エドガー・ライス・バローズ
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エドガー・ライス・バローズ

誕生1875年9月1日
アメリカイリノイ州
死没1950年3月19日
アメリカ・カリフォルニア州
職業小説家
国籍 アメリカ合衆国
活動期間1911年 - 1944年
ジャンルSF小説冒険小説
代表作火星シリーズ
ターザン・シリーズ
ペルシダー・シリーズ
デビュー作火星のプリンセス
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エドガー・ライス・バローズ(Edgar Rice Burroughs, 1875年9月1日 - 1950年3月19日)はアメリカ小説家。「エドガー・ライス・バロウズ」(ハヤカワ文庫SF[1])、「E・R・バローズ」(創元推理文庫[2])の表記もある。頭文字で単にERBとも書かれる。
概略

代表作はSF小説『火星のプリンセス』を始めとする火星シリーズと、ターザン・シリーズなどの冒険小説ペルシダー・シリーズなどの秘境探検小説で、これらは「(バローズの)3大シリーズ」と呼ばれ、創作活動の初期から終期まで継続して書き継がれた(金星シリーズを含めた場合は4大シリーズ)。火星シリーズや金星シリーズは惑星冒険もの剣と惑星もの、ペルシダーシリーズはロストワールドものにも該当し、それらの代表であるが、しかし最初の作品ではない。

作風としては、恋に彩られた冒険ものが多く、SF小説の多くがそれに当てはまる。ハードSFは「月からの侵略」(月シリーズの第2部)などごく少数に留まる。
生涯と著作
1875年9月1日
アメリカ合衆国イリノイ州シカゴで誕生。4人兄弟の末子。父は工場経営者で、元大尉(旧北軍に所属)。軍人気質であり、厳しい性格だった[3]
少年期
父の指示により、軍人養成学校に入学するが、退学する。ウエストポイント陸軍士官学校へも入学できず、軍人になる事を諦める。父の会社の事務員、騎兵隊員、会計係などの職を転々とする[4]。最終学歴はミシガン・ミリタリー・アカデミー(軍事教育を重視する私立高等学校)。卒業後、第7騎兵隊に入隊し、アリゾナ州フォート・グラントに配属された[5]
1900年
10年の交際を経て[4]、エマ・ハルバートと結婚する。この時期、鉱山師、鉄道保安官、速記屋、セールスマンなどに転職。広告代理店などの事業も行ったが、全て長続きしていない[4]
1911年
オール・ストーリーズ・マガジン社に送った小説原稿『デジャー・ソリス、火星のプリンセス』(Dejah Thoris, Princess of Mars)の前半がトーマス・ニューウェル・メトカーフに気に入られ、採用となる。
1912年
2月から6月にかけて、「オール・ストーリー」に処女作『火星の月の下で』(Under the Moons of Mars、後に『火星のプリンセス』と改題)が連載される。原稿料は400ドル[6]。第2作『トーンの無法者』 (The Outlaw of Torn 未訳)を書き上げるが、雑誌社に掲載を断られる。この作品は13世紀のイギリスを舞台にした歴史小説でアクションシーンも多い。なお、グレイストーク卿(ターザンの先祖)が登場するシーンがある[7][8]。10月、第3作『類猿人ターザン』(ターザン・シリーズの第1作)掲載。原稿料は700ドル、とバローズは記憶している[9]
1913年
2月、父が死亡。13日後、第3子が誕生[10]。『ターザンの復讐』(シリーズ第2作)が、オール・ストーリーに掲載を断られる。ライバル誌のニュー・ストーリーに売り込み、1000ドルで採用され、6月号から掲載される(全7回)[10]。これをきっかけに、人気大衆小説家としての地位を確立し、貧困生活から脱出[10]。以後、精力的に創作活動に従事する。
1914年
初の単行本である『類猿人ターザン』が刊行。
時期不明
第一次世界大戦1914年-1918年)に陸軍少佐として応召[11]
1916年?1924年
火星シリーズ、ターザン・シリーズなどで成功するも、「荒唐無稽な話しか書けない」と批判される。恋愛小説、現代小説を手がける(#未訳)が、売れ行きは芳しくなく、以後は冒険小説・SF小説に絞る[12]
1917年
火星のプリンセス』出版。単行本としては5冊目に当たる。カリフォルニア州サンフェルナンド谷に土地を購入、豪邸を建ててランチョ・ターザナと命名。後にバローズを称え、この土地は正式にターザナと命名された[13]
1930年
『火星の秘密兵器』がブルー・ブック・マガジンに掲載。火星シリーズ、ターザン・シリーズ、ペルシダー・シリーズ他の諸作品で流行作家として地位が確立しており、原稿料は8000ドル(処女作の20倍)に跳ね上がった[14]
1935年
最初の妻と離婚[13]
1939年
ハワイを訪れるようになり、以後、何度も足を運ぶ[13]
1941年
2番目の妻と離婚[13]真珠湾攻撃を目撃[15]


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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