この項目では、ローリング・ストーンズののアルバムについて説明しています。ローリング・ストーンズの曲については「エモーショナル・レスキュー (曲)」をご覧ください。
『エモーショナル・レスキュー』
ローリング・ストーンズ の スタジオ・アルバム
リリース1980年6月23日 (1980-06-23)
録音
1979年1月18日 ? 2月12日 (1979-01-18 ? 1979-02-12)
1979年6月10日 ? 10月19日 (1979-06-10 ? 1979-10-19)
1979年11月 (1979-11) ? 12月
ジャンルロック
時間41分15秒
レーベル
Rolling Stones
EMI(オリジナル盤)
CBS UK→Virgin→Polydor(リイシュー盤)
Atlantic(オリジナル盤)
Columbia→Virgin→Interscope(リイシュー盤)
東芝EMI(オリジナル盤)
CBS/SONY→Sony Records→EMIJ/Virgin→Universal Int'l(リイシュー盤)
プロデュースグリマー・ツインズ
専門評論家によるレビュー
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ローリング・ストーンズ アルバム 年表
女たち
(1978年)エモーショナル・レスキュー
(1980年)サッキング・イン・ザ・70s
(1981年)
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『エモーショナル・レスキュー』 (Emotional Rescue) は、1980年に発売されたローリング・ストーンズのオリジナルアルバム。全英、全米共に1位を記録[1][2]。 前作『女たち』の成功を受け、前作で試みたディスコ・サウンドをさらに進化させ、レゲエやダブへもアプローチしたことから実験的作品と見なされる。レコーディングは、『女たち』リリースから間もない1978年8月より、ロサンゼルスのRCAスタジオから始まった。同年10月のキース・リチャーズの前年に起こしたトロントでのドラッグ事件の裁判をはさみ、1979年1月からバハマ、ナッソーのコンパス・ポイント・スタジオに移りセッションを再開。4月よりロン・ウッドのソロアルバム『ギミ・サム・ネック』のリリースと、ウッドとリチャーズによるバンド、ニュー・バーバリアンズのツアーをはさみ、6月から7月まで同地でセッションを続けた。7月下旬からパリのパテ・マルコーニ・スタジオに移動し、10月までに録音を完了した。その後、10月下旬からニューヨーク、エレクトリック・レディ・スタジオでオーバーダブとミキシングを行い、12月までには完成した。リリースは1980年初頭の予定であったが、歌手のクロディーヌ・ロンジェが起こした愛人殺害事件を歌った「クロディーヌ」(前作『女たち』からのアウトテイク)の収録に関してアトランティック・レコードともめ、リリースが半年遅れることとなった[3]。以降「クロディーヌ」はストーンズファンの間では最も有名な未発表曲となり、2011年リリースの『女たち』デラックス・エディションで初めて公式発表された。 前作はリチャーズが終身刑に処されるかも知れないという緊張感の下で製作されていたが、本作ではその心配がなくなったこともあってか、共同プロデューサーのクリス・キムジーによれば、非常にのんびりした雰囲気の中で製作が行われたという[4]。
解説