エジプト軍
総人員
徴兵制度徴兵期間:1?3年間
適用年齢:18?49歳
適齢総数:18,347,560人(2005年)
実務総数:15,540,234人(2005年)
財政
予算25億ドル(2006年)+13億ドル(米国軍事支援)
軍費/GDP3.1%(2006年)
関連項目
歴史リスト
ギリシャ独立戦争
第一次エジプト・トルコ戦争
第二次エジプト・トルコ戦争
シリア戦争
ウラービー革命
マフディー戦争
第二次エジプト=イギリス戦争
エジプト軍(エジプトぐん、阿: ??? ???)は、エジプト・アラブ共和国の軍隊。
正規軍はエジプト陸軍、エジプト海軍、エジプト空軍、エジプト防空軍で構成されており、2010年11月見積もりの総兵力は468,500人。予備役479,000人[1]。アフリカ大陸における最大の軍隊である。
正規軍以外にも内務省が管轄する中央治安部隊(英語版)(325,000人)、国境警備隊(12,000人)、国防省が管轄する共和国防衛隊(英語版)[2][3]、60,000人)などの準軍事組織が存在している。
軍総司令官は大統領が務めるが、現在は国防・軍需大臣シドゥキー・ソブヒー陸軍大将が兼任、参謀総長は、マフムード・ヒガーズィー陸軍中将。 エジプトはアフリカや中東の軍事大国の一つであり、イスラエルにも匹敵する軍事力を備えている。また、アラブ諸国では唯一偵察衛星を保有する国家でもある。北大西洋条約機構(NATO)の参加国ではないが、強力な戦略的パートナーであり、地中海対話にも参加している。財政面でもアメリカ合衆国の援助に大きく依存するため、アメリカの強い影響下に置かれている。 20世紀後半には、中東戦争でイスラエルと何度も激しく戦った。2010年代後半においてもエジプト国民の反イスラエル感情は強いが、両国の間に位置するシナイ半島で活動するイスラム過激派組織「ISシナイ州」に対する掃討作戦で、イスラエル空軍機がエジプト領内を爆撃したり、エジプト空軍機がイスラエル領空を通過したりする協力関係にある[4]。 軍の装備はアメリカ、フランス、イタリア、イギリス、旧ソ連、および中華人民共和国等のもので構成されている。元々装備は旧共産圏製で占められていたが、イスラエルとの和解後はアメリカなど西側諸国製の装備が主流になりつつある。 エジプト軍は政治や経済、社会に大きな影響力を有している。共和制エジプトの歴代大統領6人(2018年時点)のうち、ムハンマド・ナギーブからアブドルファッターフ・アッ=シーシーまでの4人が軍出身。シーシー政権下では27県のうち17県で元軍人が知事を務める。エジプト軍は兵士を動員して農場などを営んでいる[5]ほか、建設業などで国防省が出資する企業が多数ある。エジプトの国内総生産(GDP)のうち、軍関連の経済活動が占める比率は約4割に達するとの推計もある[6]。 エジプト陸軍
概要
エジプト陸軍湾岸戦争に参加したM60A3戦車とその乗員
近年は、旧共産圏製の旧式化した装備から、アメリカを中心とする西側製の近代的な装備へと更新を進めている。
戦車に関してはM1エイブラムス 1005両、M60パットン 1435両、T-62 550両、T-54/T-55 500両、ラムセス2世 260両など4000両近い数を保有している。
エジプト憲兵(en:Military Police)は陸軍に属す。エジプト軍憲兵
エジプト海軍アキテーヌ級駆逐艦タヒヤ・ミスル(2016年撮影)
エジプト海軍(Egyptian Navy)は18,500人の兵力を有するエジプトの海軍。
エジプト軍内での規模はあまり大きくないものの、アフリカや中東では最大規模の海軍である。地中海と紅海の両方に部隊が配備されているが、戦力の大部分は地中海に回されている。