで、この二つで売上のおよそ60%を占めている。売上高に占める自社開発品の比率が約90%と高く、かつ海外での売上比率も全売上高の半数超と多いのが特徴。加えて、米国においては、創薬・研究・開発・生産・物流・営業まで、製品販売にかかわる全ての部門をエーザイ、もしくはその子会社で持つ唯一の日本の製薬会社である。英国、インドにも生産工場があり、USAをはじめ、南米、ロシア、ヨーロッパ、オセアニアでも販売会社の子会社がある。

大衆薬ビタミン剤「チョコラ」シリーズと胃腸薬「サクロン」、ハンドクリーム「ザーネ」、乗り物酔い止めの「トラベルミン」[注釈 1]シリーズなど古くから知名度がある製品の他、スイッチOTCとして医療用胃薬セルベックスをスイッチした「セルベール」や医療用アレルギー性鼻炎薬アゼプチンをスイッチした「ハイガード」(現在は販売終了)もある。

1960年代から1990年代にかけて、メチコバール末梢性神経障害治療薬)、セルベックス(胃炎治療薬)を中心に急成長を遂げた。1988年、エーザイイノベーション宣言とともに、現社長の内藤晴夫が当時41歳の若さで社長に就任した。その後、戦略的五カ年計画を4期に渡り実施し、第1期(1987年 - 1991年: 国内営業の時代)、第2期:(1992年 - 1996年: グローバリゼーションの時代)、ここで国際化(欧米)を進め、第3期(1997年 - 2001年: 飛翔の時代)、第4期(2001年 - 2007年: ミレニアム計画 (2006年度で終了))と進めて、2004年度で5000億円の売り上げを達成した。2006年度より2011年度まで、ドラマティックリーププランの時代と位置づけている。先の2製品のヒットによりここ10年で飛躍的に売上高が増大したことにより、一時株価が6600円近くに達したが、製薬業界の2010年問題(新薬の特許切れ問題)で、エーザイを問わず、各製薬会社ともに実力以上に株価が低迷した。その後、2014年にリストラを行い、埼玉県にある美里工場を武州製薬株式会社に譲渡した。一時期は、売り上げが低迷したが、抗がん剤「レンビマ」、抗てんかん薬「フィコンパ」などで、2017年度には、売り上げを6000億円台に回帰させた。2016年からE-way2025と銘打ち、2025年までに8000億円の売り上げまで戻す計画にある。2018年11月、メルクとの提携で入った一時金を活用し、2014年に続く早期退職(45歳以上)を発表し、55歳以上の統括を役職から外すというアナウンスを行った。

1987年の長期経営計画(2001年度までに売上高5,000億円を目標)によって見いだされた「ヒューマン・ヘルスケア(Human・Health Care)」という言葉は同社のスローガンにもなっている。もう一つの特徴としてエーザイの企業理念である「患者様と生活者の皆様の喜怒哀楽を考え、そのベネフィット向上を第一義とし、世界のヘルスケアの多様なニーズを充足する」は定款にも盛り込まれており、現状ではイオングループとエーザイだけが、企業理念を定款に盛り込んでいる。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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