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出典検索?: "エクセルシオール級" ? ニュース ・ 書籍 ・ スカラー ・ CiNii ・ J-STAGE ・ NDL ・ dlib.jp ・ ジャパンサーチ ・ TWL(2019年3月)
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この項目では、SFドラマ『スタートレック』シリーズに登場する宇宙船に関する用語について説明しています。その他の用法については「エクセルシオール」をご覧ください。
エクセルシオール級(エクセルシオールきゅう、Excelsior class)は、アメリカ合衆国のSFテレビドラマ『スタートレック』シリーズに登場する宇宙艦隊保有の宇宙船のクラス名のひとつである。日本語版では「エクセルシオ」または「エクセルオール」と翻訳・発音される。excelsiorの意味は「向上心」である[1]。 スタートレック劇中において23世紀末に開発され、24世紀まで現役を維持している非常に優秀な艦級。 劇場版第3作『スタートレックIII ミスター・スポックを探せ!』で、宇宙基地に停泊中の次世代ワープ・ドライブの実験艦U.S.S.エクセルシオールNX-2000として初登場。U.S.S.エンタープライズNCC-1701のコンスティテューション級の後継を担う最新鋭宇宙艦として描かれた。 劇場版第6作『スタートレックVI』では登録番号をNCC-2000と改め、大佐に昇進したヒカル・スールー艦長が指揮する艦として登場。カーク船長のU.S.S.エンタープライズNCC-1701-Aとともに惑星連邦とクリンゴン帝国の同盟締結に尽力する。また劇場版第7作『スタートレック ジェネレーションズ』では、強化型エクセルシオール級U.S.S.エンタープライズ NCC-1701-Bが登場する。 24世紀を舞台とするテレビシリーズ御三家『新スタートレック(TNG)』『スタートレック:ディープ・スペース・ナイン(DS9)』『スタートレック:ヴォイジャー(VOY)』にもエクセルシオール級の艦が度々登場する。時系列的な最終登場は、VOY最終話「道は星雲の彼方へ」で、地球付近に出現したボーグ・スフィアの迎撃のために結集した18隻の連邦艦の中にその姿が見られる。劇場版第10作「ネメシス/S.T.X」では艦影こそ確認できないものの、コンピュータ画面上にエクセルシオール級U.S.S.フッドNCC-42296の船名が表示されている。また運用状態ではないものの、『スタートレック:ピカード』シーズン3の2401年時点で、U.S.S.エクセルシオールNCC-2000が宇宙艦隊ミュージアムに展示されている様子を見ることができる。 『スタートレック:ピカード』では後継のエクセルシオールU級が登場し、『スタートレック:ローワー・デッキ』にはその派生型のオベナ級も就役している。 1番艦のU.S.S.エクセルシオールNX-2000は、従来のワープ・ドライブを超える速度で移動することを目的としたトランスワープドライブの実験艦として建造されたという経緯があるが、結局この試みは成功しなかった。その後U.S.S.エクセルシオールは通常のワープドライブへ換装し、登録番号もNCC-2000に書き換えられ、ヒカル・スールー艦長の指揮の下でベータ宇宙域の調査任務に就く。 トランスワープの実用化は失敗であったものの数々の科学実験で多大な成果が得られており、トランスワープドライブ部分以外の船体設計も非常に優れたものであった。23世紀末の運用開始から80年以上経った2370年代でも、エンジンやコンピュータ等の内装機関を更新しつつ、現役艦として頻繁に用いられている。DS9のドミニオン戦争では大規模な艦隊戦に大量に投入され、VOY第118話「過去に仕掛けられた罠」では、造船所において24世紀後期の最新鋭艦であるアキラ級、イントレピッド級、ギャラクシー級宇宙艦らに混ざって、新規に建造中のエクセルシオール級宇宙艦を見ることができるほどである。対してエクセルシオール級の後継艦級であるはずのアンバサダー級はほとんど見かけることがない。 デザインはILMのビル・ジョージ。船体形状は、基本的にU.S.S.エンタープライズNCC-1701のコンスティテューション級の外観(円盤状の第1船体、その下部に推進部となる円筒状の第2船体が接続し、その側面から伸びるパイロンに2基の円筒状のワープナセルが設置されている)を踏襲したデザインとなっている。歴代エンタープライズの艦級(コンスティテューション級やギャラクシー級)と比較した場合、コンパクトな円盤部と長大なワープナセルが特徴である。ビル・ジョージによれば、「優秀だが杓子定規で面白みのない日本人がエンタープライズをデザインしたらこうなるだろう」というコンセプトによるデザインである[2]。 またデザイナーのジョン・イーブスは、自身のお気に入りであったというエクセルシオール級のフォルムを踏襲しソヴェリン級宇宙艦U.S.S.エンタープライズNCC-1701-Eをデザインした。 U.S.S.エクセルシオールの8年後に進宙した同型艦U.S.S.エンタープライズNCC-1701-Bは、第2船体側面の張り出たバルジ部分や、バサードラムスクープ、インパルスエンジンの追加、ワープナセル後部に突起があるなどマイナーチェンジがされており、俗に「強化型エクセルシオール級」と呼ばれている。強化型エクセルシオール級は他に、U.S.S.ディファイアントNX-74205と交戦したU.S.S.ラコタNCC-42768がある。ラコタは最新型戦闘艦のディファイアントを大いに苦戦させるほど防衛力が強化されており、エクセルシオール級宇宙艦の設計の柔軟性と優秀性を示すこととなった。 『スタートレック:ピカード』第11話「スターゲイザー」に登場。U.S.S.エクセルシオールNCC-42037とU.S.S.ユーリカNCC-42023はエクセルシオールII級とされており、円盤部がソヴェリン級のような縦長の楕円形となり第2船体も拡張されている。これらはソヴェリン級やアキラ級、サザーランド級(ネビュラ級の後継)らと共に、セーガン級(コンステレーション級の後継)U.S.S.スターゲイザーNCC-82893の救援に駆け付けた。 この第11話には、他にもガガーリン級(シェパード級の後継)やリライアント級(ミランダ級の後継)、ロス級(ギャラクシー級の後継)等、旧型宇宙艦のスタイルを踏襲した新型艦が多数登場している。 また『スタートレック:ローワー・デッキ』第20話「初めてのファースト・コンタクト」ではエクセルシオールU級のワープナセルをソヴェリン級のものに換装したオベナ級U.S.S.アルキメデスNCC-83002が、フリーマン艦長の友人ゴメス艦長の指揮する艦として登場している。
概要
経歴
デザイン
強化型エクセルシオール級
エクセルシオールII級
主要登場人物との関わり(23世紀)
U.S.S.エンタープライズNCC-1701を溺愛する機関主任のモンゴメリー・スコット中佐は、エンタープライズの株を奪ったU.S.S.エクセルシオールNX-2000を毛嫌いしており、「バケツのような船」「(開いた穴をふさぐ)ボルトだらけの古バケツ」などの悪態をつく。
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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