エログロナンセンス
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出典がまったく示されていないか不十分です。内容に関する文献や情報源が必要です。(2017年11月)


正確性に疑問が呈されています。(2018年4月)
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エロ・グロ・ナンセンスとは、エロ(エロティック、煽情的)、グロ(グロテスク、怪奇的)、ナンセンス(ばかばかしい)を組み合わせた語で、昭和初期の文化的風潮を示す語である。

1930年(昭和5年)に、それまで使われていた「エロ・グロ」に「ナンセンス」を加えて使われはじめた流行語とされる[1]
概要「アンダーグラウンド (文化)#エログロナンセンス」も参照「阿部定パニック」(1936年5月)。エログロの極み・阿部定に昂奮する巷のナンセンスぶりを新聞各紙が面白おかしく書き立てた

この時期には文字通り、エロ・グロ・ナンセンスをテーマとする本・雑誌・新聞記事・楽曲などがブームとなり、盛んにリリースされた。時代としては、大恐慌が起こった1929年(昭和4年)ごろから、2・26事件が起こった1936年(昭和11年)ごろまでの期間に当たる。

1928年に江戸川乱歩の『陰獣』が雑誌「新青年」に掲載され、@media screen{.mw-parser-output .fix-domain{border-bottom:dashed 1px}}猟奇ブームが巻き起こる[要検証ノート]。同年、夢野久作が『瓶詰の地獄』を発表。『江戸川乱歩全集』が刊行された1932年頃がブームのピークである。夢野久作は1935年に『ドグラ・マグラ』が刊行された後、1936年に死去。同年、江戸川乱歩は『怪人二十面相』で少年向けに転身、戦時体制に突入するとともに旧作は絶版・発禁、さらには断筆に追い込まれ、ブームは終息する。

新聞報道では1936年5月に阿部定事件と言う大ネタがあり、その報道を最後とする。歌謡曲では、1936年3月にリリースされて大ブレイク中の渡辺はま子『忘れちゃいやヨ[2]』が、同年6月に「エロ歌謡」として発禁・回収。同月には国民歌謡の放送が開始され、エログロナンセンスの時代は終わる。

書籍に関しては、戦前の内務省への納本・検閲を通じて発禁とならずに(一部伏字・削除の上で)普通に流通した本の他に、検閲の結果発禁となった発禁本と、納本・検閲を通さず会員制のサークルによる頒布会の形式をとって流通した地下本(アングラ本)があり、それぞれ研究の対象となっている。発禁本は主義者(イスト)の本もあるが、ほとんどはエログロナンセンスの本である。

当時の発禁本については戦後の国立国会図書館に収蔵されているものが、国立国会図書館によって『国立国会図書館所蔵発禁図書目録』としてまとめられているほか、一部は戦後に占領軍に接収されたものが米国議会図書館に収蔵されており、国立国会図書館と米国議会図書館の共同でデジタル化の作業が進められている(たとえ『エロエロ草紙』のようなタイトルでも、現代の基準ではそれほどエロくないので、著作権が満了している限りはデジタル公開できるものが多い)。また、検閲で一部削除されて出版が許可されたものについても『検閲削除処分切取ページ集』としてまとめられている。ただし、日本では戦後に至っても発禁が行われている状況で、国民が国立国会図書館所蔵の発禁図書を閲覧できるようになったの自体がごく最近であるため、まだあまり研究が進んでいない。大滝則忠(第15代国立国会図書館長)らによって発禁本の調査が進められ、2010年代よりインターネット公開が開始されたが、当時の約11,000点以上の発禁本のうち国立国会図書館が所蔵するのは約7,000点規模と推測されており、後は個人の蔵書に頼ることになる[3]

発禁となったために結果として地下本として流通されることになった作品とは違い、最初から地下本として流通されるために制作された作品は、国立国会図書館に収蔵されておらず研究者が自力で発掘する必要がある上に、官憲の追及を避けるために発行者や発行年すら不明の物も多く、地下本の世界についてはよく解っていない。城市郎が2011年に明治大学に寄贈した、7000点に及ぶ「城市郎コレクション」が特筆すべきコレクションで、研究者による解読を待っている。

エログロナンセンスのムーブメントを担った大手出版社としては、「新青年」の博文館や、「江戸川乱歩全集」の平凡社などがある。戦後に平凡社自身によって、サブカルチャーの文脈で再評価されており、「太陽」「別冊太陽」レーベルで江戸川乱歩や地下本の特集などが組まれている。「太陽」の記事や著作などを通して、戦後にエログロナンセンス時代を再評価した、紀田順一郎荒俣宏らの功績は大きい[独自研究?]。
発禁

大日本帝国で出版されるすべての出版物は内務省警保局によって検閲が行われ、エロ・グロ・ナンセンスをテーマとする本は出版法に基づいて、雑誌や新聞は新聞紙法に基づいて、即座に発売禁止処分となった。


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