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PDBオルソログ検索: RCSB
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2X11, 3MX0, 4BK5, 4BKA, 4L0P, 4M4R
識別子
記号 ⇒EFNA5, AF1, EFL5, EPLG7, GLC1M, LERK7, RAGS, ephrin A5
外部IDOMIM: 601535 MGI: ⇒107444 HomoloGene: 1482 GeneCards: EFNA5
遺伝子の位置 (ヒト)
染色体5番染色体 (ヒト)[1]
バンドデータ無し開始点107,376,894 bp[1]
終点107,670,937 bp[1]
遺伝子の位置 (マウス)
染色体17番染色体 (マウス)[2]
バンドデータ無し開始点62,911,179 bp[2]
終点63,188,312 bp[2]
RNA発現パターン
⇒さらなる参照発現データ
遺伝子オントロジー
分子機能? ⇒neurotrophin TRKC receptor binding
? ⇒transmembrane receptor protein tyrosine kinase activator activity
? ⇒neurotrophin TRKA receptor binding
? ⇒ephrin receptor binding
? ⇒chemorepellent activity
? ⇒neurotrophin TRKB receptor binding
? ⇒血漿タンパク結合
細胞の構成要素? ⇒膜
? ⇒細胞膜
? ⇒anchored component of external side of plasma membrane
? ⇒カベオラ
? ⇒anchored component of membrane
? ⇒基底膜
? ⇒接着結合
? ⇒細胞周辺
? ⇒GABA-ergic synapse
生物学的プロセス? ⇒positive regulation of synapse assembly
? ⇒アポトーシス
? ⇒細胞分化
? ⇒regulation of insulin secretion involved in cellular response to glucose stimulus
? ⇒positive regulation of protein phosphorylation
? ⇒negative chemotaxis
? ⇒regulation of actin cytoskeleton organization
? ⇒regulation of GTPase activity
? ⇒ephrin receptor signaling pathway
? ⇒regulation of microtubule cytoskeleton organization
? ⇒positive regulation of collateral sprouting
? ⇒神経系発生
? ⇒多細胞個体の発生
? ⇒regulation of cell-cell adhesion
? ⇒positive regulation of peptidyl-tyrosine phosphorylation
? ⇒regulation of focal adhesion assembly
? ⇒regulation of cell morphogenesis
? ⇒collateral sprouting
? ⇒negative regulation of substrate adhesion-dependent cell spreading
? ⇒retinal ganglion cell axon guidance
? ⇒cellular response to follicle-stimulating hormone stimulus
? ⇒cellular response to forskolin
? ⇒activation of transmembrane receptor protein tyrosine kinase activity
? ⇒軸索誘導
? ⇒synaptic membrane adhesion
出典: ⇒Amigo / QuickGO
オルソログ
種ヒトマウス
Entrez
1946
13640
Ensembl
⇒ENSMUSG00000048915
UniProt
⇒O08543
RefSeq
(mRNA)
NM_001962
NM_010109
NM_207654
RefSeq
(タンパク質)
NP_001953
NP_034239
NP_997537
場所
(UCSC)Chr 5: 107.38 ? 107.67 MbChr 5: 62.91 ? 63.19 Mb
PubMed検索[3][4]
ウィキデータ
閲覧/編集 ヒト閲覧/編集 マウス
エフリンA5(英: ephrin A5)は、ヒトではEFNA5遺伝子にコードされるタンパク質である[5][6][7]。
エフリンA5はエフリンのAサブクラス(エフリンA)に属するGPIアンカータンパク質であり、EphAサブクラスのEph受容体に結合する。また、エフリンA5はEphB2(英語版)に結合することも示されている[8]。 エフリンのユニークな特性の1つは、Eph受容体を発現している細胞へ伝達されるシグナルとは異なるシグナルがエフリンを発現している細胞内へ伝達されるという逆行性シグナル伝達の存在である。エフリンAはGPIアンカーによって細胞膜へ結合しているだけで、エフリンBとは異なり細胞内シグナル伝達ドメインを欠いており、エフリンAによる逆行性シグナル伝達の機構は未解明である。エフリンA5など特定のエフリンAは逆行性シグナル伝達カスケードを開始することが知られており、培養中のマウス脊髄運動ニューロンでは成長円錐の拡大が刺激されることが示されている[9]。エフリンA5による逆行性シグナルはGPI依存的であることが示されており、ホスファチジルイノシトール特異的ホスホリパーゼCによってGPIアンカーを除去することでエフリンA5による成長円錐拡大効果は消失する。EphA受容体は運動ニューロンの成長円錐に対して反対の効果を発揮し、成長円錐の大きさは縮小する。 エフリンA5は成長円錐の生存を促進し、EphAによるシグナルとは反対の効果を発揮すること、そしてこの効果がエフリンA5による逆行性シグナルによって直接媒介されていることは、軸索誘導に対する重要な示唆をもたらす。すなわち、この現象はEphAを発現している移動中の軸索がエフリンA5を発現している細胞を選択的に回避し、そしておそらくエフリンA5の発現が低い細胞へ向かって移動する機構の説明となる[9]。この機構は、レチノトピックマップの形成時に上丘(SC)内の異なる領域へ網膜神経節細胞(RGC)を誘導する機構と同一である。SCの後側領域で高発現しているエフリンA5は、耳側網膜から移動してきたRGCに発現しているEphAへ結合してその成長円錐の崩壊を誘導することで、RGCの後側領域からの反発とエフリンA5の発現の低い前側領域へ向かう移動を引き起こす[10]。
成長円錐の生存における逆行性シグナル伝達
レチノトピックマップの形成