エドガータウン_(マサチューセッツ州)
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エドガータウン

Edgartown
旧鯨教会
デュークス郡内の位置(赤)
.mw-parser-output .geo-default,.mw-parser-output .geo-dms,.mw-parser-output .geo-dec{display:inline}.mw-parser-output .geo-nondefault,.mw-parser-output .geo-multi-punct,.mw-parser-output .geo-inline-hidden{display:none}.mw-parser-output .longitude,.mw-parser-output .latitude{white-space:nowrap}北緯41度23分20秒 西経70度30分50秒 / 北緯41.38889度 西経70.51389度 / 41.38889; -70.51389座標: 北緯41度23分20秒 西経70度30分50秒 / 北緯41.38889度 西経70.51389度 / 41.38889; -70.51389
アメリカ合衆国
 マサチューセッツ州
デュークス郡
入植1642年
法人化1671年
政府
 ? 種別公開タウンミーティング
面積
 ? 合計122.7 mi2 (317.9 km2)
 ? 陸地27.0 mi2 (69.9 km2)
 ? 水域95.8 mi2 (248.0 km2)
標高17 ft (5 m)
人口(2020年)[1]
 ? 合計5,168人
 ? 密度42人/mi2 (16人/km2)
等時帯UTC-5 (東部標準時)
 ? 夏時間UTC-4 (東部夏時間)
郵便番号02539
市外局番508 / 774
FIPS code25-21150
GNIS feature ID0619441
ウェブサイト ⇒www.edgartown-ma.us

エドガータウン(: Edgartown)は、アメリカ合衆国マサチューセッツ州の町。デュークス郡郡庁所在地である[2]。人口は5,168人(2020年)で、郡内最大である。マーサズ・ヴィニヤード島に位置している。
歴史「チャッピー・フェリー」、チャパキディック島に渡る渡し船

1642年、トマス・メイヒュー・ジュニア牧師の父トマス・メイヒューがマーサズ・ヴィニヤード島の土地を購入した後、牧師が植民地を開くために一群の家族を率いて島に渡った。当初は「グレート・ハーバー」と呼ばれていたこの地が1671年に「エドガータウン」として法人化され、ティスベリーと共に島で最初の2町の1つとなった。町の名はイングランドジェームズ2世の息子エドガーに因んで名付けたものだったが、エドガーは1671年に満3歳で夭折した。

メイヒュー牧師はエドガータウンに入植した後で、プロテスタントを広めるための最初の教会組織を作る仕事を始めた。近くに住んでいたハイアクームズという名のワンパノアグインディアンが、インディアン社会の中に教会を設立する共同事業者となった。

1800年代、エドガータウンは捕鯨産業の主要港として知られた。世界中の船がその待避所のある港に入って来た。船長たちは家族のために大きな邸宅を建て、その最上階には「未亡人の歩道」と呼ぶ港を見下ろす部屋を作った。船長の妻たちはこの小さな部屋から何か月も海を眺め、夫を載せて帰って来る船の帆が見えることを期待しているという伝説ができた。「未亡人の歩道」がこの目的のために造られ通常に使われたという証拠はほとんど、あるいは全くない。それは住居の煙突の周りに造られることが多く、煙突が火事になった場合に住人が砂を落として火事の延焼を防ぐために容易に煙突に近づける道を作っていた[3][4]

捕鯨産業から得られる油の代替品が安価に得られるようになると、捕鯨産業は衰退を始めた。20世紀の初めまでに捕鯨を通じて一時代を作ったこの小さな町の運命も終わった。今日のエドガータウンは観光で知られる。1969年にテッド・ケネディチャパキディック事件が起きたチャパキディック島も近い。
観光エドガータウン港灯台。島にある5つの灯台の1つ。港の開口部に位置し、ハーバービュー・インに隣接する地域にノースウォーター通りを北に歩くと見られる中心街にあるクジラの尾の彫刻

エドガータウンは古い捕鯨港だったが、現在は夏の保養地と観光地になっており、捕鯨船の船長や前世紀の著名人が建てた多くの家屋が並んでいる。過去25年間で人口が増加し、これら古い家屋を一斉に改装する時代となった。港に沿ったウォーター通りはこれら多くの「船長の家」が並ぶ所であり、通りの両側にある。町は歴史的建造物の大改装を奨励もしてきた。その動きの中で、18世紀の大きな捕鯨教会が芸能センターに転換され、隣接するダニエル・フィッシャー邸が様々な社交的機能に使われている。町の建築物と言う観光資源に加えて、徒歩や自転車で容易に動き回ることのできる町は、観光客を惹きつけている。

エドガータウンはスティーヴン・スピルバーグ監督の1975年のヒット映画『ジョーズ』の舞台になったアミティの町の撮影に使われた。映画に写されている多くの目印や建物が今も町で見られる。

ウォーター通り北端にあるエドガータウン港灯台が港の入り口である。この港は大きく、エドガータウンの北側にあるそこそこの大きさの水路から入ることになる。港の南にカタマ湾が開き、さらに南の大西洋に面したところはチャパキディック島の南が砂州でエドガータウンに繋がれることがある。この砂州は2007年の嵐のときには切れていた。これが切れた時にはカタマ湾とエドガータウン港の流れが3ノット (5.6 km/h) ほどになる。砂州があることで大小の船を多く係留できることになる。港には大型の帆船やモーターボートが入ることができるが、大型船舶やヨットは港の外に停泊する。

サウスビーチはマーサズ・ヴィニヤード島の東端にあるエドガータウンから西端のアクィナまで全長にわたってのびる海浜である。エドガータウンの中心からは約2.5マイル (4 km) にある。そこは大きな観光地となっており、エドガータウンでは駐車場も豊富であり、一般に公開されている。


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