エレメンタリー_ホームズ&ワトソン_in_NY
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「エレメンタリー」はアメリカテレビドラマについて説明しているこの項目へ転送されています。英単語の意味(「初歩の」「基本の」など)については「wikt:elementary」をご覧ください。

エレメンタリー

別名Elementary(原題)
ジャンル犯罪
ミステリ
ドラマ
原作アーサー・コナン・ドイル
原案ロバート・ドハティ(英語版)
出演者ジョニー・リー・ミラー
ルーシー・リュー
エイダン・クイン
ジョン・マイケル・ヒル(英語版)
作曲ショーン・キャラリー(英語版)
国・地域 アメリカ合衆国
言語英語
シーズン数7
話数154(各話リスト)
各話の長さ43-46分
製作
製作総指揮ロバート・ドハティ
カール・ベヴァリー
サラ・ティンバーマン
クレイグ・スウィーニー
ジョン・コールズ(英語版)
プロデューサーAlysse Bezahler
撮影地ニューヨーク州ニューヨーク
撮影監督ネルソン・クラッグ
編集ジョー・ホベック
製作CBSテレビジョン・スタジオズ(英語版)
Timberman/Beverly Productions
Hill of Beans Productions

放送
放送チャンネルCBS
放送期間2012年9月27日 (2012-09-27) - 2019年8月15日 (2019-8-15)
公式ウェブサイト
日本での放送
放送チャンネルWOWOW
放送期間2013年10月12日 (2013-10-12) - 2020年4月9日 (2020-4-9)
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『エレメンタリー ホームズ&ワトソン in NY』(エレメンタリー ホームズ アンド ワトソン イン ニューヨーク、Elementary)は、アメリカ合衆国CBSで2012年9月27日[1]から2019年8月15日まで放送されたテレビドラマである。アーサー・コナン・ドイルが生み出したキャラクターであるシャーロック・ホームズを主人公としており、舞台をイギリスロンドンから現代のアメリカ合衆国のニューヨークに置き換えている。ホームズをジョニー・リー・ミラージョーン・ワトソン医師ルーシー・リューが演じる。本作により、初の女性版ジョン・H・ワトスンが誕生する事となった[2]

なお原題の「ELEMENTARY」は、シャーロック・ホームズを初めて舞台で演じた俳優であるウィリアム・ジレットの名台詞、「Elementary, my dear Watson. (初歩的なことだよ、ワトソン君)」から付けられている[2]

2012年10月23日にCBSはフルシーズンの製作を決定し[3]、同年11月15日に残りのエピソードが発注された[4]。2013年3月27日には第2シーズンの放送が決定[5]、同年9月26日より放送開始。2018年12月、第7シーズンでの完結が発表された[6]

本来、シーズン6をハーフシーズンで終了する予定だったが、動画配信により8千万ドルの臨時収入があったことから、シーズンの更新が決定。シーズン6は急遽フルシーズンとなり、シーズン7がハーフシーズンで終了した。

日本では2013年10月12日からWOWOWで毎週土曜22:00に第1シーズンが放送された(字幕版は翌週土曜11:00。再放送は翌週月曜22:00)。シーズン2は同じくWOWOWで2014年10月9日から毎週木曜22:00(字幕版は翌日の金曜23:00)に放送された。またCSスーパー!ドラマTVでも2015年1月15日より第1シーズンの放送が開始された[2]テレビ東京でも『ランチチャンネル』枠に於いて2015年7月17日から8月25日まで第1シーズンを、2017年12月15日から2018年1月29日まで第2シーズンをそれぞれ放送。
ストーリー

かつてスコットランドヤード(ロンドン警視庁)の顧問をしていたが、薬物依存のリハビリのためアメリカ合衆国ニューヨークに移住したホームズ。リハビリ施設を出所後、彼はニューヨーク市警の顧問となり、凶悪犯罪の捜査に協力することとなる。そこにホームズの父親からの命を受けて、薬物依存からの離脱者の付添人として派遣されてきたのが、元外科医のジョーン・ワトソンだった。

彼らは6週間の共同生活をスタートさせ、ホームズはその鋭い観察眼と天才的な推理力、及びワトソンの医学的知識やなにげない助言、2人のぶつかり合う会話から手がかりを得て、数々の難事件を解決していく。
登場人物
メイン
シャーロック・ホームズ (Sherlock Holmes)
演 - ジョニー・リー・ミラー、日本語吹替 - 三木眞一郎並外れた観察眼と類い希なる推理力、超人的な記憶力を持つ名探偵。ロンドンではスコットランドヤードを手伝う顧問(正式な雇用関係にはなく、ホームズが自発的に無償で捜査に関わっていただけだったので、本人はその役割を「顧問」と表現している。)だったが、薬物依存症に陥ったため父親によって米国の施設に送られた。施設を出た後は、スコットランドヤード時代の仲間であるニューヨーク市警グレッグソン警部のもとで捜査に協力することになる。難解事件の解決に心血を注いでおり、地道なものから突飛なものまで、あらゆる手法を用いて事件を解決へと導く。事件解決を第一とするが故に、そのためなら多少のモラル違反なども意に介さない。時には警察顧問の権限を超えた軽犯罪じみた手段に訴え出ることもあり、その型破りな捜査はワトソンやグレッグソン警部、ベル刑事らを度々悩ませている。また、何でも暴く癖の為か、「自分への嘘」を嫌っており、気遣いから来るものでも容赦なく嫌悪する(他人事には興味がないので、捜査に関しない限りは他人間での嘘はスルーする)。その独特の推理法は、本人曰く「演繹的推理法」であるとのこと。性格は大変な自信家で、何かと自らの傑出した能力を誇示したがる。彼にとって凡人であるところの他人への配慮などというものは一切持ち合わせておらず、常に不遜で尊大且つ非常識な態度をとる事から、どこへ行っても変人扱いされる。但し、何度も世話になったグレッグソン警部の事だけは尊敬していると述べており、また話が進んでいくにつれて、ワトソンに対しても多少は尊重するようになっていく。また、そう言った捜査法で逆恨みを買い、自分を庇ったベル刑事はその後遺症で現場から外されてしまう。更に、ホームズも自身の過ちを理解しつつもプライドが受け止められずにベル刑事の神経を逆撫でしてしまい、一時は関係を悪化させ、ホームズもその罪悪感を処理できずに荒れてしまう。父親(モーランド・ホームズ)は、少なくともニューヨークに5つのアパートを所有している資産家。多忙な仕事に就き、多数の助手を雇っている事などから、それなりに地位のあるビジネスマンであるらしい事が窺える。シャーロック自身には収入がないため、金銭面では全て父親に頼って暮らしている。が、父子関係は良好とは言えず、互いに顔を合わせる事はまずない。父親は金銭面以外で息子に親身になってやった事はないらしく、またシャーロックも父親を全く信用していない(シーズン1第3話において、「親父に6歳で寄宿学校に入れられた」とシャーロックは言及している)。ピッキング掏摸もお手の物で、捜査依頼がない時は、ありとあらゆる種類の手錠や錠前を使い自宅で専らピッキングの鍛錬に勤しんでいる。趣味は屋上での養蜂。
ジョーン・ワトソン (Dr. Joan Watson)
演 - ルーシー・リュー、日本語吹替 - 田中敦子知性あふれる元心臓外科医で、ある手術に失敗し患者を死なせたことで自ら医学界を去り、元麻薬依存者の回復をサポートする「付添人」の職に就いた。シャーロックの父親に雇われ、付添人として6週間の共同生活を行う契約で、シャーロックと行動を共にする事になった。付添人の存在を煙たがる彼とは何かと口論が絶えず、そして頻繁に突飛な行動に出る彼に日々手を焼かされるが、次第に信頼関係を築き、友情すら育むように。元一流外科医ならではの医学知識は、時に捜査の武器になる。当初は殺人現場のおぞましさに戸惑いを見せていたが、シャーロックに同行して仕方なく捜査に参加するうち、犯罪捜査への興味と素質を見せるようになる。真面目で、正義感と責任感が強く、事件解決のためには如何に突飛といえどもシャーロックへの協力を(最終的には)惜しまない。付添人としての契約が切れた後も彼を心配し、契約が延長されたふりをして付添人を無償で続けていた。が、後にその事実を知ったシャーロックからの提案を受け、正式に助手となる(シーズン1第16話)。その後、探偵として独立するが、パートナーシップは継続している。中国名は雲静宜(シーズン6第2話)。趣味はジョギング
トーマス・グレッグソン警部 (Captain Thomas Gregson)
演 - エイダン・クイン、日本語吹替 - 堀内賢雄ニューヨーク市警の警部。


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