エンジェル・ハート
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この項目では、北条司の漫画、およびそれを原作とするアニメ・ドラマなどについて説明しています。その他の用法については「エンジェルハート (曖昧さ回避)」をご覧ください。
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エンジェル・ハート
ジャンルハードボイルド青年漫画
漫画
作者北条司
出版社新潮社
掲載誌週刊コミックバンチ
レーベルBUNCH COMICS
発表号2001年創刊号 - 2010年36・37合併号
発表期間2001年5月15日 - 2010年8月6日
巻数全33巻
話数全363話
漫画:エンジェル・ハート 2ndシーズン
作者北条司
出版社ノース・スターズ・ピクチャーズ
掲載誌月刊コミックゼノン
レーベルゼノンコミックス
発表号2010年創刊号 - 2017年7月号
発表期間2010年10月25日 - 2017年5月25日
巻数全16巻
話数全79話+番外編1話
アニメ
原作北条司
監督平野俊貴
シリーズ構成植竹須美男
キャラクターデザイン西城隆詞青野厚司
音楽岩崎琢
アニメーション制作トムス・エンタテインメント
製作エンジェル・ハート製作委員会
放送局日本テレビ系列
放送期間2005年10月3日 - 2006年9月25日
話数全50話
ドラマ
原作北条司
脚本高橋悠也、根津大樹
演出狩山俊輔、鈴木勇馬、久保田充
制作ケイファクトリー
放送局日本テレビ系列
放送期間2015年10月11日 - 12月6日
話数全9話
その他初回は30分前倒し拡大
テンプレート - ノート
プロジェクト漫画アニメテレビドラマ
ポータル漫画アニメテレビドラマ

『エンジェル・ハート』(AngelHeart)は、北条司による日本漫画。また、これを原作としたテレビアニメテレビドラマ。『週刊コミックバンチ』(新潮社)にて2001年創刊号から2010年36・37合併号まで連載されたのち、『エンジェル・ハート 2ndシーズン』[注釈 1] として『月刊コミックゼノン』(ノース・スターズ・ピクチャーズ)2010年創刊号(12月号)から2017年7月号まで連載された。1stシーズンの単行本はBUNCH COMICSより33巻まで発売されている。略称は『A.H.』。2015年7月時点でシリーズ累計発行部数は約2500万部を記録している[1]
概要

作者の代表作『シティーハンター』(以下、『C.H.』)を、家族愛をテーマとしてリメイクし、同作のパラレルワールドを描いている。この家族愛というテーマは前作『F.COMPO』においても主題となっていたものであり、その他多数の作品において読み取れる作者の大きなテーマとなっている。『C.H.』は突然4週後の連載終了を通告されて終了しており、北条に描き切っていないという強い思いを与えた作品であり、これが本作の執筆されるきっかけとなった[2][3]

『C.H.』と同様、新宿を主な舞台とした現代劇であるため、時代設定は10年程の開きがある。このため、『C.H.』時にはなかった携帯電話が登場するなど、背景となる社会設定は大きく変わっている。また.mw-parser-output .jisx0212font{font-family:"Hiragino Sans Pr6N","Toppan Bunkyu Gothic","Yu Gothic","ヒラギノ角ゴ Pr6N W3","A-OTF 新ゴ Pr6N R","源真ゴシック Regular","源ノ角ゴシック JP Normal","Source Han Sans JP Normal","Noto Sans CJK JP DemiLight","Noto Sans CJK JP DemiLight","小塚ゴシック Pr6N R","KozMinPr6N-Regular","メイリオ","Meiryo","Meiryo UI","游ゴシック","游ゴシック体","VL Pゴシック","MS Pゴシック","MS PGothic","小塚ゴシック Pr6N M","小塚ゴシック Pr6N","KozGoPr6N-Medium","A-OTF 新ゴ Pr6N","Arial Unicode MS",Code2000}獠の身体にも老眼や腰痛という症状が出ているように、この時代設定の開きと同じだけ登場人物たちも年齢を重ねている。ただし、2000年代中期以降は時間経過の設定が曖昧になっている。作者は、『超こち亀』で秋本治の連載30周年を祝う時のコメントで、連載が長引きそうだから年齢を停止しようと考えているとコメントしており、2ndの単行本のインタビューでは、停止させたと発言している。

パラレルワールドを描いたリメイク作品であるため、登場人物などの設定には『C.H.』から引き継いだ部分と変更された部分とが混在している。引き継いでいる部分については、獠の性格のようにほぼそのまま継承されているものだけではなく、「姿形は変われど、ファルコンとミキ(美樹)が出会い、堅い絆で結ばれる」といった形を変えながら引き継がれている部分もある。
あらすじ

台湾から来た殺し屋の少女と、新宿のスイーパーとの家族愛の物語。

新宿に現れた史上最強の暗殺者は、美しすぎる人間兵器だった。彼女(香瑩)のコードネームは「グラス・ハート」。完璧を誇る仕事振りに組織からは高い評価を得ていたが、彼女の心は、暗殺という任務を重ねる度に軋み、蝕まれていった。悩んだ末彼女は自ら死を選ぶが、組織の力によって、再び現世に呼び戻された。事故死した冴羽獠の最愛のパートナー、槇村香の心臓を移植されて。

香の心臓を移植したことにより、「グラス・ハート」と呼ばれた彼女の心に変化が起き、感情が生まれた。そして暗殺から手を引き、組織と対立する意思を持つ。香の心臓を持つ事によって無意識の内に獠と接触し、スイーパーとして「シティーハンター」の世界に入っていく。
登場人物

テレビアニメ版『C.H.』に登場するキャラクターについては、基本的に同じ声優が担当している。
香瑩(シャンイン)
声 - 川崎真央(幼少期 - 金田朋子) / 高山みなみ(ドラマCD) / 五十嵐裕美戦国大戦)本作の主人公。獠と香の義娘(養女)。年齢は初期のころは、15だったが[4]、第1シーズン終盤で19。元々は台湾マフィア「正道会」(チェンダオフェイ)のボス「李堅強」(リ・ジィエンチャン)の娘・李香瑩(リ・シャンイン)である。2歳のころ、父の部下の謀反によって、母親と共に乗っていた車ごと海に沈められた。母親はその際に死亡、彼女も行方不明になるが、計略により殺し屋として育て上げられ、正道会の暗殺部隊「朱雀」に所属していた。コードネームは「グラス・ハート」。李大人は彼女の生存を信じていたものの、この陰謀については物語開始直前まで知らなかった。度重なる暗殺命令によって次第に心を蝕まれ、最終的に飛び降り自殺を行い、心臓を鉄柵で刺し貫くが、マフィアが強奪した獠のパートナー、香の心臓を移植され一命を取り止める。心臓を移植されたことで香の心が宿り、後に香瑩は獠と行動を共にすることになる。ファルコン(海坊主)が「香瑩の戦闘能力は冴羽と同等。信頼性は比べるまでもなく香瑩」と評価している。獠はいざという時でも美女がいればちょっかいを出すので信頼性がないということ。香瑩という名前は、父の李大人の名付けによる本名だが、父であることを明かさない決意をした李大人に代わって、獠が身元を引き受ける際に新たに名づけた形となっている。その際は最愛のパートナーの名前から「香」、2人の大切な子供であることから、宝石のように美しく大切なものという意味で「瑩」と説明した。初期はクールな性格であり、幼少のころから殺し屋として教育された。ナイフで髪を切ったり、花に水を遣る意味が理解できなかったり、おしゃれを変装と思い込み着飾るのを拒絶したりなど、一般常識が欠落していた。シティーハンターとして初めての事件では、原因となる人物を狙撃して簡単に解決しようとしたりする。しかし、物語が進むにつれて、移植した香の心臓の影響と、獠や冴子らとのふれあいの中で、徐々に明るい性格になり、周囲と過ごす内に一般常識も身に付ける。しかし、暗殺者特有の気質で、睡眠中も神経は研ぎ澄まされている。7巻の途中からは獠の娘となって2年目を迎え、第2部的な展開となり、獠と共にシティーハンターとして行動する。また、それまでは日本語の喋り方がカタコトだったが(中国人風)、2年目からは一般的な日本人口調で会話するようになった。原作では獠や冴子からは「阿香」(アシャン。シャンちゃんの意味)で呼ばれることが多い(ただしアニメ版では香瑩のまま)。100tハンマーの使い手である。しかし『C.H.』の香と共通なのはそれのみで、コンペイトウ、トラップ、すまき(布団でグルグル巻きにする)、煩悩退散棒などは使わない。


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