エンバンメイズ
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このフィクションに関する記事は、ほとんどがあらすじ・登場人物のエピソードといった物語内容の紹介だけで成り立っています。製作過程や社会的影響、専門家による批評や分析など、作品外部の情報の加筆を行い、現実世界の観点を説明してください。(2015年11月) (使い方)

エンバンメイズ
ジャンル青年漫画サスペンスギャンブルダーツ
漫画
作者田中一行
出版社講談社
掲載誌good!アフタヌーン
マンガボックス
レーベルgood!AFTERNOON KC
発表号2014年#43 - 2015年11月号
(good!アフタヌーン)
2015年51号 - 2016年46号
(マンガボックス)
発表期間2014年5月7日 - 2016年10月12日
巻数全6巻
話数全29話
テンプレート - ノート

『エンバンメイズ』(ENBAN MAZE)は、田中一行による日本漫画作品。裏社会で行われるダーツ賭博を舞台に、凄腕のダーツプレイヤーである主人公の活躍を描く。『good!アフタヌーン』(講談社2014年(平成26年)6月号から連載開始。2015年7月より漫画アプリ『マンガボックス』でも後追い連載開始。2015年11月号をもって『good!アフタヌーン』から『マンガボックス』へ完全移籍し、電子書籍化した後も連載継続となり、2016年10月12日更新分(2016年46号)で完結した。

著者にとって『イコン』に続く2作目の連作作品であり、心理戦を用いた駆け引きとダーツがメインのサスペンス・アクションである。裏社会のダーツ賭博で活躍する凄腕のダーツプレイヤー・烏丸徨を主人公とし、彼が他の一流プレイヤーと変則的で個性的なダーツゲームで戦い、最終的に彼の来歴にもまつわる謎の「施設」を運営する組織との戦いに発展していく。
あらすじ

現代日本。裏社会ではヤクザ組織「講談組」が主催するダーツ賭博が盛況であった。それは一流のダーツプレイヤーたちが最低数千万円から時に数十億円の大金が動く勝負を行い、それを大勢の観客が観戦する興行であり、しかし、彼らは百発百中のために通常のゲームでは決着がつかないため、変則的なゲームが日々企画され、実施されている。そのダーツ賭博において圧倒的な力を誇り、常勝無敗で知られる青年・烏丸徨がいた。彼は単純なダーツの腕前だけではなく、明敏な頭脳に心理戦にも長け、対戦相手を心理の迷宮に迷わせ圧倒することから「迷路の悪魔」の異名を取り、賭場の看板プレーヤーとなっていた。彼は賭場の支配人で、友人でもある講談組若頭・絹守一馬の依頼も受けながら強敵と戦っていく。

やがて烏丸は、謎の青年・華原清六の挑戦を受け、「施設」の情報を得る。実は烏丸は、謎のダーツプレイヤー養成施設の出身であったが、そこでは卒業試験と称して基準に満たない大量の生徒が虐殺され、烏丸もまた友人・瀬戸を失い、さらに桂木鈴音と共に生きて施設を出るために彼女が声を失うという苦い思い出があった。そんな謎多き「施設」の運営者が企画した猟奇ダーツゲームで、華原に勝利した烏丸は、以降「施設」の正体を知るため、それに関連する強敵たちと戦っていく。

一方、「施設」を創設・運営しているのは謎の大富豪の兄妹(老紳士とネネ)であり、彼らは烏丸の勝負を密かに観覧して楽しみつつ、用済みとなった「施設」に繋がるプレイヤーを拉致し、消していく。そして「施設」出身の有力プレイヤーに与える金貨を餌に烏丸を、自らが企画する殺人ゲームに参加させる。強敵・皆月司を倒し、強引に決定された鈴音との勝負は機転を利かせて回避して烏丸はこれまでに得た仲間たちと共に、すべての元凶である老紳士に迫っていくが、力及ばず仲間と共に拉致される。

老紳士の差配によって、烏丸は自分と仲間の命を賭けて、かつて自分が研鑽を積んだ「施設」で最後の勝負を行うことになり、その対戦相手には死んだと思われていた友人・瀬戸が登場する。そして老紳士は烏丸が勝てば「施設」の解体と自身の命を賭けると約束する。こうして最終勝負が始まるが、烏丸は老紳士の真の狙いを看破し、またネネが彼のイカサマを妨害したことで、勝利する。思惑が外れた老紳士は約束を反故にして皆殺しを命じるが、瀬戸の身を賭した毒矢によって死亡し、烏丸らは助かる。そして場を収拾したネネは烏丸に「施設」の廃止を約束する。

エピローグ。仲間たちがそれぞれ日常生活を送る中、烏丸は施設に収容されていた子どもたちの生活費のために、賭けダーツを続けていくのであった。
登場人物
メインキャラクター
烏丸 徨(からすま こう)
本作の主人公。ダーツプレイヤー。両利き。高襟の赤いシャツに白スカーフ、襟が特徴的な黒スーツ姿の青年。暴力団「講談組」が仕切るダーツ賭博場で活躍する天才的なダーツプレイヤーで、ダーツの3投での最高点である180点を10時間以上取り続ける、3本同時投げや両腕でも180点を取ることなどが可能。加えて複雑な点数計算やルールの穴を見つけるなど頭脳明晰で、他者の心理を読み取ることにも長ける。普段は飄々とし、頼りない情けない姿を見せることもあるものの、勝負の要訣では悪魔のように描写され、見る者を恐れさせる。常勝無敗で、心理的に誘導するなどして、それまで自信満々であった対戦相手を疑心暗鬼に陥れて完勝するところから、相手を迷い込ませる「迷路の悪魔」の異名を持つ。「ここが“行き止まり”(デッドエンド)だ」が決め台詞。深く思考している時などは謎の「びびびびびび」という擬音語が描かれる。普段は自信家だがミスも多いコミカルな青年として描かれる。特に「迷路の悪魔」にもかかわらず極度の方向音痴で、自宅への帰宅経路でも迷ってしまう。また、電子機器全般が苦手。ただし、迷子体質については、明敏すぎる頭脳ゆえに、不特定多数の思惑で日々変わってしまう風景(目印代わりの店や看板が変わること)に対応できないためと明かされており、人為的な迷路については、むしろ、その作成者の思惑を読み取り、経路を把握できる。かつてダーツプレイヤーを養成する謎の「施設」に10歳から14歳までの4年間所属していた。当時から天才的で、鈴音と共に10人しかいないAクラスの生徒であった。しかし、最終試験における大量殺戮と友人・瀬戸の死、その状況に自身は狼狽する一方で鈴音が自らを犠牲にして共に生還したことなどがトラウマになっている。その時のことを自身が迷路の中にいたと形容している。このため、華原より「施設」に繋がる手掛かりを得て以降、「施設」の正体を探り、最終的に壊滅させることを目的として行動する。
絹守 一馬(きぬもり かずま)


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