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出典検索?: "エラム語"
エラム語
話される国エラム帝国 (消滅)
地域中東
消滅時期紀元前4世紀ごろ
言語系統孤立した言語
表記体系エラム文字
言語コード
ISO 639-2elx
ISO 639-3elx
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エラム帝国の版図(赤)
エラム語(エラムご)は系統不明の言語で、古代のエラム帝国で紀元前2800年頃から紀元前550年頃に使われ、紀元前6世紀から紀元前4世紀にかけてペルシア帝国の公用語であった。最後のエラム語の文字による記録はアレクサンドロス大王によるアケメネス朝の征服の頃に残されている。現在は死語になっている。 数世紀をかけて、3種類のエラム文字が相次いで発展してきた。現在はどの文字も使われていない。 原エラム文字はエラム文字のなかで最も古い。紀元前2900年頃にエラムの首都スサで使われたものが最古の記録である。原エラム文字は初期のシュメール文字から発達したと考えられている。原エラム文字には約1,000の文字種があり、一部は表意文字であると考えられている。原エラム文字はまだ解読されていないため、この文字がエラム語を表していたのか、他の言語を表していたのかは不明である。字形は縦長のひし形(ダイヤ型)やアスタリスク、垂直線、垂直線に三角形を追加した形状など幾何学図形から成り立っている。 エラム線文字
エラム文字
エラム語楔形文字は紀元前2500年頃から紀元前331年にかけて使用された。これはアッカド語の楔形文字を借用したものである。エラム楔形文字は約130文字からなり、他の楔形に比べるとはるかに文字数が少ない。 語順はSOV型である。エラム語の文法は二重格 (double case, Suffixaufnahme) と呼ばれる名詞の格の一致を有する。 エラム語は膠着語であり、その近隣で話されていたセム語族やインドヨーロッパ語族の言語とは近縁関係にない。エラム語はシュメール語と姉妹語であると主張する人もいるが否定の声が根強い。ロバート・コールドウェルは1913年にベヒストゥーン碑文のエラム語とドラヴィダ語との比較を行い、フェルディナンド・ボルクは1924年にエラム語が現在インドで話されているドラヴィダ語系のブラーフーイー語と関係があるとの説を提唱し、これらの説を継承したデイビッド・マカルピンは言語学的分析を行なっている(エラム・ドラヴィダ語族を参照のこと)[1]。またドラヴィダ語族とウラル語族の間には文法の著しい類似性が存在するため、ウラル語族をエラム・ドラヴィダ語族の姉妹群として位置付けする説もある。
文法
言語の形態論上の分類
脚注^ David McAlpin, "Toward Proto-Elamo-Dravidian", Language vol. 50 no. 1 (1974)に「The first, by Caldwell([1913]1961:65-7),compared Dravidian with the Elamite of the Behistun inscription as part of a general comparison of Dravidian and 'Scythian' languages. The second, by Bork(1925:82-3), compared Elamite with Brahui」と記載している
関連項目
ベヒストゥン碑文
歴
世界の語族
孤立した言語を含む。
※主要分布地域に掲載(他地域にも分布している場合あり)
アフリカ
コイサン諸語
ジュー・ホアン語族
ツウ語族
コエ・クワディ語族
サンダウェ語
ハヅァ語
ナイル・サハラ語族
ニジェール・コンゴ語族
バンギメ語
シャボ語
ジャラー語
ラール語
アフロ・アジア語族
(参考:アフリカの言語)
ユーラシア西部
インド・ヨーロッパ語族
コーカサス諸語
カルトヴェリ語族
北西コーカサス語族
北東コーカサス語族
バスク語
エトルリア語†
エラム語†
シュメール語†
フルリ・ウラルトゥ語族†
ユーラシア北部
ウラル語族
アルタイ諸語
チュルク語族
モンゴル語族
ツングース語族
古アジア諸語
エニセイ語族
ニヴフ語
ユカギール語族
チュクチ・カムチャツカ語族
ユーラシア東部
シナ・チベット語族
ミャオ・ヤオ語族