エスパル(S-PAL)は、仙台ターミナルビル株式会社が運営するショッピング施設。「S-PAL」の由来は、英語で「S」(STATION=駅)と「PAL」(友達)を合わせた造語で、「駅の友達」という意味。南東北地方でJR東日本の駅ビルを運営している。 東北新幹線開業(1982年)に合わせた仙台駅の新駅舎完成(1977年)の翌1978年に開店した仙台店が最初の店舗である。周辺には百貨店の仙台十字屋(現在はLABI仙台)および、丸光(のちエマルシェ運営のさくら野百貨店仙台店となり、2017年2月に経営破綻)、GMS(大型スーパー)のエンドーチェーン仙台駅前店(現在はEBeanS)とダイエー仙台店(現在はイオン仙台店)、1982年には専門店ビルのams西武(現在は仙台ロフト)が開店するなど、仙台駅前での大型店集積が進んだ。 2003年 - 2004年に南東北の代表駅の駅ビル運営会社各社を仙台ターミナルビルが吸収合併したことに伴い、ブランド名が統一され、当初運営していた仙台駅に加え山形駅・福島駅・郡山駅の駅ビルをS-PALブランドとして運営している。 その後、仙台パルコなどの進出および仙台・宮城デスティネーションキャンペーンに備えて、S-PAL II(エスパル・ツー)が2008年6月18日に開業。さらにエスパル仙台東館が2016年3月18日、エスパルいわきが2023年1月15日に開業し、現在は7店舗となっている。
概要
運営店舗
S-PAL仙台本館(仙台駅)
「エスパル仙台」を参照
S-PAL山形(山形駅)
規模:地上5階。店舗面積5,682m2、店舗数77店舗。
主なテナント:レトロガール、スタディオクリップ、SUIT SELECT、ファブリックジャム、チュチュアンナ、新星堂、BIC Apple製品修理カウンター、英会話イーオン、マツモトキヨシ、ファンケル、ロッテリア、スターバックスなど
S-PAL福島(福島駅)
規模:地上5階。店舗面積7,881m2、店舗数86店舗。5Fはホールになっている。
主なテナント:ローリーズファーム、レトロガール、RIO、シネマクラブ、SUIT SELECT、ファブリックジャム、アニメイト、無印良品、アースミュージック&エコロジー、ジュピター、ロッテリア、マツモトキヨシ、ドトールコーヒー、ヴィドフランス、そば処丸松、らーめん粋家など
S-PAL郡山(郡山駅)
規模:地上3階。店舗面積6,600m2、店舗数63店舗。
主なテナント:ローリーズファーム、レトロガール、無印良品、アースミュージック&エコロジー、イーストボーイ、イッツデモ、ハニーズ、Perfect Suit FActory、ファブリックジャム、niko and...、ヴィドフランス、ファンケル、オルビス、マツモトキヨシ、ロッテリア、タリーズコーヒー、カルディコーヒーファームなど
S-PAL II
「エスパル仙台#S-PAL II」を参照
S-PAL 仙台東館
「エスパル仙台#S-PAL仙台東館」を参照
S-PALいわき(いわき駅)
規模:地上3階。店舗面積2,700m2、店舗数12店舗。
主なテナント:大川魚店、ホップジャパンTaproomいわき、ハワイアンズキッチン マハロア、なの花ドラッグいわき、仙臺たんや利久、ニューデイズ、タリーズコーヒー、モノバス、三万石、いわきチョコレート、コンタクトのアイシティ、えきポレ眼科クリニックなど
沿革
1978年(昭和53年)3月18日 - S-PAL仙台(エスパルせんだい、旧:ショッピング部門エスパル)が営業開始。
1982年(昭和57年)7月15日 - サンシティ郡山(サンシティこおりやま)が営業開始。
1988年(昭和63年)6月10日 - 福島ルミネ(ふくしまルミネ)が営業開始[1]。
1993年(平成5年)11月27日 - メトロプラザ山形(メトロプラザやまがた)が営業開始。
2004年(平成16年)
3月6日 - サンシティ郡山がS-PAL郡山(エスパルこおりやま)に改称。
3月20日 - 福島ルミネがS-PAL福島(エスパルふくしま)に改称。
10月1日 - メトロプラザ山形がS-PAL山形(エスパルやまがた)に改称。
2008年(平成20年)6月18日 - S-PAL II(エスパル・ツー)が営業開始。
2016年(平成28年)3月18日 - S-PAL仙台東館(エスパルせんだいひがしかん)が営業開始[2]。これに伴い、従来のS-PAL仙台はS-PAL仙台本館(エスパルせんだいほんかん)を呼称する。東館開業と同時に現ロゴの使用を開始。
2017年(平成29年)
2月16日 - JREポイントの導入を開始。
6月1日 - S-PAL仙台東館が増床オープン[3][4]。
2023年(令和5年)1月15日 - S-PALいわき(エスパルいわき)が営業開始。
脚注[脚注の使い方]^ “「福島ルミネ」あす開業”. 交通新聞 (交通新聞社): p. 1. (1988年6月9日)
^ “ ⇒<仙台駅>東西自由通路と「東館」オープン”. 河北新報 (2016年3月18日). 2016年3月21日閲覧。
^ 『 ⇒エスパル仙台東館がもっと便利に! 2017年6月1日(木)12:00 増床OPEN』(プレスリリース)仙台ターミナルビル株式会社、2017年3月22日。 ⇒http://www.s-pal.jp/wp-content/uploads/2017/03/seo201703press.pdf。2017年6月3日閲覧。
^ ⇒“<エスパル>成城石井など17店オープン”. 河北新報. (2017年6月2日). ⇒http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201706/20170602_12004.html 2017年6月3日閲覧。
関連項目