エモリー大学
大学設置/創立1836年
学校種別私立
設置者ジョン・エモリー
本部所在地ジョージア州ディカーブ郡
学生数12,756、14,915
学部ー
研究科ー
ウェブサイト ⇒http://www.emory.edu/
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エモリー大学(英語: Emory University)は、ジョージア州ディカーブ郡に本部を置くアメリカ合衆国の私立大学。1836年創立、1836年大学設置。大学の略称はEagles。 私立メソジスト系の研究型総合大学である。4700校以上もある米国の大学で概ね10位から20位(過去最高位9位)に位置する最難関名門大学の一つである。特に、ネル・ホッジソン・ウッドラフ看護学部
概要
The Emory Wheel発表によると同校の合格率13%[1]で、これは他名門校(ウィリアム・アンド・メアリー大学 34.5%、ボストン大学 25%、オックスフォード大学 17.5%、東京大学 34.2%)と比較しても競争率の高さが窺える。
エモリー大学は教育の質の高さと故に隠れたアイビーリーグ(ヒドゥン・アイビー)または新しいアイビーリーグ( ⇒ニュー・アイビー)として米国で紹介される事が多い。テキサス州ヒューストンのライス大学やテネシー州ナッシュビルのヴァンダービルト大学などと並んで、「南部のアイビー」という異名を持つ。
医学部、病院および付属研究機関が大学の主要な部分を占めており、エモリー大学病院(Emory University Hospital)や、アメリカ国立がん研究所の指定施設であるがん研究所(Winship Cancer Institute)がある。また、世界でも有数の疫学研究機関として知られるアメリカ疾病予防管理センター(CDC, Center of Disease Control and Prevention)が隣接し、疫学研究の全米における一大拠点となっている。近年では、エモリー大学、ジョージア工科大学、北京大学(中国)の三校が協力し、Biomedical Engineering Ph.D. Program(医用生体工学 Ph.D. プログラム)を発足しており、同分野の発展が期待されている。
エモリー大学は古くから優秀な経済学・商学関係の生徒を輩出しており、一大商業都市であるアトランタを中心に全米での評価が非常に高い。こういった背景が影響しているため、エモリー大学卒業生は投資銀行を中心とした金融業界やコンサルティング・ファームとの繋がりが強いという特徴を持つ。 第39代アメリカ合衆国大統領 ジミー・カーター の母校であることで名高いため、政策経済などといった分野においても連邦政府機関の職員が教授として講義するなど関係が深い。
また、社会科学系の学部も近年米国でのITの発展に伴い、計算機科学などの理系分野との関係が密接になりつつある。特に言語学においては、人工知能/機械学習分野においての自然言語処理の研究で同校は ⇒Emory NLP(Natural Language Processing)というプロジェクトで力を入れている。
なお、2017年3月13日に開催された全米討論委員会主催(American Debate Association/ADA)の全国ディベート大会( ⇒ADA National Championship)で同校はトップランカーであったハーバード大学をその座から引きずり下ろした。[2]同大会は全米の名門28校が参戦する世界の注目するディベート大会であり、ウェイクフォレスト大学やヴァンダービルト大学なども優秀な生徒達を送り込んでいる。エモリー大学がハーバード大学を打ち負かしたことでさらに話題となり、同校が全米大学序列を再び揺るがすのではないのかと言われている。