エスター_(映画)
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エスター
Orphan(孤児)
監督
ジャウム・コレット=セラ
脚本デヴィッド・レスリー・ジョンソン
原案アレックス・メイス
製作ジョエル・シルバー
スーザン・ダウニー
ジェニファー・デイヴィソン・キローラン
レオナルド・ディカプリオ
製作総指揮スティーヴ・リチャーズ
ドン・カーモディ
マイケル・アイルランド
出演者ヴェラ・ファーミガ
ピーター・サースガード
イザベル・ファーマン
音楽ジョン・オットマン
撮影ジェフ・カッター
編集ティム・アルヴァーソン
製作会社ダーク・キャッスル・エンターテインメント
アッピアン・ウェイ・プロダクションズ
配給 ワーナー・ブラザース
公開 2009年7月24日
2009年10月10日
上映時間123分
製作国 アメリカ合衆国
言語英語
アメリカ手話
興行収入 $77,912,251[1]
次作エスター ファースト・キル
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『エスター』(原題:Orphan 孤児)は、2009年アメリカ合衆国ホラー映画。監督はジャウム・コレット=セラ、出演はヴェラ・ファーミガイザベル・ファーマンなど。R15+指定

ある家族に養子として引き取られた美少女エスターが巻き起こす惨劇を描いている[2]。北米では2009年7月24日に公開され、日本では2009年10月10日に公開された。原題の『Orphan』は「孤児」という意味。

公開から13年後の2022年に、前日譚を描く続編『エスター ファースト・キル』の制作が発表された[3]
ストーリー

かつて3人目の子供を流産したケイト・コールマンは、家族との幸せな日々を送りながらも心の傷が癒える事はなかった。状況を改善するため、彼女とその夫ジョンは孤児院を訪ね、エスターという9歳の少女を養子として引き取る。エスターは少々変わっているがしっかり者で落ち着いており、すぐに手話を覚えて難聴を患う義妹マックスとも仲良くなる。一方で、義兄ダニエルはエスターのことを歓迎していなかった。

共に暮らし始めると、エスターは謎のこだわりや習慣を持っていることが明らかになっていく。加えて、ダニエルが傷つけてしまい苦しんでいるを石で叩き潰すなど、不気味で攻撃的な一面も見せ始めた。

ある晩、エスターにジョンとの性行為を見られたケイトは、彼女に行為の意味を「愛を表現しあう」と説明するが、エスターからは冷たく「知ってる、ファックでしょ」と返され、彼女に不信感を抱く。弾けないと言っていたピアノを完璧に弾くエスターを見たケイトはさらに不信感を募らせるが、エスターを信じるジョンはケイトに反発し、2人は口論になってしまう。

そんな中、夫妻のもとに孤児院からシスター・アビゲイルが訪ねてくる。彼女曰く、エスターが以前いた学校では喧嘩や泥棒騒ぎ、事故の現場には必ずエスターの姿があり、彼女が住んでいた家と家主である親類も放火によって失われたのだという。3人の会話を聞いていたエスターは、ジョンの書斎からツリーハウスの鍵やハンマー、拳銃を盗み出すとマックスを連れ出て先回りし、帰路につくシスター・アビゲイルの車の前にマックスを突き飛ばす。シスター・アビゲイルは間一髪のところでマックスを避け事なきを得るが、彼女に駆け寄ったところを背後からエスターにハンマーで殴り殺されてしまう。エスターはマックスを共犯者にして死体を隠蔽すると、ツリーハウスに証拠を隠していく。その様子を目撃したダニエルも彼女に脅され、子供達はエスターに逆らえなくなる。

夫妻はエスターを馴染みのカウンセラーのもとに連れて行くが、彼女と話したカウンセラーはケイトにこそ問題があると指摘してきた。エスターの強かさを知ったケイトは独自に調べた結果、エスターには人格障害があると確信し、彼女がロシアにいた頃の情報を問い合わせるが、そんな情報はないと返答されてしまう。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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