地質時代区分
(原生代)顕生代
原生代新原生代エディアカラン
クライオジェニアン
トニアン
中原生代ステニアン
エクタシアン
エクタシアン(Ectasian)は中原生代の2番目の紀。カリミアンの終わりからステニアンの始まりまでの14億?12億年前にあたる。地質学的には中原生代の第二期であり、クラトン上の堆積岩・火山岩の堆積物(Platform cover)がこの時期に拡大し続けたことから、ギリシャ語で「伸展」を意味する ectasis より命名された。日本語名は決定されていないが、中国語での漢字表記では「延展?」(延展紀)となる。
この時期、グレンヴィル造山運動(英語: Grenville orogeny)が始まり多くの山々が作られ、超大陸ロディニアが形成される切っ掛けとなった。当時生まれた山々は今日の大陸上でも見られる。
カナダ・サマーセット島の地層であるHunting Formationは、12億年前、エクタシアン末期の地層である。この地層から発見された真核生物の化石Bangiomorpha pubescens(紅藻の一種)は、知られる中で最古の有性生殖をする生物であり、そのため最初の複雑な多細胞生物とされる。
参考文献
James G. Ogg (2004). ⇒“Status on Divisions of the International Geologic Time Scale.”. Lethaia 37: 183–199. ⇒http://www.stratigraphy.org/precambrian/Ogg_2003.pdf.
関連項目
地質時代 - 先カンブリア時代 - 原生代 - 中原生代
外部リンク
“ ⇒Ectasian Period”. GeoWhen Database. 2006年1月5日閲覧。
仲田崇志 (2009年10月29日). “ ⇒地質年代表”. きまぐれ生物学. 2011年2月15日閲覧。
古原生代
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