株式会社エポック社
EPOCH COMPANY, LTD.種類株式会社
本社所在地 日本
〒111-8618
東京都台東区駒形二丁目2番2号
設立1958年(昭和33年)5月6日
業種その他製品
法人番号8010501001471
株式会社エポック社(エポックしゃ、英: EPOCH COMPANY, LTD.)は、東京都台東区に本社を置く日本の玩具メーカー。1958年(昭和33年)創業。 野球盤などボードゲームのメーカーとして知られている、中堅の玩具製造販売会社。 テレビCM第一号タレントは、当時読売巨人軍の主力打者だった長嶋茂雄だった。また喜劇俳優の大村崑がCMキャラクターを務めた時代もあった。 ヨーロッパのドールハウスを参考にして現代風にアレンジした女の子向けの「シルバニアファミリー」が、同社初の女玩でヒット商品である。 他に、トレーディングカードやカプセルトイ、ジグソーパズルも、この会社の主力商品になっている。ジグソーパズルは現在1ピースの大きさが約半分の「パズルの達人」シリーズを展開し、上級者向けにアピールし、ヒット商品になった。かつては、家庭用テレビゲーム機カセットビジョン、ゲームポケコンを開発、発売していた。また、Atari 2600の輸入販売も行われていた。 ドラえもんのメインスポンサーを第2作1期時代から永きに亘り務めていることでも知られ、かつてはテレビゲーム用ソフトを多く制作していた。 「マンガ家がデザインした本棚に収まるサイズのボードゲーム」をコンセプトに1977年から1980年までシリーズ化。当初は「マンガ家が考えた」を売りにしており、その内容も「矢口高雄→釣りキチ三平→釣りゲーム」という分かりやすいのもあれば、「石森章太郎→多羅尾伴内(漫画を執筆した事がある)→モンタージュゲーム」という分かりづらいのもあった。そこで「楳図かずおのまことちゃんゲーム」からはキャラクター路線製品を平行発売、また「ミッキーマウスの大冒険ゲーム」は唯一のディズニーアニメからの登場となった。 パッケージは当初黒を主体とし、上部のフック掛け部分に製品名を記載していたが、「赤塚不二夫の駅前タクシーゲーム」からパッケージ正面に製品名、フック掛け部には「まんがゲーム」をそれぞれ記載、そしてパッケージは回替わりの配色となった。 鈴木銀一郎・黒田幸弘のレックカンパニーがゲームデザインを行いエポック社が1981年から1990年ごろまで30作品を販売した ウォー・シミュレーションゲーム。生産終了後は国際通信社「コマンドマガジン日本版」の付録ゲームとして再録されたが、その後2009年からは鈴木銀一郎の協力により同社から2009年から一部ラインナップが「ジャパンウォーゲームクラシック」のシリーズ名で改訂再版されている。 ワールドウォーゲームシリーズの購買層よりも低年齢層を狙ったエポック社の開発チームが担当した電子仕掛け満載のウォー・シミュレーションゲーム。全12作。 1980年に発売
事業概要
沿革
1958年(昭和33年)5月 : 前田竹虎(初代社長)を含む3名の出資によって設立。設立時の資本金は100万円。野球盤を発売。
1960年(昭和35年): エポック工業を栃木県下都賀郡壬生町「おもちゃのまち」に竣工、稼働[要出典]。
1967年(昭和42年): 魚雷戦ゲームを発売。
1969年(昭和44年): 年商20億円を達成[2]。
1975年(昭和50年): 日本初の家庭用テレビゲーム機「テレビテニス」を発売。
1980年(昭和55年): テレビベーダーを発売。メカノを真似た玩具デルタックス
1981年(昭和56年): カセットビジョン、ワールドウォーゲームシリーズを発売。
1983年(昭和58年): 松本光男が2代目社長に、前田竹虎が会長に就任。カセットビジョンJr.を発売。
1984年(昭和59年): スーパーカセットビジョンを発売。
1985年(昭和60年): 同社初の女児向け玩具シルバニアファミリーと、ゲームポケコンを発売。エポック社から日本玩具に出向していた浮洲博(元.エポック社取締役)を呼び戻し3代目社長に就任。
1989年(昭和64年/平成元年): ファミコン野球盤でソフトメーカーとしてファミリーコンピュータへ参入。
1991年(平成3年): バーコードバトラーを発売。
1995年(平成7年): 前田道裕(創業者の長男)が4代目社長に就任(現社長)。本社のロゴがリニューアル。
1996年(平成8年): MTECHを発売。
1997年(平成9年): 創業者の前田竹虎が死去。日本玩具協会が最高功労栄誉賞を贈る。
2001年(平成13年): ミニモータートレインを発売。
2002年(平成14年): モンスターメーカーのトレーディングカードゲーム「MMTCGリザレクション」を発売。
2005年(平成17年): ドラえもんのトレーディングカードゲーム「ドラベンチャー」を発売。
2006年(平成18年): ドラえもんのひみつ道具を現実化した「ひみつ道具空気砲」を発売。
2008年(平成20年): 50周年を迎える。
2015年(平成27年): シルバニアファミリー誕生30周年。同社初の新機能を搭載した「野球盤3D」を発売。
2018年(平成30年): 60周年を迎える。財務体質改善と会計スピード化を目的として関連会社の財務状況把握と取引先状況を一元化した統合会計システムを新規導入。
かつて発売されていた商品
ゲーム機
テレビゲーム機
カセットTVゲーム(アタリからの輸入販売)
カセットビジョン
スーパーカセットビジョン
カセットビジョンJr.
テレビベーダー
テレビ野球ゲーム
テレビブロック
テレビテニス
携帯用ゲーム機
ポケットデジコムシリーズ
ゲームポケコン
バーコードバトラー
EL-SPIRITSシリーズ
エポックまんがゲームシリーズ
矢口高雄の釣りゲーム
横山光輝の競馬ゲーム
永井豪のサッカーゲーム
藤子不二雄のゴルフゲーム
川崎のぼるの相撲ゲーム
ちばてつやの野球ゲーム
望月三起也のサーキットゲーム
石森章太郎のモンタージュゲーム
赤塚不二夫の駅前タクシーゲーム
さいとう・たかをのスパイ暗号解読ゲーム
水森亜土のまいごのペットゲーム
里中満智子の舞踏会ゲーム
吉田まゆみのるんるん学園ゲーム
楳図かずおのまことちゃんゲーム
山上たつひこのがきデカゲーム
水島新司の香川対ドカベンゲーム
大和和紀のスチュワーデスゲーム
手塚治虫のSF未来世界ゲーム
鴨川つばめのマカロニほうれん荘ゲーム
板本こうこ
ミッキーマウスの大冒険ゲーム
望月あきらのゆうひが丘の総理大臣ゲーム
庄司陽子の生徒諸君!ゲーム
柳沢きみおの青春カップルゲーム
本宮ひろ志のさわやか万太郎ゲーム
横田幸子の占い相性診断ゲーム
永井豪の凄ノ王超能力ゲーム
ワールドウォーゲームシリーズ
独ソ電撃戦
日露戦争
砂漠の狐
バルジ大作戦
関ヶ原
史上最大の作戦
ドイツ戦車軍団[3]
日本機動部隊[4]
スターリングラード
装甲擲弾兵(1983年)
戦国大名
マレー電撃戦
朝鮮戦争[注 1]
東部戦線(装甲擲弾兵II)
孫子
バトル オブ ブリテン
シミュレーション入門1
失われた勝利
三国志演義
大空のサムライ
三国志演義エキスパンションキット
武田騎馬軍団
神々の戦い
騎士十字章
銀河帝国の興亡
ルール・ザ・ワールド
戦国大名エキスパンションキット
魔法帝国の興亡
三国志演義II
シミュレーション入門 2
シミュレーションゲームシリーズ
超人ロック
パワーベースボール
パワーベースボールエキスパンションキット
EWEシリーズ(エポック ウォーゲーム エレクトロニクス)
日本海大海戦
バルジ大作戦
決戦関ヶ原
英国の戦い
川中島合戦
史上最大の作戦
大阪夏の陣
ミッドウェー沖海戦
織田鉄砲隊
真珠湾攻撃
決戦壇の浦
ロンメル戦車軍団
プレイヤング シリーズ
No.1 ダービー予想ゲーム(オリジナルゲーム:ルーズユアシャツ)
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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