この項目では、ウルトラ怪獣について説明しています。その他の用法については「エレキング (曖昧さ回避)」をご覧ください。
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エレキング
ウルトラシリーズのキャラクター
初登場『ウルトラセブン』第3話
作者成田亨(デザイン)
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エレキングは特撮テレビドラマ『ウルトラセブン』をはじめとする「ウルトラシリーズ」にたびたび登場する架空の怪獣。別名は宇宙怪獣だが、作品によって異なる別名も用いられる。 黄色地に黒いまだら模様の体色、胴体より長大な尾、そして目の部分の回転するレーダー状の三日月形の角が特徴。『ウルトラセブン』を代表する怪獣の1体であり[1]、2007年に同作品の放送40周年を記念して行われた『ウルトラセブン大賞』では、「最も印象に残ったセブンの敵」として最優秀怪獣賞を受賞している[2]。 体色の色彩の設定は本来「白地に黒」であり、納品時[3]を経てミクラスとの対決時まではこの色であるが、ウルトラセブンとの対決時には「黄色地に黒」に変化する[注釈 1]。本放送当時は後者で認識されており、後年の作品に登場する際も長らく「黄色地に黒」となっていた。ビデオなどの普及によって本放送当時の映像が容易に見られるようになった1980年代後半ごろから見直されるようになり、スーパーファミコン版『ウルトラセブン』の発売時には、テレビCM用に「白地に黒」という当初の設定に沿った着ぐるみが新造された。それ以降、意図的な場合を除いて「黄色地に黒」という色彩は用いられていない。 かつては「身長:85メートル」と記述された書籍もあった[5][6]が、最大身長は厳密には尾を含めた全長を表す。『ウルトラマンマックス』第2話放送後のミニコーナー「マックスボックス」で示されたデータでは、身長53メートル(最大)、体重25,000トン(最大)とされていたが、これは第2次怪獣ブーム時に大伴昌司によって設定されたものである。 デザインは成田亨による[7]。モチーフは特にない「動物的な抽象的フォルム」とされ、目や口なども意識しない形状となっている[7]。レーダーの目や半透明パーツの口など、生物の記号を排している[8]。 名前は「エレキテル」と「キング」をかけ合わせて命名されたものである。 幻冬舎の書籍『21世紀ウルトラマン宣言』によれば、エレキングはピット星人によって品種改良された淡水魚と草食動物の合成生物であり、幼体が前者の、成体が後者の特徴を色濃く受け継いでいる。地球に現れたエレキングは侵略行為に利用されるほか、何らかの理由で凶暴化しているが、本来の姿は宇宙の微生物や植物を主食とするおとなしい動物であることが記述されている[9]。また、同書籍には2本の角がレーダーを果たしているという特徴がゼットンと似ている理由について、異種交配されたエレキングのレーダーがゼットンへ受け継がれたことも記述されている[10]。 諸元エレキング
概要
『ウルトラセブン』に登場するエレキング
ELEKING[出典 1]
EREKING[13]
別名宇宙怪獣
身長
53 m[出典 2]
85 m[5][6]