エンジョイエコカード
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エンジョイエコカードは、大阪市高速電気軌道(Osaka Metro)と大阪シティバスが大阪市交通局時代より継続して発売している、同社の地下鉄ニュートラム大阪シティバスが一日乗り放題となり、一部の観光施設の入場料が割り引かれる磁気カード乗車券である。

本項では同じく大阪市交通局が発売していた共通一日乗車券、ノーマイカーフリーチケット及び新幹線のエクスプレス予約・スマートEX利用者向けに発売しているOsaka Metro 1日乗車券[1]についてもここで述べる。
利用方法

発売場所で購入した時点では利用日は印字されておらず、利用期限も設定されていない。利用当日に初めて地下鉄の自動改札機またはバス料金収納機のカード投入口に投入すると、表面に利用年月日が印字されて、当日限り有効となる。それ以後は、地下鉄・ニュートラムの場合は、乗車・下車するたびに、裏面に駅名と時刻が印字されていく(最初の乗車駅と時刻は、裏面には印字されない)。バスの乗車記録は印字されない。裏面の印字が一杯になってもそのまま使用できる(ただし、印字はされない)。
利用可能区間

地下鉄・大阪シティバス(いまざとライナーを含む)・ニュートラム全線。ただし、定期観光バス・イケア鶴浜直行バス・ユニバーサル・スタジオ・ジャパン直行バス・空港リムジンバス・オンデマンドバスには利用できない。

相互直通運転している他社線(阪急電鉄北大阪急行電鉄近畿日本鉄道)の路線に跨って乗車する場合は、別途その区間の運賃を支払う必要がある。

地下鉄から他社線へ乗り越すときは、エンジョイエコカードで入場し、接続駅(天神橋筋六丁目駅江坂駅長田駅)から下車駅までの乗越運賃を精算するか、磁気乗車券(磁気回数券、磁気定期券等)を2枚重ねて自動改札機で出場する。他社線から地下鉄へ乗り通すときは、接続駅までの磁気乗車券で入場し、エンジョイエコカードと2枚重ねて出場する(エンジョイエコカードは他社線の駅では購入できないので、事前に準備しておく必要がある)。なお、PiTaPaICOCAなどICカード乗車券を併用して直通乗車することはできない(接続駅で一旦下車して改札を出場し、入場し直す必要がある)。
発売金額

大人は平日820円、土日祝日620円。小人は平日・土日祝日共通で310円(鉄道駅バリアフリー料金を含む)。大人土日祝日用、小人用なら、地下鉄4区(大人340円)又は5区(大人390円)の区間を単純に1往復乗車するだけで、元が取れる計算になる。Osaka Metro 1日乗車券は平日より80円安い740円となる[1]

原則として、平日と土日祝日はカレンダーどおりに判断する。盆休みや年末年始など土休日ダイヤで運転する期間であっても、カレンダー上で平日なら、平日用のカードが必要である。ただし、平日でも大人土日祝日用が使用できる日が設定されることがある。2014年の年末以降は「エンジョイエコカード 年末年始おでかけキャンペーン」として、曜日にかかわらず年末年始の12月30日?1月3日に大人土日祝日用が使用可能とされている。ただし、2023年1月時点では2019年12月28日?2020年1月5日の実施が最後である。
発売場所

地下鉄駅構内

券売機、定期券発売所、Osaka Metro案内カウンター(新大阪)、売店(ローソンSOL)このうち、Osaka Metro 1日乗車券はOsaka Metro案内カウンター(新大阪)、定期券販売所のうち梅田・なんば・天王寺の3駅のみの発売となる
[1]。購入時にエクスプレス予約・スマートEXで岐阜羽島以東もしくは岡山以西から新大阪まで利用した「EXご利用票」または「ご利用票兼領収書」の提示が必要(当日・前日・前々日の物のみ有効)。


大阪シティバス(車内、営業所等)での販売は2021年5月末をもって全て終了した。

カードデザイン

駅窓口で発売されているもの(常備券)は、エンジョイエコカード専用の券面デザインで、大人平日用と小人用は緑色、大人土日祝日用は赤色をベースとした多色刷りである。カードには猫をモチーフにした、大阪市交通局のキャラクター「にゃんばろう」が描かれていたが、2018年4月1日からの民営化により券面デザインが変更され、ニュートラム・地下鉄・バスのデザインに変わった。以前はバス車内でも発売されていたが、2021年3月28日をもって終了したため、あらかじめ地下鉄駅などで購入しておく必要がある。

券売機で発行されるものは、回数カードと共通の淡黄色の単色刷りカードで、発券時に「エンジョイエコカード」と印字される。

なお、券売機では、エンジョイエコカードの発売が開始された2011年10月1日以降も、前身の共通一日乗車券・ノーマイカーフリーチケット(いずれも後述)時代からの旧デザインカード(水色)の在庫を引き続き使用して発券していた。2012年3月初めごろに旧カードの在庫がなくなり、新デザインカード(淡黄色)に切り替わった。このカードにも「にゃんばろう」が描かれていた。こちらも民営化により券面デザインが変更され、色は淡黄色のままだが、券面から「にゃんばろう」が削除された。

Osaka Metro 1日乗車券は専用デザインになり、青い券面に「Osaka Metro 1DAY PASS」の文字と新幹線のシルエットが描かれている。右上にはエンジョイエコカード同様割引施設対応である旨が書かれている[1]
料金割引施設

カードを以下の施設で提示すると、入場料金等が割り引かれる。ただし、カードに印字されている利用日当日中に限る(未使用のカードや、前日までの利用日が印字されたカードは不可)。
大阪市西部

海遊館

大阪府咲洲庁舎展望台

キャプテンライン

観光船サンタマリア

大阪市中部body:not(.skin-minerva) .mw-parser-output .columns-list__wrapper{margin-top:0.3em}body:not(.skin-minerva) .mw-parser-output .columns-list__wrapper>ul,body:not(.skin-minerva) .mw-parser-output .columns-list__wrapper>ol{margin-top:0}body:not(.skin-minerva) .mw-parser-output .columns-list__wrapper--small-font{font-size:90%}

梅田スカイビル

大阪市立科学館

国立国際美術館

大阪くらしの今昔館

大阪市立東洋陶磁美術館

大丸ミュージアム・梅田

大阪企業家ミュージアム

キッズプラザ大阪

湯木美術館

大阪市天王寺動物園


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