国 ギリシャ共和国
地方東マケドニア・トラキア
県都アレクサンドルーポリ
面積4,242 km²
人口150,580 人 (2005年)
人口密度35 人/km²
ナンバープレートEB,OP
自治体コード72
構成自治体数5
標準時EET(UTC+2)
夏時間はEEST(UTC+3)
エヴロス県(エヴロスけん、?βρο? / Evros)は、ギリシャ共和国の東マケドニア・トラキア地方を構成する行政区(ペリフェリアキ・エノティタ)のひとつ。ギリシャ共和国で最も東北に位置し、トルコ・ブルガリアと境界を接する。県都はアレクサンドルーポリ。
地理
位置・広がりトルコとの国境を隔てるエヴロス川
エヴロス県は、東西に長い東マケドニア・トラキア地方の最も東に位置する。また、ギリシャ共和国領土の最北端となる県である。
エヴロス県は、西トラキア(英語版)(トラキアのギリシャ領部分)の一部である。その名称は、トラキアの重要な河川であり、現在はギリシャとトルコを分かつ国境となっているエヴロス川(en:Maritsa)に由来する。エヴロス県の北部および北西部はブルガリアと国境を接する。西部は、ロドピ県と接する。
エヴロス県は、ギリシャのうちで最も広い県の一つであり、西トラキア地方の45%を占める。南北は約150km、東西は70?100kmの長さである。また、エーゲ海上のサモトラキ島を県域に含む。 県内第一の川はエヴロス川、第2の川はアルダ川 県の南部、および中部は主に地中海性気候である。北部および高地部では、冬に寒冷な大陸性気候が主に見られる。 現在のエヴロス県の地帯には、マケドニア王国に併合されるまでは、トラキア人が支配していた。紀元前310年ごろの分裂までマケドニア王国の支配が続き、代わって紀元前80年ごろまでセレウコス朝の統治下に入った。その後トラキア属州として、ローマ帝国に編入されたのち、紀元後395年のローマ帝国が東西に分かれたときには東ローマ帝国領となり、15世紀まで続いた。この間には、スラヴ人やゴート人に侵略されていた。フェレスの修道院 その後、オスマン帝国の支配下に入ったが、ギリシア独立戦争時にこの地で起こった戦闘は敗北し、反乱は鎮圧された。また、バルカン戦争ではブルガリアに占領、割譲され、完全にこの地域がギリシアの統治下となったのは、第一次世界大戦後の1920年であった。この地域はトラキア県の一部となり、1947年に細分化され、現在のエヴロスとなった。希土戦争中に、ギリシア人の避難民の多くが、これらの新しく設置された県内の町や村、トルコ人やその他の民族が古くから住む地域にも移住し、オレスティアダ エヴロス川流域は洪水の被害がたびたび発生した。1950年代と60年代には、オレスティアダ エヴロス県は、以下の自治体(ディモス、市)から構成される。人口は2001年国勢調査時点。 自治体名綴り政庁所在地面積 Km2人口
地勢
気候
歴史
行政区画エヴロス県
市(ディモス)
1アレクサンドルーポリΑλεξανδρο?πολη
2ディディモティホ(英語版)Διδυμ?τειχοディディモティホ (el) 569.523,484
3オレスティアダ(英語版)Ορεστι?δαオレスティアダ (el) 967.539,485
4サモトラキΣαμοθρ?κηサモトラキ178.02,723