エラス・ヴェローナFC
原語表記Hellas Verona Football Club S.p.A.
愛称Mastini(マスティフ)
Scaligeri(スカーラ家)
Butei(ヴェネト語で少年たち)
クラブカラー 黄色
青
創設年1903年
所属リーグセリエA
所属ディビジョン1部(2023-24)
昨季リーグ順位18位(2022-23)
ホームタウン ヴェローナ
ホームスタジアム
マルカントニオ・ベンテゴディ
収容人数39,211
代表者 マウリツィオ・セッティ(イタリア語版)
監督 マルコ・バローニ
公式サイト ⇒公式サイト
ホームカラーアウェイカラー
■テンプレート(■ノート)■サッカークラブPJ
エラス・ヴェローナ・フットボール・クラブ(Hellas Verona Football Club S.p.A.)は、イタリア・ヴェネト州ヴェローナを本拠地とするサッカークラブである。2019-20シーズンからはセリエAに在籍している。 1903年、地元の高校教諭であるコッルボーロ教諭の呼びかけでクラブ創設[1]。教諭の担当教科がギリシア語だったため、ギリシャを意味する「Hellas」がクラブ名に採用された[2]。セリエA初昇格は1957年でクラブ創設から半世紀以上かかり、決して強豪クラブではなかったが、「ヴェローナ」と呼ぶ場合このクラブを指すことが多く地元一番のクラブであった[2]。「ミラクル・キエーヴォ」以後、キエーヴォの知名度が上がっているが、地元の人気では歴史的にエラスが圧倒している[3]。サポーターは熱狂的だが、問題を起こすことも多い[4][5][6]。 1984-85シーズンに1度セリエA優勝を果たしている古豪。オズヴァルド・バニョーリ監督の指揮下、エルケーア・ラルセン、ブリーゲル、11得点を挙げたジュゼッペ・ガルデリシらを擁し、セリエA初優勝を果たした[7]。これはイタリア北東部のクラブで初めてのスクデット獲得である[8]。 ヴェローナは14世紀ごろまでスカーラ家
歴史
ACキエーヴォ・ヴェローナとのダービーマッチはスカーラ家にちなみ、デルビー・デッラ・スカーラとも呼ばれる[10]。初対戦は1994年12月10日で[8]、セリエBでは異例の3万人弱の入場客があった[11]。
2000年代後半はセリエC降格を経験するなど苦しい時期を味わうも、2019-20シーズンにセリエAに再度昇格すると9位、10位、9位と3シーズン連続でトップハーフフィニッシュを果たす好調な成績を収めた[12]。
しかし、ジョバンニ・シメオネ、ジャンルカ・カプラーリ、ニコロ・カザーレら主力選手がチームを去ると、2022-23シーズンはリーグ戦でわずか7勝しか掲げられず、最終順位も18位と低迷した。18位という成績は例年であればセリエB降格であったが、スペツィア・カルチョもヴェローナと同じ最終勝ち点31で17位に位置していた。それにより、このシーズンより導入された新レギュレーション(降格圏をまたぐ順位で複数チームが最終勝ち点で並んだ場合、得失点差などのその他の成績にかかわらずプレーオフで降格チームを決めるレギュレーション)によって降格か否かは残留プレーオフに持ち越された。