この項目では、植物のエンジュ(槐)について説明しています。
その他の槐については「槐」をご覧ください。
ポケットモンスターシリーズに登場するエンジュシティについては「ジョウト地方」をご覧ください。
エンジュ(槐[5]、学名: Styphnolobium japonicum[注 1])はマメ亜科エンジュ属の落葉高木。中国原産。日本には古くに渡来し、花蕾や莢は生薬にして役立てられた。 中国原産で、古くから台湾、日本、韓国などで植栽されている。日本へは8世紀には渡来していたとみられ[5]、和名は古名えにすの転化したもの。別名でニガキとよばれることもある[7]。中国植物名は槐[3]、または槐樹(かいじゅ)である[8]。街路樹によく使われ、公園や学校などの庭木としても植えられる[9]。 マメ科の落葉高木で、樹高は5 - 15メートル (m) になる[10]。成木の樹皮は暗灰白色で、細かく縦にはっきりと裂ける[11][12]。若木の樹皮は濃緑色で、皮目がある[12]。一年枝は暗緑色で、無毛または短毛がある[12]。 葉は奇数羽状複葉で互生し[5]、小葉は5 - 10対あり、長さ3 - 5センチメートル (cm) の卵形で先端は尖り、全縁で[10]、表面は緑色、裏面は緑白色で短毛がありフェルトのようになっている。小葉は、対につくか、交互につくかは変異があるため、個体によりばらつきがある[13]。
特徴