エジプト・ポンド
???? ???? (エジプト・アラビア語)
最高額面の200ポンド紙幣
ISO 4217
コードEGP
中央銀行エジプト中央銀行
ウェブサイト ⇒www.cbe.org.eg
公式
使用国・地域 エジプト
非公式使用
国・地域 ガザ地区
インフレ率13.5% (August 2018)
補助単位
.mw-parser-output .frac{white-space:nowrap}.mw-parser-output .frac .num,.mw-parser-output .frac .den{font-size:80%;line-height:0;vertical-align:super}.mw-parser-output .frac .den{vertical-align:sub}.mw-parser-output .sr-only{border:0;clip:rect(0,0,0,0);height:1px;margin:-1px;overflow:hidden;padding:0;position:absolute;width:1px}1⁄100ピアストル
1⁄1,000ミッリーム(????, Mall?m)
通貨記号E£、?.?、L.E.
ピアストルpt.
硬貨25, 50ピアストル
1ポンド
紙幣
広く流通1, 5, 10, 20, 50, 100, 200ポンド
流通は稀25, 50ピアストル
エジプト・ポンドは、エジプト中央銀行が発行し、エジプトで現在使われている通貨。アラビア語ではよくギニー(ギネー)と呼ばれる。単位記号は英語:E£あるいはアラビア語:?.?で、略称はEL、ISOコードではEGPとなる。また補助単位としてピアストル (Piastre=Pt、100Pt=1E£)がある。
2016年11月、エジプト中央銀行は外国為替を変動相場制に移行した。その直前まで1ドル($)=8.8E£に固定されていた為替レートは、中央銀行が誘導目標に設定した1$=13E£に急落[1]。2017年5月時点では1$=18E£台とさらに下落し、物価高騰を招いている[2]。 ピアストル(???, クルシュ、エルシュ) 硬貨は現在、25、50ピアストル、1ポンドが流通している。25、50ピアストルの2種類はメッキ鋼鉄製、1ポンドはバイメタル貨である。 1837年から1900年の間に、1、5パラ*銅貨、10、20パラ、1、5、10、20ピアストル銀貨、5、10、20ピアストル、1ポンド金貨が発行され、1839年には50ピアストル金貨が発行された。 その後銀貨は発行され続け、1853年に10パラ銅貨が発行された。 1862年に再び10パラ銅貨が発行され、翌年1863年に4パラ銅貨と21?2ピアストル銅貨が発行された。 1867年には25ピアストル金貨が発行された。 1885年に新たに?、?、1、2、5ミッリーム青銅貨、1、2、5、10、20ピアストル銀貨が発行された。金貨は実質的には廃止され、わずかに5、10ピアストル金貨が発行された。 1916年から1917年の間に、新たに有孔の?ミッリーム青銅貨、1、2、5、10ミッリーム白銅貨、2、5、10、20ピアストル銀貨が発行され続け、1ポンド金貨が再び発行された。1922年から1923年の間に金貨は20、50ピアストル、1、5ポンドの額面のものも発行された。1924年に1ミッリーム硬貨が青銅から白銅へ置き換わり、他の白銅貨は有孔から無孔のものに変更された。1938年に5、10ミッリーム青銅貨が発行され、1944年には六角形の2ピアストル銀貨も発行された。 1954年から1956年の間に1、5、10ミッリームアルミ青銅貨、5、10、20ピアストル銀貨が発行され、銀貨のサイズは大幅に縮小された。1962年に2ミッリームアルミ青銅貨が発行された。1967年に銀貨は廃止され、5、10ピアストル白銅貨が発行された。 1972年に1、5、10ミッリーム硬貨がアルミニウムからアルミ青銅に変更され、1973年には5、10ミッリームが黄銅貨に変更された。1980年に2ピアストルアルミ青銅貨と20ピアストル白銅貨が発行された。 1992年に5、10ピアストル黄銅貨、続いて1993年に有孔の25ピアストル白銅貨が発行された。 2004年に5ピアストル硬貨のサイズが縮小され、2008年には10、25ピアストル硬貨のサイズが縮小された。 2006年6月1日には、年号が2005年の50ピアストル硬貨と1ポンドバイメタル貨が発行された。2007年には50ピアストル硬貨のサイズが縮小された。 2008年、金額が小さすぎるため、20ピアストル以下の硬貨が流通停止となった。 *1パラ=1/40ピアストル 紙幣は25、50ピアストル、1、5、10、20、50、100、200ポンドが発行されている。 1899年にエジプト国立銀行は50ピアストル、1、5、10、50、100ポンド紙幣を発行した。1916年から1917年の間に25ピアストル紙幣が追加され、政府紙幣の5、10ピアストル紙幣も発行された。この政府紙幣は断続的に発行され、現在は財務省によって発行されている。 1961年、エジプト中央銀行が国立銀行から引き継ぎ、1976年に25、50ピアストル、1、5、10、20ポンド紙幣、1978年に100ポンド紙幣、1993年に50ポンド紙幣、2007年に200ポンド紙幣が発行された[3]。 エジプト紙幣はすべて二か国語で表記されており、表にはアラビア語とインド数字、裏には英語とアラビア数字で表記されている。裏面には古代エジプトのモチーフ(建物、彫像、ヒエログリフ等)、表面にはモスクなどのイスラーム建築がデザインされている。2006年12月、アル=アハラームとアル=アクバールの新聞記事において、200ポンドと500ポンドの紙幣を発行する計画があると述べられていた。2019年現在、200ポンドの紙幣は流通しているが、500ポンドの紙幣を発行する計画はない[4]。 紙幣一覧 現在のEGPの為替レート
補助単位
硬貨
紙幣
画像額面主な配色デザイン
表裏表裏
25ピアストル紫、ペールブルーアッ=サイーダ・アーイシャ・モスクエジプトの国章
50ピアストルブラウン、緑アズハル・モスクラムセス2世
1ポンドブラウン、オレンジスルタン・カーイトバーイ・モスクアブシンベル神殿
5ポンドダークブルー、緑イブン=トゥールーン・モスクナイル川とその恵みの表現
10ポンドブラウン、ピンクアッ=リファーイー・モスクカフラー王の彫像
20ポンド緑ムハンマド・アリー・モスクセソストリス神殿
50ポンド赤茶アブー・ハリバ・モスクエドフ神殿
100ポンド緑、紫スルタン・ハサン・モスクスフィンクス
200ポンドバイオレット、ブラウンカニーベイ・アル・ラーマン・モスク書記座像
為替レート
Google Finance:AUD