エニグマ_(暗号機)
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出典は列挙するだけでなく、脚注などを用いてどの記述の情報源であるかを明記してください。記事の信頼性向上にご協力をお願いいたします。(2015年9月)
エニグマのロゴ

エニグマ (Enigma) とは、第二次世界大戦ナチス・ドイツが用いたローター式暗号機である。幾つかの型がある。暗号機によって作成される暗号も広義にはエニグマと呼ばれる。名称はギリシア語に由来し、「謎」を意味する。エニグマ暗号機

エニグマ暗号機は、1918年ドイツの発明家アルトゥール・シェルビウスによって発明された電気機械式暗号機械で、1925年にはドイツ軍が正式に採用。続いてドイツ政府や国営鉄道なども採用し、3万台以上を販売した。暗号方式は換字式であり、詳しくは順変多表式である。エニグマはM-209(英語版)と同様な反転暗号となり、暗号文を同じ鍵で再暗号化すると平文が得られる特徴がある。

大戦中の1939年に、イギリスアラン・チューリングらによってエニグマの解読に成功したが、その事実は徹底して極秘事項とされ、ドイツ軍は終戦までエニグマを使用し続けた。
構造

手前にキーボードがあり、その奥にランプボード(表示盤)、一番奥には3枚のローター(暗号円盤)が入っていて、ローターの初期状態を設定できるようにホイールの端が出ている。ローターの左にはリフレクター(反転ローター)がつけられている。キーボードの手前にはプラグボードが格納されている。

上蓋の内側の下にプラグコードが格納されている。

キーボードで平文(ひらぶん)の一文字を打ち込むと、ランプボードの一つが点灯して暗号文の一文字が得られる。暗号文を復号する際も、同様にキーボードで暗号文を打ち込むとランプボードが点灯して平文が得られる。内部のローター

暗号化・復号のは、いくつかあるローターのうちどの3枚を使うかの組み合わせと、ローターをセットする順序、ローターの目盛りの初期位置、およびプラグボード配線である。

内部のローターは、中の配線が暗号化機(スクランブラー)になっている。打ち込んだ文字は3枚のローターを通って変換され、反転ローターでもう一度3枚のローターを逆方向に通って再度変換されて出力される。

1文字暗号化する毎にローターが一目盛り回転し、回路が変更されるので、同じ文字を打ち込んでも前回とは別の文字に変換される。端のローターが1回転すると隣のローターが一目盛り回転するので回路の組み合わせは膨大な数になる。これは異なる換字表を1文字ごとに使っていくことと同じである。
ローターの構造ローターの構造
刻み付リング, ロータが一回転したときにラッチ機構を通して隣のローターを一目盛り回転させる

"A"の場所を示すドット印, 操作者がローターを組み立てるときに使う

アルファベットが刻まれたリング, 文字ではなく数字がついているリングもある

端子板

端子板とピン端子を接続するワイヤ;このワイヤの接続が換字表を実現している部分である

スプリング付ピン端子

スプリング付リング, アルファベットリングの位置を変更するのに使う; リバー上のピンがアルファベットリングの側面の穴に入るようになっている

ハブ, 中心軸を通す

Finger wheel, ローターの初期位置を手動でセットするのに使う

ラッチ機構

エニグマ換字の原理

ドイツ陸軍用I型のエニグマ暗号機は理論上3つの換字要素、ローター、反転ローターおよびプラグボードから構成されている。
ローター

A - Zのアルファベットによる多表式暗号であれば、多表の数は理論上26! = 403,291,461,126,605,635,584,000,000 通り得られる。もしローターの代わりにプラグボードを利用すればこの多表全てを所望の順番で変更利用できるが、1文字を暗号化する度にプラグの差し替えが必要であり実用性に乏しい。


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