エルドフリームニル(Eldhrimnir)は、北欧神話に出てくる大きな鍋のことである。名前の意味は「火で煤けたもの」である[1]。この鍋を使って、料理しても夕方には元に戻るイノシシのセーフリームニルの肉を料理する。
『スノッリのエッダ』第一部『ギュルヴィたぶらかし』には、次のような事が書いてある[2]。
セーフリームニルの肉はどんなにたくさんの人(エインヘリャル)がヴァルハラにいても食い尽くされることはない。毎日料理をしても、夕方にはまた元に戻る。
セーフリームニルの肉を煮るのはエルドフリームニルという鍋である。
このことは『古エッダ』の『グリームニルの歌』第18聯にも書いてある。
脚注[脚注の使い方]^ 『エッダ 古代北欧歌謡集』59頁。
^ 『エッダ 古代北欧歌謡集』255頁。
参考文献
V.G.ネッケル他編『エッダ 古代北欧歌謡集』谷口幸男訳、新潮社、1973年。
関連項目
セーフリームニル
アンドフリームニル
エインヘリャル
表
話
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オーズ
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ノート
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