エルムステークス
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エルムステークス
開催国
日本
主催者日本中央競馬会
競馬場札幌競馬場
創設1996年9月7日
2023年の情報
距離ダート1700m
格付けGIII
賞金1着賞金3800万円

出走条件サラ系3歳以上(国際)(指定)
負担重量別定(#競走条件を参照)
出典[1][2][3]
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エルムステークスは、日本中央競馬会 (JRA) が札幌競馬場で施行する中央競馬重賞競走GIII)である。

競走名の「エルム」はニレ科ニレ属の植物の総称で、日本では特に北日本に多く、街路樹などとして用いられているハルニレを英名から「エルム」と呼んでいる[4]

正賞は札幌馬主協会会長賞、地方競馬全国協会理事長賞[1]
概要

1996年に、ダート路線(ダートグレード競走)整備の一環として創設された重賞競走[5][6]。当初の名称は「シーサイドステークス」だったが、1997年より、施行場が函館競馬場から札幌競馬場に変更された際、名称も「エルムステークス」に変更[5]して現在に至る(函館・札幌の開催順が逆転したことによる)。

2009年より国際競走に指定され、外国馬の出走も可能になった。創設時から2011年までは9月、北海道シリーズが短縮された2012年以降は原則8月に開催されるが、2014年のみ7月に開催された。
競走条件

以下の内容は、2023年現在のもの[1][2][7]

出走資格:サラ系3歳以上、未出走馬および未勝利馬を除く

JRA所属馬

地方競馬所属馬(3頭まで)

外国調教馬(優先出走)

負担重量:別定

3歳53kg、4歳以上56kg、牝馬2kg減

2022年8月6日以降のGI競走(牝馬限定競走を除く)1着馬3kg増、牝馬限定GI競走またはGII競走(牝馬限定競走を除く)1着馬2kg増、牝馬限定GII競走またはGIII競走(牝馬限定競走を除く)1着馬1kg増

2022年8月5日以前のGI競走(牝馬限定競走を除く)1着馬2kg増、牝馬限定GI競走またはGII競走(牝馬限定競走を除く)1着馬1kg増(2歳時の成績を除く)

賞金

2023年の1着賞金は3800万円で、以下2着1500万円、3着950万円、4着570万円、5着380万円[1][2]
歴史

1996年 - 「シーサイドステークス」が4歳(現3歳)以上の競走馬による重賞競走として創設、函館競馬場のダート1700mで施行(当初、地方所属馬の出走枠は4頭まで)
[6]

1997年

施行場を札幌競馬場に変更[5]

名称を「エルムステークス」に変更[5]


2007年 - 日本のパートI国昇格に伴い、格付表記をJpnIIIに変更[6]

2009年

国際競走に変更され、外国調教馬は8頭まで出走可能となる[6]

格付表記をGIII(国際格付)に変更[6]

地方所属馬の出走枠が4頭から3頭に縮小[6]

この年のみ新潟競馬場のダート1800mで施行。


2010年 - 外国調教馬の出走枠が8頭から7頭に縮小[6]

2015年 - 施行日を1回2日目から1回6日目に変更[8]

2017年 - 出走可能頭数を14頭に拡大[9]

2020年 - 新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、「無観客競馬」として実施[10]

2021年 - 東京オリンピックの男女マラソン及び競歩が札幌市で開催されることに伴う開催日程の調整により函館競馬場で施行。

歴代優勝馬

コース種別の記載がない距離は、ダートコースを表す。

優勝馬の馬齢は、2000年以前も現行表記に揃えている。

競走名は第1回が「シーサイドステークス」、第2回以降は「エルムステークス」。

回数施行日競馬場距離優勝馬性齢タイム優勝騎手管理調教師馬主
第1回1996年9月7日函館1700m
キョウトシチー牡51:45.3菊沢隆徳中尾謙太郎(株)友駿ホースクラブ
第2回1997年9月6日札幌1700mバトルライン牡41:43.6武豊松田博資(有)社台レースホース
第3回1998年9月12日札幌1700mタイキシャーロック牡61:43.7横山典弘土田稔(有)大樹ファーム
第4回1999年9月11日札幌1700mニホンピロジュピタ牡41:43.9小林徹弥目野哲也小林百太郎
第5回2000年9月2日札幌1700mシンコウスプレンダ牡61:42.8横山典弘古賀史生安田修
第6回2001年9月1日札幌1700mエンゲルグレーセ牡41:43.4岡部幸雄新関力三島武
第7回2002年8月31日札幌1700mプリエミネンス牝51:43.6柴田善臣伊藤圭三(有)グランド牧場
第8回2003年9月6日札幌1700mアドマイヤドン牡41:43.8安藤勝己松田博資近藤利一
第9回2004年9月4日札幌1700mパーソナルラッシュ牡31:43.2藤田伸二山内研二深見富朗
第10回2005年9月3日札幌1700mパーソナルラッシュ牡41:44.9藤田伸二山内研二深見富朗
第11回2006年9月18日札幌1700mヒシアトラス牡61:43.0横山典弘中野隆良阿部雅一郎
第12回2007年9月17日札幌1700mメイショウトウコン牡51:43.3池添謙一安田伊佐夫松本好雄
第13回2008年9月13日札幌1700mフェラーリピサ牡41:42.9岩田康誠白井寿昭市川義美
第14回2009年9月21日新潟1800mマチカネニホンバレ牡41:51.1北村宏司藤沢和雄細川益男


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